映 画

平成19年(2007年)

1月:硫黄島よりの便り007/カジノ・ロワイヤル

2月:ディパーテッド墨 攻

3月:蒼き狼デジャヴ

4月:ブラッド・ダイヤモンド

5月:俺は君のためこそ死にに行く

6月:バベルパイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド

7月:300ダイ・ハード4.0

8月:怪 談トランスフォーマー

9月:オーシャンズ13HERO釣りバカ日誌18

10月:パーフェクト・ストレンジャーグッド・シェパード

11月:やじきた道中/てれすこALWAYS/続三丁目の夕日

12月:椿三十郎ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記






H19年1月 渋谷ピカデリー

タイトル キャスト コメント

硫黄島
 よりの便り



 2006年
 アメリカ

監督
  クリント・
   イーストウッド



栗林中将
      渡辺謙

兵士・西郷
      二宮和也

西竹一中佐
      伊原剛志

将校
      中村獅道


  第2次大戦下の1944年、本土防衛の最後の砦となった硫黄島での戦いを日本側から描いたもの。前回の米国側から描いた「父親たちの星条旗」との2部作。
  赴任した栗林中将は、今までのやり方を改め、島に地下壕を堀巡らせ、島全体を要塞化し、圧倒的な物量の米軍を迎え、散々手こずらせる。
  5日で終わると言われた死闘を36日間も続け全滅していった。
  そして、家族に届くことの無かった、地中に埋められた数百通の手紙が61年後に発見される・・・
  一人ひとりの人間が、丁寧に描かれ、脚本も申し分なく、実に良く出来た映画であった。 A



H19年1月 横浜MOVIX

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007/カジノ・
  ロワイヤル


 2006年
 アメリカ

監督
  マーティン・
   キャンベル



ジェームス・ボンド
    ダニエル・クレイグ

監視役ヴェスパー・リンド
    エヴァ・グリーン

死の商人ル・シッフル

    マッツ・ミケルゼン

  英国諜報部に属する御馴染みの敏腕スパイ、ジェームス・ボンドの活躍。
  21作目の今回は、原点に戻って、ボンドが007になる前からの話と、初ミッションである、国際テロリスト組織の撲滅を描いたもの。
  モンテネグロのカジノで、死の商人ル・シッフルとの高額(総額1500万ドル)な掛け金によるポーカーは見応えがあった。
  なお、ボンド役は6代目のダニエル・クレイグ、そしてお相手はエヴァ・グリーンである。 B
  


H19年2月 横浜ムービル

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ディパーテッド

 2006年
 アメリカ

監督
  マーティン・
   スコッセン



警察官ビリー
    レオナルド・
     ディカプリオ

警察官コリン
     マット・デイモン

マフィアのボス・コステロ

    ジャック・
     ニコルソン

  犯罪者の一族に生まれたビリーは、優秀な成績で警察学校を卒業し警察に入る。すると、マフィアへの潜入捜査を命じられる。
  一方マフィアのボスに可愛がられて育ったコリンは、マフィアの内通者として、ボスの指示で警察官になる。
  そして、当然のように二人は反対の立場で戦うことになる。
  面白いし、良くは出来ているが、どうも嘘っぽい話となっている。しかし、流石にバイオレンスシーンは良く出来ている。 B
  


H19年2月 横浜MOVIX

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墨攻
 (ぼっこう)

 2006年
 中国、日本、韓国

監督
  ジェイコブ・チャン



墨家・革離
    アンディ・ラウ

敵将・巷滝中
     アン・ソンギ

梁王

    ワン・チーウェン


  紀元前370年頃、巷滝中率いる趙の10万人の大軍が、住民4000人の小国梁城に攻め込んでくる。
  墨家に援軍を頼んでいたが、やってきたのは墨家の革離という男、たった一人であった。
  平和のために、住民を守るために梁の指揮権を得、軍と住民を使い、権謀術策の上、敵を撤退させるが・・・・
  墨子の思想、兼愛説と非戦論を背景に描く、壮大な歴史絵巻であった。 B



