Cahiers

・スタッフによる雑記帳です。
・不定期更新です。

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10月24日のクラブ・ジェロ
2004/10/20

テーマは“待っていました!ジビエの季節”。
 
ジビエ(野鳥・野禽類)の料理がレストランのメニューに上り始めました。
野鳥は、ペルドロー(山うずら)、ベカス(山シギ)、雷鳥やキジなど、野禽は、ウサギや鹿、イノシシなどですが、これまで食べる機会がなかった方も少なくないかもしれませんね。
普段食べている肉類と比べ、クセのあるものもありますが、どれも旨みや滋味が豊かで、秋冬の食材との相性が素晴らしく、一度食べると毎年この時期が楽しみになる方が多いと思います。
そんなジビエ料理に合う飲み物は、やはりワイン!
欧米のものには欧米のものが合うと考えるのは当然ですが、食材にも飲料にも、鉄分などのミネラルの風味があるという共通性からも好相性を判断することができます。
でも、ジビエの香り・味わいには強い個性がありますが、その反面、とても繊細な部分もあり、若さが強く出たワインや、アンバランスなワインではせっかくの食材の香りが失われてしまうことがあります。
今回のクラブ・ジェロでご案内するワインの選択の条件は・・

     *赤ワインが無難。
     *アルコールの元気がありすぎるのはだめ。
     *野生のものには濃厚な脂は多くないので、強いタンニンは必要なし。
     *樽熟成の影響が出たワインは良いが、適度に落ち着いたものを。
     *若い年号のものなら、繊細な味わいのものを。

このあたりでしょうか。
飲み頃のブルゴーニュやローヌ、熟成したスペインなどがあれば完璧ですが、予算の都合もあり、もすこし可愛い価格帯でお選びします。
 ご参加の費用は変更なく1000円となっています。特にご予約等も必要ありませんので、お気軽にお越しくださいませ。
※試飲アイテムについては、決まり次第あらためてご連絡させて頂きます。

錨山ハイキング その2
2004/10/15

風はひんやりしているのに、結構汗だくに・・・日ごろの運動不足が身にしみます。
しんどさで、だんだん無口になりながら、さらに登っていくとようやく錨マークの山へ到着。
山頂にはベンチもあって、神戸が一望できて非常に快適でしたが、あまりのしんどさにワインを飲むどころじゃないなぁというのが感想でした。
こういう時はやっぱり“水”!なんて美味しいんだと思いました。
山へ行く時には、まずは“水”そして“ワイン”なのかもしれません。
(*錨マークを間近に見ました。大きすぎてあまり形がよくわかりません!でもいつも見上げている場所にいるのが不思議でした)
一息ついて、下山。元町へ戻ってきたら、新しくできた立ち飲み屋でビールを飲む私たち。ひと汗かいた後のビールは美味!!
気持ちのよい秋の日を満喫できました!

錨山ハイキング その1
2004/10/13

久々の快晴の休日、元町から何気なくいつも見ている錨マークのついた山まで、ハイキングに行ってきました。
DMの今回のテーマでもある“ワインを持ってピクニックへ”を実践してみよう!ということだったのですが、なんのなんの・・・山を甘く見てはいけなかった!
元町から、まずは出発!どんどん山へ向かっていくと、ふもとにあるのは『諏訪神社』傾斜40度はあろうかという急坂を登って行きます。(写真ではあまりわかりませんが、かなりの角度でこの坂ですでに息切れ!)
途中から神戸の夜景の名所『ヴィーナス・ブリッジ』を目指します。
しばらく行くと展望台へ。そこには『トゥールドール』というレストランもありますが、そこも過ぎてさらに登っていきますと、森の中の小道へ突入。
土の上を歩くのは本当に気持ちがよいものです!
(続く)

