湖 北
Kohoku

琵琶湖
  東京より東名高速を走り、米原のインターチェンジを降り塩津街道(国道8号線)を湖北に向かった。この道も、この後、車で何回か走っている。
  そして、この湖岸を並行して走っているJR北陸本線にも、北陸の旅行からの帰途、そして金沢で友人の結婚式出席の時の往路等でこの湖岸を通っている。いずれも、往復を通る事は無く、片道だけであった。周遊コースの一部として利用することが多かった。
  今回は、わざわざその琵琶湖一周をして、比叡山から京都に入ろうとの遠回りのコースを選んだ。大学時代の友人T氏、N氏と、正月休みを利用してのドライブであった。
  湖北(こほく)とは、通常、琵琶湖の北東部の伊香郡、東浅井郡、長浜、坂田郡付近一帯を言う。今は、小谷村と速水(はやみ)村が合併して、湖北町(1955年、町制施行)と命名された町があるので紛らわしい。
  琵琶湖は言うまでもなく、日本一の湖である。湖面の標高84m、周囲277km、そして最大深さは103mもある。近江盆地全域の水を集め、流出口は、瀬田川(1890年、人工の琵琶湖疎水は別)のみで、この川は宇治川の峡谷を作り、そして京都盆地で木津川、桂川と合流し淀川となり大阪湾に注いでいる。この合流地点が天王山で有名な山崎である。
  この辺一体は、京都にも近く、歴史の表舞台に登場することの多い所である。琵琶湖に流入する河川も、東岸には姉川、犬上(いぬかみ)川、愛知(えち)川、日野川、野洲(やす)川、そして西岸では安曇(あど)川等名の知られたものが多い。  
  北岸の琵琶湖八景の一つ、賤ヶ岳(しずがたけ、422m)は七本槍で有名な秀吉と柴田勝家との古戦場でもある。賤ヶ岳の北側には羽衣伝説で知られた余呉湖(よごこ、湖面高133m、周囲6.5km)がある。
   賤ヶ岳の麓の港町、塩津で宿を取り、翌朝、湖西街道を通り比叡山に向かった。塩津は、名の通り、日本海の塩を大津に運ぶ港として栄えたところである。



ルート

 東名高速道路 米原
米原〜長浜〜高月〜賤ヶ岳
〜塩津〜海津〜今津〜比叡山

駐車場

琵琶湖湖畔 無料

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