H19年3月 渋谷ピカデリー

タイトル キャスト コメント

蒼き狼

 2006年
 日本/モンゴル

監督
  澤井信一郎



テムジン/チンギス・ハーン
      反町隆史

父・イェスグイ
       保阪尚希

母・ホエルン

      若村麻由美


       菊川怜


  モンゴルを統一した、チンギス・ハーンの半生を描いた歴史絵巻。
  モンゴルの族長の父と略奪した他国の花嫁である母の間に生まれたテムジンが、成長し、モンゴルを統一し、隣国の金を攻めるまでを、人間ドラマを旨く絡ませながら描いている。
  オールモンゴルロケの風景と、草原での戦闘シーンは見事であった。また自分の妻を略奪され、身ごもった子供を自分の子供として育てるシーンや、その子の死、そして部族間の熾烈な戦いと見所の多い映画であった。 B



H19年3月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント

デジャヴ

 
2006年
 アメリカ

監督
  トニー・スコット



捜査官ダグ・カーリン
    デンゼル・
        ワシントン

クレア・クチヴァー
     ポーラ・パットン

プライズ・ワーラー

    ヴァル・キルマー

テロリスト・オースタッド
     ジム・
      カヴィーゼル



  
テロによるフェリー爆発事故で乗客543人が死亡。その近くで一人の女性の死体が発見されるが、この死体は事故とは直接関係なかった。
  ダグはこの女性(クレア)と会うのは始めてであったが、どこかで見覚えのある顔であった。彼女の部屋を調べて見ると、ダグ自身の指紋や血痕等が多数残されていた・・・
  なお、題名のデジャヴはフランス語のDeja vuで、既視感の事。未経験なのに、いつか経験したという感じがするような錯覚を意味している。
  発想と言い、伏線の張り方と言い、カットの繋がりと言い、主役のワシントンと言い、実に良く出来た映画である。 A 



H19年4月 横浜MOVIX

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ブラッド・
 ダイヤモンド

 2006年
 アメリカ

監督
  エドワード・
    ズウィック



ダイヤ密売人
ダニー・アーチャー
   レオナルド・
      ディカプリオ

女記者マディー
   ジェニファー・コネリー

現地漁師
ソロモン
   ジャイモン・フンスー


  
1990年代後半のアフリカ、シェラレオネでの激しい内戦下で、ブラッド・ダイヤモンドという不正な取引を巡って起こる争いを描いている。
  ダイヤの密売人が、巨大なダイヤを隠している現地の漁師ソロモンを知り、激しい戦火の中を共に取りに行く。
  一方、ジャーナリストのマディーは、反政府組織であるRUFの資金源となっているブラッド・ダイヤモンドの真相を探り出そうとしている。
  この二つにソロモンの家族と、アフリカの現実を織り交ぜ、内容の濃いスリリングな社会派映画となっている。
  ディカプリオの迫力ある演技と、アフリカ出身のジャイモン・フンスーがなかなか難しい役を旨く演じていたのが目立った。 A



H19年5月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント

俺は君のため
にこそ死に行く

 
2007年
 日本


 監督
   新城卓
    
 脚本
   石原慎太郎



鳥濱トメ
   岸 恵子

特攻隊員
   徳重 聡
   窪塚 洋介
   筒井道隆


   江守徹、長門裕之、
   石橋蓮司


  
第二次大戦末期、特攻隊基地のあった鹿児島県知念で、出撃前の隊員達と交流のあった食堂の女将の体験談をもとに映画化したもの。
  知念で富屋食堂を切り盛りするトメと交流のあった隊員やその生活、家族、そして出撃と淡々と描いている。
  カットの歯切れが良く、またモンタージュも決まっており、難しいが陳腐化された主題を現代でも通用する視点で、良い映画にまとめている。慎太郎氏の脚本も冴えていたが、今回は主役の岸恵子が特に素晴らしかった。また脇を固めたベテラン勢が、映画を引き締めていた
。 
 


H19年6月 横浜MOVIX

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バベル

 2006年
 アメリカ

監督
  アレハンドロ・
   ゴンザレス・
   イニャリト
    

アメリカ人リチャード
   ブラッド・ビット

アメリカ人スーザン
   ケイト・
    ブランシュット
   

チエコ

   菊池 凛子

チエコの父
    役所 広司

  
創世記11章。ノアの箱舟の後、人々は天に登れるような塔を築き始めたが神は人間の僭越を憎み、人々の言葉を混乱させ、その工事を中止させた・・・・バベルの塔。
  言葉の異なるモロッコ、メキシコ、アメリカ、日本を舞台にして、それぞれの国でバラバラに起こるトラブルが、あることで結ばれて行く展開となっている。
  モロッコで旅行中のアメリカ人夫婦の妻スーザンがバスの中で突然銃撃を受ける。同じ頃メキシコや日本では・・・
  緊張感の持続した、実に良く出来た映画である。それぞれのパートで、各国の俳優の熱演が見応えのある映画となっている。 B