本日のクラブ・ジェロの顔ぶれ
2004/10/10

あぁ良い天気!やっぱり晴れがいい!
今日はクラブ・ジェロの日、テーマは“ゲルマン民族の大移動”。(今のところ、テーマについての突っ込みは入っていません。)
本日のワインの顔ぶれを一部ご紹介します。
香り豊かでボリューム感のある辛口が造られるファルツからは、ミュラー・カトワール醸造所のリースリングとムスカテラー。それと、名匠エルンスト・ローゼン氏が新しいドイツ・ワインを造るべく運営を始めたJ.L.ヴォルフ。
エレガントな酸、ミネラル豊かな辛口が生まれるラインガウからは、もちろんゲオルク・ブロイヤー醸造所。ワインは普及版の“ソヴァージュ”、この蔵の軸となっている“エステート”。
注目を浴びるドイツ南西部のバーデンからは、フーバー醸造所の赤、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)他2種。
またビオ系生産者として、リンクリンのヴァイサーブルグンダー(ピノ・ブラン)とシュタット・ラーのオクセロワをご用意しました。
この他あわせて、16種類となりました。

10月10日のクラブ・ジェロ
2004/10/06

今日は、体育の日のクラブ・ジェロ(試飲会)のお知らせです。のテーマの予告で“今こそ要チェック!ドイツ&スペイン”とお知らせしていましたが、一部変更させて頂くことになりました。
ドイツといえば白ワインですが、白だけでは赤ワイン好きのお客様に申し訳ないと思いスペイン産の赤を加えよう・・と安易に決めたのですが、実はドイツの今どきのワインを集め始めたら8〜9種では中途半端すぎることに気がつきまして、今日になり全部ドイツ産でいくことに変えたのです。スペイン・ワイン好きの方!申し訳ありません。でも、スペイン産の今を知って頂くにも8〜9種では足りないと思いますので、例えば11月のクラブ・ジェロでスペイン特集を組みたいと思います。それまでちょこっと我慢してください!

変更後のテーマは“ゲルマン民族の大移動”。これってちょっと適当過ぎ?問題あり?甘口志向から辛口志向へってことなんですが・・。それに結構前からドイツではそうなっていたらしく、詳しい方には“今頃何言ってんの?この酒屋。”とあきれられそうな気もするし。近年、ドイツのワインの産地表示や味わいの表示についての体制が変わってきているようで、その変化に日本の市場は戸惑うのでは・・と思います。(実際僕も勉強しなきゃ・・と慌てている状況。)ですから、今回のクラブ・ジェロでは、僕もお客様と一緒に新ドイツ・ワインについて勉強させて頂こうと思っていますので、あまり難しいことを突っ込まないようにお願いします。

試飲するワインの蔵元は、バーデンのフーバー、ラインガウのゲオルク・ブロイヤー、ファルツのミュラー・カトワール、モーゼルのローゼンなど、偉大な蔵ばかり!(なお、予算の都合上、今回は15アイテムほどにさせて頂きます。)

“KUSUDA WINES”
2004/10/04

かねてから雑誌などで見て、興味をもっていたワイナリーがありました。その名はKUSUDA WINES。ワイナート誌18号からニュージーランド通信が連載されているので、すでにご存知の方もワインを飲まれた方も多いかもしれませんね。
オーナーは楠田浩之さん。サラリーマンをしていた頃からの“自分でワインを作る”という夢を叶えるべくドイツのガイゼンハイム大学で醸造を学び、その後奥様とふたりのお子さんを連れニュージーランドに移住。同じ大学を出て98年にワイナリーを開いたカイ・シューベルト氏のもとでアシスタントをしながら、自らもマーティンボロに畑を借り、念願のワインを2002年に初リリースされました。
その楠田さんを囲み、彼のワインを試せる食事会があり昨夜出かけてきました。海外のワイナリーから醸造家が来日しても言葉の壁もあり聞きづらいことが多いので、この機会に色々質問をしようと思いながら。
何を質問して、どんな答をもらって・・というのもここでご紹介すべきなんですが、結局、葡萄の栽培もワインの醸造も科学・化学なんだなぁという感じで、僕から第三者に伝えるにはさらに勉強が必要だと思いました。それでも、楠田さんの説明はすごく論理的でわかりやすかったです。(物事を理解するにはまずイメージが出来て、次にその裏付けが必要になるけれど、楠田さんと話しているとそのイメージが湧いてくる感じがしました。あとは・・その裏付けなんですよね・・。)
そして気になるワインについてですが、しみじみ、“旨いなぁ・・”を連発していました。
試したワインは飲んだ順に次の通り。

