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第十四回マンデー試飲会は『アルザスの生産者による南仏の赤はいかに?』です。 アルザスのビオデナミストのマルク・テンペとマルク・クレデンヴァインツ。 マルク・テンペはミネルヴァで「ドメーヌ・ド・クルビサック」を立ち上げ、 マルク・クレデンヴァインツはコスティエル・ド・ニームで「ペリエール」を それぞれ立ち上げました。 今回はマルク・テンペのディオニー、ミネルヴォア、オルフェの三つのキュベ とクレデンヴァインツのコスティエルド・ニーム、都合4本を比べます。 これはかなり面白いと思いますよ。 ぶどうの品種はだいたい似ていて、グルナッシュ・シラー・ムールヴェードル・ カリニャンなどです。 仕込の時期マルクテンペは一週間に一回必ずミネルヴァまで行って、技術指導 と実践をしています。 これに対してクレデンヴァインツは、なんとニームに住み着いてしまったので す。「本家のアルザスの白の仕込みは?」と誰もが疑問を浮かべるかと思います。 大丈夫、息子さんが跡を継いでいるのです。 そのせいかあまりクレデンヴァインツのリースリングやゲヴァルツトラミネー ルなんだか薄くてあまりおいしいとは思えませんでした。これはもともとそのよ うなつくりなのか、息子さんの代になったからであるのかは判然としませ。 @ドメーヌ・デ・クルビサック ディオニー2004 生産者:マルク・テンペ ここのトップキュベとして「ラヴィニエール・オルフェ」がありますが、この畑の房落ちを使って出来たのが「ディオニー」です。 ビオデナミでこの価格。信じられません。 セパージュ:カリニヤン50%、グルナッシュ30%、サンソー20% 自然酵母醗酵。清澄、ろ過無し。セメントタンクにて12ヶ月熟成。 ラングドックkのテロワールを追求した新しいタイプのビオ。あふれるほどの果実実とエレガントな味わいをお楽しみください。 Aドメーヌ・デ・クルビサック ミネルヴァ2003 セパージュ:シラー30%、グルナッシュ30%、カリニヤン40% 自然酵母醗酵。清澄、ろ過無し。セメントタンクにて12ヶ月熟成。 カシスを思わす甘い香りと力強くやさしいあじわい。 Bドメーヌ・デ・クルビサック オルフェ2002 セパージュ:ムールヴェードル40%、シラー40%、グルナッシュ20% 自然酵母醗酵。清澄、ろ過無し。ブルゴーニュ樽で18ヶ月熟成。 この蔵のトップキュベ。ヴァニラの香りとボリューム感たっぷりのエレガントな味わい。2002年のファーストビンテージから ゴミーヨ三ツ星の評価を得ています。 |
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Cドメーヌ・デ・ペリエール アルザスのマルク・クレデンヴァインツ氏が1999年よりラングドックの地で新たな挑戦を始めました。 氏はアルザスで1991年から殺虫剤・除草剤や科学合成物質をまったく使用しないビオデナミに切り替え成功を収めた 生産者で、アルザスでの注目株の一人です。 SO2を最小限に抑えて造られており、それを可能にしているのもブドウ自体のポテンシャルが高いことを証明しています。 収穫はもちろん手摘みで行われ、2度の選別を行い、その後天然酵母で15日間醸しが行われます。その後12ヶ月の熟成の後 ノンフィルターで瓶詰めされます。 |
| @ドメーヌ・デ・クルビサック ディオニー2004 | Aドメーヌ・デ・クルビサック ミネルヴァ2003 | Bドメーヌ・デ・クルビサック オルフェ20023 | Cドメーヌ・デ・ペリエール コスティエル・ド・ニーム | 研究員KN氏(m・撮る人) | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | 研究員MY氏(f・食作り) | ☆☆☆半 最初から良い印象なのでハウスワイン向き | ☆☆☆☆ 軽めの食事にもあわせられそうな味、おいしい! | ☆☆☆☆半 値段を聞いて納得、香りも味も複雑で食事(しっかりめの)とあわせたい | ☆☆☆☆ 最初かなり控えめだけど実は一番おいしい! |