H19年6月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント

パイレーツ・
オブ・
カリビアン/
ワールドエンド

 2007年
 アメリカ

監督
  ゴア・
  ヴァービンスキー


海賊ジャック・スパロウ
   ジョニー・デップ

ウィル・ターナー
   オーランド・
     ブルーム


スコット卿
   トム・ホランダー
   
アジア人海賊

   チョウ・ユンファ

ジャック父親
    キース・リチャード


  シリーズ第3作。舞台をカリブ海からアジア、そして世界の果てへと広げて行く。
  東インド会社のベケット卿率いる船団に追い詰められて、海賊絶滅の危機となっていく。
  生き残った世界の海賊9人が手を結び、反撃の壮絶な戦いをしていく・・・
  と、相変わらずカッコいい展開ではあるが3作目となると、マンネリとなり、ストーリーも陳腐化し、緊張感が無い。折角のCGを駆使した迫力ある戦闘画面もジョニー・デップのオーバーな演技も今回は空回りとなっていた。
  音楽と画像が見事であったのは救いであった。 C
  


H19年7月 渋谷東急

タイトル キャスト コメント

300
(スリー・
 ハンドレッド)

 
2007年
 アメリカ

監督
  ザック・スナイダー


スパルタ王レオニダス
   ジェラルド・バトラー

ペルシア大王クセルクセス
   ロドリゴ・サントロ


  
紀元前400年、スパルタ王レオニダスは、ペルシャの大王クセルクセスより服従の証を立てるよう迫られる。しかし国の平和を守るために、わずか300人のスパルタの精鋭で、攻めてくるペルシャの大軍に立ち向かう。
  スパルタ教育や、当時の国情、政治、社会の仕組みが解り易く描かれている。また、独特な質感(色彩)のある映像が綺麗で、特に戦闘場面はスローモーションを巧みに折込み、解りやすさと、迫力と映像美を見事に調和させている。斬新な映像と音楽と共に、エンディングも良かった。 A

  


H19年7月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント

ダイ・ハード4.0


 2007年
 アメリカ

監督
  レン・ワイズマン


刑事ジョン・マクレーン
   ブルース・ウィリス

ハッカー・マット
   ジャスティン・ロング

テロリスト・ガルリエル
   ティモシー・
      オリファント



  コンピュータによって制御されている全米の都市機能を麻痺させるサイバーテロ組織が動き出す。全米のインフラがテロによって攻撃され、政府の機能すら麻痺する緊急時代発生。不死身の御馴染み刑事ジョン・マクレーンがシステムに詳しいハッカー・マットと協力し大活躍、見事にテロリストの野望を阻止する。
  例によって、痛快な展開、息もつかせぬ豪快なアクションが、もうお見事。ジョン・マクレーンの人物像も、ハッカー・マット、大きくなった娘ルーシーも良く描かれている。 A
  


H19年8月 横浜MOVIX

タイトル キャスト コメント
原作三遊亭園朝
怪談


 2007年
 日本

監督
  中田秀夫


煙草売り新吉
   尾上菊之助

三味線師匠豊志賀
   黒木 瞳

お久
   井上 真央

お累
   麻生 久美子


  煙草売りの新吉は年上の三味線の師匠、豊志賀の所に出入りするうちに、深い仲となる。しかし、二人の間には前世よりの因果があった。
  ふとした言い争いから、新吉は豊志賀の顔に傷を付けてしまう。そして、二人の間に綻びが生じ、新吉は別の女と親しくなってくる。やがて豊志賀の顔の傷は悪化し、それが元で、新吉を恨みながら死んで行く。新吉にどこまでも祟るとの書置きを残して〜
  実に良く出来た映画である。現代の怪談はこうでなくてはの見本とでもいえる。久しぶりに、ぞくっと鳥肌が立つほどの怖さがあった。菊之助と黒木瞳の熱演が見事である。映像が素晴らしかった。 A