             ランコニュ2003年(表示が認められていない品種で、たぶんセイベル種ということ)
             ピノ・ノワール2003年、ピノ・ノワール・リザーヴ2003年(この2種は樽出し)
             カベルネ・ソーヴィニヨン2002年、シラー2002年(この2種は未リリース)
             ピノ・ノワール2002年(楠田さんの記念すべき初リリース作品)

どのワインにも、それぞれの品種のアロマがはっきり感じ取れ、温度が上がってくると共通したミルキーな(乳酸?)風味がありました。(アンコニュにはイチゴ・ジャムとバターをぬったトーストの香り、ピノ・ノワールからは皮がしんなりした蜜柑、カベルネからはカシスと獅子唐、シラーからはフリージア、黒胡椒など)雑味と呼びたくなる要素はなく、完全に、そして健全にアルコール発酵を終えたなめらかな飲み心地。そして美しく適度に長い余韻へと続きます。
どれも美味しい。その中で一際印象に残ったのは、2002年のピノ・ノワールでした。ブルゴーニュなら瓶詰めから6年から8年が過ぎたプルミエ・クリュ?(グラン・クリュと言ってもいいかもしれませんが)木苺、オレンジの皮、アジアのスパイス、皮革、紅茶などのとても複雑なブーケをもっていて、染み入るように甘く滑らかな喉越し・・。残念ながら、グラスの中で30分ほどすると旨みが少なくなり味わいが乾きましたが、非常にショッキングな、そして大満足の一本でした。
今後、ジェロボアムでも楠田さんのワインをご紹介できたら嬉しいです。今回出会った美味しいものが与えてくれる幸福感をより多くの方と共有したいから・・。(ご興味のある方は、東京のアサヒヤさんにお問い合わせを。http://www.asahiya-wine.com/

また楠田ワインズのホームページも是非ご覧下さい。http://www.kusudawines.com/japanese/index.htm
(写真は5日の朝10時です。)

秋の味覚〜栗〜
2004/10/03

秋の食材もいろいろ出回ってきましたが、ここ数日間で3種類の“栗”をいただき、すっかり“栗”づいています。
まずは、友人で手づくりのケーキを販売しているTrabajoさんの作った渋皮煮、そして実家の母から届いた渋皮煮、
そしてもう一つは北野にあるチョコレート専門店“カッスルクーム”のマロングラッセ。
どれも手作りでそれぞれ味わい深いものです。
Trabajoさんの渋皮煮は、甘さ控えめに作ってあって栗の味がストレートに感じられます。
この栗を使ったケーキなんて美味しそうだなぁと勝手に想像してしまいました。
実家の母が送ってくれた渋皮煮は、甘さもしっかりしています。こちらの方は後から栗の味がじんわりしてくる感じ。
子供の頃からこの味に親しんでいる夫の“おふくろの味”のひとつのようです。
三つ目の“カッスルクーム”のマロングラッセは洋酒のきいた栗をビターなチョコレートでコーティングしてあるもの。
チョコレート専門店ならではの味。少し強いお酒なんかに合いそうです。
(いつもいただいてばかりですみません・・・)
三者三様ですっかり“栗”を堪能させていただきました。
(写真わかりにくくてすみません・・・)
やはり私たちはどうやら“食べるもの”で、一番に季節を感じているようです。
私も“栗ご飯”炊いてみようかな!

