鳥取砂丘 鳥取駅からバスで20分くらいで、砂丘の中心地である砂丘センターに着く。ここより、砂丘中央までリフトが出来ている。そこから、とて馬車に乗り換えていくと目の前が、日本一と言われた鳥取砂丘である。 簡単に訪れることが出来るが、我々は、日本の砂漠と言われているこの砂丘を、自分の足で確かめたくて、馬車には乗らず、あちこち歩いてみた。 |
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鳥取砂丘は、鳥取市内を貫流する、千代川(せんだいがわ)の河口両岸に発達した海岸砂丘を言う。日本海に面して、西から、湖山(こやま)砂丘、浜坂砂丘、福部(ふくべ)砂丘の3大砂丘があり、そのほかのいくつかの小砂丘を含めて、砂丘全体の総称として使われている。 東西18km、南北約2kmもあり、結構歩き甲斐のある遊歩道となっている。 |
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浜坂砂丘 砂丘の中で、一番起伏の大きいのが、この浜坂砂丘で、3列あるいは4列の大砂丘(最高約95m)が並行して、雄大なスロープを見せている。風下(手前)の、斜面は急斜面(約35度)となっている。 全国の砂丘で唯一、天然記念物に指定されており、山陰海岸国立公園に属している。 |
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真冬の、正月の2日目というのに、多くの人が訪れていた。 鳥取砂丘は、千代川の運んだ、中国山地の砂が海岸に打ち上げられてできたもので、10万年前からのものとの事であった。 砂丘の底にはすりばちと呼ばれる、オアシスの様な窪地があり、水が湧きだし飲料水や、潅漑用の水として利用されていた。 |
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最後の砂丘列を乗り越えると、日本海である。砂丘の砂は、海岸に近いほど形成の歴史が浅く、新鮮な黄灰色をしているが、内陸部など、風化の度合いが進み、黄色から黄赤色に変わり、大陸の砂漠のような印象を与えていると言うが、生憎の雪化粧のため、皆真っ白であった。 | ||
冬の日本海は、いつものように荒れていた。この先の、湖山砂丘の海岸が、伝説の白兎海岸となっている。 日本砂丘は、このほか金沢の内灘砂丘、新潟砂丘、庄内砂丘、青森の七里長浜砂丘が知られている。太平洋側では浜松の中田島砂丘が知られているが、いずれもスケールが小さい。 充分日本一の砂丘を堪能した後、鳥取駅に戻り、そのまま夜行で東京に戻った。 |
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