H19年8月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント

トランス
 フォーマー


 2007年
 米国

監督
  マイケル・ベイ
   

制作総指揮
  スティーヴン・
   スピルバーグ


少年サム
   シャイア・ラブーフ

ミカエラ・ベインズ
   ミーガン・フォックス

米陸軍大尉レノックス
   ジョシュ・デュアメル

マギー・マドセン
   レイチェル・テイラー


  2003年、火星に探索機を打ち上げるが到着後NASAとの交信が途絶えてしまう。その後、世界の各地で奇妙な現象が起きる。地球外金属生命体の襲来である。この機械生命体は、あらゆる機械に変身し、行動を起こしてくる。
  そんな時、少年サムが購入した車は、実は変身した地球外金属生命体であった〜
  と、スタートは実に練れており、見事な展開であったが、後半は尻すぼみである。折角の夢のある素晴らしい変身マシーンを登場させたのだから、脚本をもう少し練って欲しかった。
  変身の面白さだけを追及すると、何でも有の物語になり白けてしまう。CGを駆使したSFアクションを楽しむだけの映画となってしまったのは残念であった。 C



H19年9月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント

オーシャンズ
      13

 2007年
 米国

監督
 スティーヴン・
   ソダーバーグ


ダニー・オーシャン
   ジョージ・
    クルーニー

ラスティ
   ブラッド・ビット

ライナス
   マット・デイモン

ラスベガカジノ経営者
   アル・パチーノ


  カリスマ詐欺師ダニー・オーシャンと彼の仲間11人のプロが集まって、ラスベガスの土地を奪われた仲間の仇を打つと言うお話。
  といっても殺すわけではなく、敵の経営するカジノを大損させ、ホテルの評価を下げ、カジノのシンボルとなっている高価な宝石を頂戴する・・・・
  例によって、スマートで手際よく事を成就していく様は、まさにお見事。映画の中で殺人が一つも無いのも、今時珍しい上品さである。
  しかし、流石3作目となると、その総ての面での手際良さ、格好良さが、深みの欠けた単調さになっているのは残念である。 C



H19年9月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント

HERO

 2007年
 日本

監督
 鈴木雅之


久利生検事
     木村 拓哉

事務官
     松 たか子

蒲生弁護士
     松本 幸四郎

政治家花岡
     森田 一義


  東京地検城西支部に戻った久利生検事は傷害致死事件の裁判を任される。しかし容疑者が初公判で犯行を全面否認、無罪を主張。相手の蒲生弁護士は無罪獲得数日本一の大ベテラン。さらに事件の背後には大物政治家が絡んでいる〜
  検事、事務官が協力して、難問解決を図っていく様を、リズム良く軽快に運んでいく様は痛快であった。テレビドラマの映画版とは思えない出来映えであった。 B



H19年9月 横浜MOVIX

タイトル キャスト コメント

釣りバカ日誌
      18

 
2007年
 日本

監督
 朝原雄三


ハマちゃん
     西田 敏行

スーさん
     三國連太郎


     團 れい
     浅田 美代子
     星 由里子
    


  
シリーズ20作目(20年目)。鈴木建設社長のスーさんが今回で退任し会長に就任したが、失踪してしまう。奥さんに頼まれたハマちゃんがわずかな手がかりを元に瀬戸内海(岡山県)に行くが、当地ではリゾート開発を巡り住民と間で騒動となっている・・・
  相変わらず、軽妙で、最後まで楽しく見ることが出来た。 B

  


H19年10月 新宿ミラノ座

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パーフェクト・ ストレンジャー

 2007年
 アメリカ

監督
 ジェームズ・
    フォリー


ロウィーナ
    ハル・ベリー

グレース、幼馴染
    ニッキー・
      エイコックス


大富豪、ハリソン・ヒル
    ブルース・
      ウィリス
         


  新聞記者のロウィーナは、ニューヨーク郊外で幼馴染の女性グレースが殺された事件を調べることになる。ハッカーの協力を得て、グレースの過去を調べていくうちに広告代理店の社長で富豪のハリソン・ヒルと不倫をし、それをネタに、彼を脅迫しようとしていたことを知る。
  と、緊迫した場面から進み、意外な方向へ話は展開していく。実に巧妙に仕組まれた大人の味のするサスペンス・スリラーであった。 B
 


