牟岐〜徳島
Mugi、Tokusima
牟岐 室戸より、牟岐(むぎ)まで土佐浜街道をバスで行く。鉄道は、まだ牟岐までしか開通していない頃である。ここより電車に乗り、阿南経由徳島に向かった。 丁度、四国の太平洋側をぐるっと回ったことなる。瀬戸内海側とは、雰囲気ががらっと変わって、すべてが荒々しい感じがした。 |
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牟岐港 外洋的風土から来る進取の気性にも通じるのかも知れない。「いごっそう」(議論好き、新しいもの好きの土佐人をさす言葉。偏屈、頑固。良く言えば反骨で自尊心が強く自分の信念を曲げない)という言葉を思い出す。 そして、幕末の志士、坂本龍馬、中江兆民、板垣退助、岩崎弥太郎、植木枝盛、牧野富太郎、そして始めて私が揃えた随筆全集の作者寺田寅彦、吉田茂等々を思い浮かべてしまう。 |
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JR牟岐線車窓より 徳島県人のことを「へらこい」と言うそうだ。抜け目の無い、締まり屋と言った意味だそうだ。会社の部下に、徳島出身のK氏がいる。K氏は、どちらかというと、讃岐男(言葉遣いも物静かな優男)の感じがした。 四国は狭い所であるが、育った場所により、性格が大きく違うのは地理的要因の影響が大きいせいかもわからない。それほど、県により違いが顕著な感じがした。 |
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徳島眉山公園 徳島、眉山公園(びざん、276m)は、徳島駅の南西2kmの所にある。山頂よりは市街はもとより、淡路島や紀伊半島、讃岐山脈等が一望できる。 この後、徳島市街で宿を取り、翌日は鳴門に向かった。 |
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ルート 高知(泊)〜JR 後免 〜土佐くろしお鉄道 奈半利 〜バス 室戸岬 〜バス 牟岐 〜牟岐線 徳島(泊) 〜眉山公園〜鳴門 |
四国街道 淡路島北東部の岩屋(淡路町)から南西端の福良(南淡町)までを縦断する古代の本州四国間の官道。今の国道29号線にほぼ相当する由。 土佐浜街道 徳島城下と室戸岬経由で高知城を結ぶ街道。現国道55号とほぼ一致する。古代の官道は、愛媛県川之江と高知を結ぶ土佐北街道で、参勤交代もこの道が使われた。 |
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