*Torabajoさんのケーキは完全予約制ですが、どなたでも購入が可能です。
 ジェロボアムにカタログがありますので、ぜひご覧ください。焼きっぱなしの素朴なケーキですが、味はとても洗練されたものです!
**2枚目の写真は“カッスルクーム”の『オレンジピールのチョコレートがけ』 絶品です!

10月のクラブ・ジェロ
2004/10/01

いよいよ秋本番!食事が楽しい!ワインが美味しい!
今日は、今月のクラブ・ジェロのご案内をさせて頂きます。

★10月10日(日曜日)13:00〜17:00 
テーマは“今こそ要チェック!ドイツ&スペイン”。
これホントです!! “甘い、軽い”みたいな認識しかなかったのに、いつの間にか辛口志向でボリューム感のあるワインへと変貌していたドイツ産と、世界市場を狙っての高級化・価格上昇に飽きれている間に実は安めのものも凄く美味しくなっていたスペイン産ワインの今どきの18種を集めてみます。

★10月24日(日曜日)13:00〜17:00
テーマは“待っていました!ジビエの季節”。 
ジビエ(野鳥・野禽)の野趣溢れる味わいに合いそうなワインを集めてみたいと思います。古めの熟成したワインが理想的ですが、そのへんは予算とのバランスもありますので、ある程度は大目にみてもらおうかな・・なんて考えてます。また、ご家庭では実際にジビエ料理を用意するのは難しいと思いますので、イメージを感じて頂ければ嬉しいです。 

※試飲アイテムについては、決まり次第あらためてお知らせ致します。

紅葉!?いやいや塩害です。
2004/09/22

元町からふと山の方へ目をやると、山が茶色く色づいて見えます。
紅葉の時期にしては少し早いし、なんだか枯れ方が変!
神戸に長く住んでいる友人が教えてくれたのですが、この山の変色、この前の台風18号の風による“塩害”だそうです。
風ばかりが強かったこの前の台風で、海からの塩混じりの強風が山に吹きつけ、
その後雨に洗い流されることなく、残ってしまった塩分が原因だそうです。
そういえばジェロボアムの窓ガラスも台風の去った後、潮でべたべたになっていました。
山だけでなく、街路樹もまた同じ被害にあっていて、ちょっと悲しい状況ですが、そんな中、白い花を咲かせている木を見つけました。
街のど真ん中(大丸前の交差点)に花をつけているのを見るとなんだか安心しました。
いつも何気なく見ている山が今年もまたきれいに紅葉してくれるのを祈るばかりです。

癒されるなぁ。
2004/09/17

この頃ちょっと楽しみにしていること。

ジェロボアムの前のお店の飼い猫“ちーこ”ちゃん。夏の暑さが厳しい時期は、毎日のようにジェロボアムの入り口のドアの前にどっかり座り込んでいました。ドアの隙間から店内の冷たい空気が吹いてきていることを知って、暑くなると涼みにやってきていたのです。もともと犬好きの僕はちーこちゃんと仲良くなるつもりもなかったし、話しかけてみたりもしなかったんですが(チヤホヤされ慣れてて、ご近所さんに対して素っ気ないんです)、この夏の蒸し暑さが縁となり、いつの間にかちーこちゃんに気にいっってもらえたようなんです。今では、夕方近くなるとドアの外側から両手で「入れて入れて」をします。しかし、相手に好かれてると思うと、こっちも結構好きになるもので、来訪を心待ちにしたりするんですよね・・。まぁ、スコットランドのウイスキーの蔵には酒樽を守っている“ウィスキー・キャット”がいるし、ワイン屋の門番が猫でもいいかな・・と思ったり。
下の写真は、この雑記帳用に撮ったものですが、愛想良くしてほしい時には・・横向いちゃうんです。
彼女は今日も通りを行きかう人々の気持ちを癒してくれています。

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