H19年10月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント

グッド・
 シェパード

 
2006年
 アメリカ


監督
 ロバート・
   デ・ニーロ


諜報部員エドワード
    マット・デイモン


    アンジェリーナ・
       ジョリー


部下レイ
    ジョン・
     タートゥーロ
         


  
1961年のキューバのカストロ政権の転覆を狙った上陸作戦がCIA内部の情報漏れにより失敗し、CIAは窮地に立たされる。
  数日後、作戦を指揮したエドワードの元にCIA内通者と敵のスパイと思われる男女が写ったフィルムが届けられる。
  部下のレイに、その分析を依頼すると・・・・
  一人の優秀な人間が、合衆国と家族のために命を掛けて戦ったいく様が実にクールに描かれている。久しぶりに内容の濃い映画である。3時間近い映画ではあったが、その長さを感じさせない見事な作品であった。秀作
。 A



H19年11月 横浜MOVIX

タイトル キャスト コメント

やじきた道中   てれすこ

 2007年
 日本

監督
 平山 秀幸


やじさん
    中村 勘三郎

きたさん
    柄本 明

おいらん、お喜乃
    小泉 今日子
         


  御馴染み弥次さん、喜多さんコンビに足抜けしたおいらんお喜乃が珍道中を繰り広げるお話。
  品川宿で偶然に再開した2人はひょんなことから売れっ子おいらんの足抜けを手伝うことになる。追っ手を逃れ沼津までの珍道中を繰り広げる。
  ロケ地が箱根や中山道の瑞浪、十二峠、妻籠等であったため、懐かしい場所が多く楽しめた。
  ただ映画の完成度としてはもう一息で、次回に期待したいところである。 B



H19年11月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント


ALWAYS/
 続・三丁目
   の夕日
 
  
2007年 日本

 監督
   山崎 貴



駄菓子屋の店主、作家
茶川竜之介
     吉岡 秀隆

鈴木自動車工場主
      
堤 真一

鈴木自動車主婦
     薬師丸 ひろ子

長男一平
     小清水 一揮

踊り子ヒロミ
     小 雪


集団就職の子、星野六子
      堀北 真希

詫間医者
     三浦 友和


古行淳之介
      須賀 健太


  前回好評の続編。昭和34年東京オリンピックが決まり、日本の高度成長期が始まろうとている頃の東京下町、夕日町3丁目に住む人々の話。
  黙って去って行ったヒロミを思い続けながら淳之介と暮らし、芥川賞獲得を目指している茶川。そこへ淳之介を連れ戻そうと実父が訪ねてくる・・・
  と、話は前回の続きから始まっているが、前回以上に総てが良く出来ているのには驚いた。当時の光景もCGが見事に決まっている。あの日本橋の上を都電が走り、上を覆っている首都高速道路が無く、空が大きく見えるシーンは感動的でさえあった。
  今回も子役達が実に上手く、映画を引き締めていた。秀作。 A



H19年12月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント


椿三十郎
 
 
2007年 日本

 監督
   森田 芳光




椿三十郎
     織田 祐二

室戸半兵衛
      
豊川 悦司

城代家老
     藤田 まこと

奥方
     中村 玉緒 



  黒澤明監督が、三船敏郎と仲代達矢で撮影した前回の全くのリメーク版。シナリオも同一である。
  つい前作と比較してしまうが、今回のものも良かった。なかなかテンポ良く描かれている。役者も生き生きしている。
  9人の若侍が、上役である次席家老らの汚職について密談していると三十郎が現れ、陰謀の黒幕をその場で見抜くが・・・
  シナリオの重要性がひしひしと伝わってくる映画でもあった。織田の三十郎も、予想以上に良かった。 A



H19年12月 横浜ムービル

タイトル キャスト コメント


ナショナル・
  トレジャー/リンカーン暗殺者の日記
 
 
2007年 米国

 監督
 ジョン・
   タートルトーブ




ベン・ゲイツ
    ニコラス・ゲイジ

ウィル・キンソン
     
エド・ハリス

パトリック・ゲイツ
    ジョン・ヴォイド

チェイス博士
     
ダイアン・
       クルーガー



  リンカーン暗殺事件は、今でも謎に包まれているが、その犯人の日記から消えていた部分が発見され、その中に、暗殺犯の属する秘密結社の一員にゲイツの祖先の名が載っていた。
  歴史に隠された真実を求めて、隠された宝を探し、祖先の身の潔白を証明しょうと、世界を舞台に冒険が繰り広げられていく。
  前回同様のアクション・アドベンチャーで、面白いことこの上も無い映画となっている。 B




200220032004200520062007
公開年度別詳細

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