名古屋城

Nagoya Zyo


名古屋城・外堀石垣
  名古屋駅より地下鉄桜通り線に乗り、「久屋大通」で、名城線に乗換えて「市役所」駅を下車する。ここから名古屋城東門まで約10分の道程である。堀に沿って、立派な石垣が出来ている。
  名古屋城は外様大名の助役による、所謂天下普請で出来た城だ。家康の命により、普請は加藤清正や福島正則、前田利光等西国の諸大名によって慶長15年(1610年)より築城が開始された。石垣の石の入手から運搬、普請と諸大名が負担した。特に天守閣の石垣は、加藤清正が単独で請け負ったという。
天守閣や諸櫓がほぼ完成したのは慶長17年(1612年)であった。
名古屋城東鉄門
  完成後は、家康の65歳の時の子、9男の徳川義直が尾張藩の初代藩主として入城した。名古屋城は、西国諸大名の防備の要であった。その後、徳川御三家の筆頭尾張徳川家の居城として明治維新まで続いた。
  名古屋城は代表的な平城で、本丸、二の丸、三の丸、西の丸、御深井(おふけ)丸の五つに分かれていた。
   左写真の橋を渡ると、東鉄(ひがしくろがね)門となり、その先の東門を入ると二の丸となる。枡形となった二重の城門となっている。
東鉄門石垣
  二の丸は、将軍の御座所のあったところだ。家康や秀忠は上洛の際、この二の丸に滞在していたが、その後本丸御殿を御成り専用としたため、二の丸が藩主の住居となり、また尾張藩の政務を司る場所となった。
  写真は敵の侵入を防ぐため桝形となっているところである。ここを進み、石垣の前を直角に右に曲がり、さらに左に曲がると東鉄門となっている。
二之丸庭園、東南隅櫓
  写真は二の丸跡である。正面は本丸の東南隅櫓(すみやぐら)である。辰巳櫓とも言われ、西南にある櫓と規模、形が同じであるが、落狭間の破風の形が異なっている。
  この櫓は創建当時の姿を伝えるもので、鬼瓦には徳川家の葵の紋が入っている。国の重要文化財に指定されている。
  また、写真の右手には広大な二の丸庭園が今も残されている。当初は中国風庭園であったが、後に純和風の回遊式庭園となった。この二の丸庭園は、城郭内部にある庭園としては、他に例を見ないほどの規模であった。
名古屋城天守閣
  本丸の北西隅にある、金の鯱(しゃち)で知られた天守閣である。ここに高さ約48m、5層の大天守と2層の小天守閣がある。
  天守の鯱は当時の金の純度の高い慶長小判1940枚(約320kg)を潰して作られたものである。因みに今日現在(2007年8月)、グラム2677円であるから、ざっと計算すると86億円弱となる金額である。
  この涎の出そうな金の鯱は、幾度か盗難にあったようだ。有名な話は、江戸時代盗賊の柿木金助と言うものが、大凧に体を括り付け、夜風を利用して近づき、金の鱗を数枚剥ぎ取ったという。
愛知県体育館
  又、明治4年には番兵の一人が鱗3枚を盗んで処刑されている。さらに、昭和12年には、調査用の足場を利用して、58枚盗んだ泥棒もいたとか。世は変わっても、人の欲の目を狂わす金の鯱である。
  二の丸の一画に、愛知県の立派な体育館が出来ていた。1964年に竣工したもので、コンサートや展示会等にも利用される他、大相撲(7月場所)もここで毎年開催されている。
  地下には温水プールや、常設の相撲場やボクシング場も出来ている立派な体育館である。この2階からも名古屋城の本丸が良く見えた。
大津通り、藤の回廊・名城公園
  東門を出て、北側の堀沿いには藤の回廊が整備されている。いろいろな品種が植えられているとのこと。
  この道を行くと、左手に名古屋城の北側に隣接した広大な名城公園がある。野球場やテニスコート等のスポーツ施設の他、ウォ−キング(ジョギング)コースや、オランダ風車、野外ステージ等もある。また、御深井((おふけ)池もあり、庭園としても整備され、散策にも良いところとなっている。
大津通り
  大津通りを市役所の方に戻る。大津通りとは、外堀に架かる大津橋を通る道である。
  名古屋城は名古屋台地の北端に位置し、古代より交通の要地であった。ここに最初に城を築いたのは、、今川氏親(うじちか、義元の父)で、その後織田信秀、信長の居城となって、当時は那古野(なごや)城と呼ばれていた。その場所が今の二の丸跡付近と言う。
  信長が清洲に移ってからは荒れ放題となっていたが、そこに家康が築城させたのが今の名古屋城である。
三の丸跡、市役所と県庁
  三の丸跡にある市役所(左)と愛知県県庁である。共に辺りを睥睨するような立派な建物で、文化財保護法による国の文化財建造物に登録されている。
  市役所の建物は昭和8年に完成したもので、写真左の塔が高さ53mでランドマークとなっている。また、右側の建物は天守を模した屋根のある愛知県県庁の本庁舎で、昭和13年に完成したものだ。
  三の丸は、徳川家の重臣の屋敷や各種神社のあった処であるが、今はすっかり官庁街となっている。
  
  この後、再び地下鉄で名古屋駅に移動した。



ルート

JR名古屋駅
〜地下鉄桜通線、「久屋大通」乗換え
〜名城線「市役所」下車
〜徒歩 5分、名古屋城東口
〜二の丸、愛知県体育館〜名城公園
〜三の丸、官庁街
〜地下鉄名城線〜JR名古屋駅


駐車場

名古屋城 多数あり


0509/0708
(愛知県名古屋市中区)


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