研究員KH氏(m・看る人) | ☆☆☆ 安いからね〜 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | 研究員SM氏(f・食サーブ) | ☆☆☆☆ 最初の一杯にBest。1200yenでこれは偉大!濃くないけど味はある。 | ☆☆☆☆ 心地よいタンニン、やわらかくて親しみやすい。 | ☆☆☆ 熟所の色気ムンムン。 | ☆☆☆☆☆ 目立たないけど確かにおいしい、雑見なくフィニッシュがキレイ! 「クラスの中で目立たない地味な女子だけど、眼鏡をとったら 実はかなり美人」といったタイプ |
研究員HS氏(m・工場長) | ☆☆半 酸味がたまりません | ☆☆ カシスのような熟した味 | ☆☆☆ 複雑な後味、ゆっくり飲みたかった | ☆ 最初の引用良くない。 |
インタープレニヤーK氏(f) | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ランナーSK氏(m) | ☆☆☆ テーブルワインとして☆4 | ☆☆☆+ Cと比べると華やか | ☆☆☆☆ この中では最強。総合格闘技の王者 | ☆☆☆+ プレーンな酒、派手さはない |
ライターKM氏(m) | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ライター・エディターSK氏(m) | ☆☆☆☆ 日常的に飲むには最高のコストパフォーマンス | ☆☆☆半 カシスの香りは、鴨料理などに合いそう | ☆☆☆☆ かなりゴージャスな味と香り | ☆☆☆ フルーティなコート・ド・ローヌみたい |
古参IY氏(f・ディレクター) | ☆☆半 | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | 初参加HS氏(f) | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ やはり世界が違います、おいしかったです。 | ☆☆☆ |
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第十五回マンデー試飲会は『ブラインドで自然派ワイン4種類・赤編』です。 今回は今までと趣向を変えて、ブラインドでワインを利いていただき、ブドウの品種と生産地の見当をつけていただく という企画にしました。 (最初ということもあり、今回はすべて単醸のもので構成しております) ですので下のワインの説明も伏字ばかりで要領を得ないかもしれませんが、ご了承ください。 テイスティングが終わったら伏字の部分は本来入るべき文字を入れる予定です。 @エルヴェ・スオー(コート・デュ・ローヌ) ル・スーテロンヌ2003 エルヴェ・スオー氏はティエリー・アルマンで基本的なワイン造りの修行をして、その後同じローヌの優れた 生産者であるダール・エ・リボでも研修している。1993年から夫人の経営するドメーヌを引き継ぎワイン造 りを始めた。彼はローヌの地で、マーセル・ラピエールやプリューレ・ロックのようなビオロジック実践する の高い若き生産者である。醸造に関することでは、友人のフィリップ・パカレ氏のアドヴァイスを受けている。 それも、契約ということではなく、同士として無償でということです。 全てのワインにSO2は一切使用せず、シャプタリザシオン(補糖)もしない。ノンフィルター、ノンコラージュ で造られる彼のワインは自然そのものの旨みを引き出している。 16世紀に建てられた醸造所は標高400mの高地にあり、彼らの自宅から山を2つ越えて行くまさに秘境の 地とも言うべき地にある。畑もその周辺に多く点在し、黒い石(溶岩)が深く続く火山岩土壌に石灰質、シスト (ヘンマン岩)の土壌である。 Aマ・ヴァランソール Vdtクメイサック・カリニヤン2001 有機農法を実践している生産者を訪問していると、父親の代を引き継いだのではなくワインを販売する側から、 あるいは異なる業種からの転身が意外と多い。 素晴らしいワインに出会ったら、「これを造った人物に会いたい」と思う気持ちが芽生えるのは自然なことだろうが、 本当にワイン造りを始める人達には何故か有機農法に取り組む者が多いのである。 ジャン フランソワ ライーユ氏もそのひとりで、以前は外科手術用の機器を輸出する仕事に従事しており、来日経験もある。 彼は98年からワイン造りを始めた。場所は南仏の都市モンペリエから車で約2時間程北に走ったDurffortで、 村の住人も100人未満と思われる田舎。 以前からワインが好きであった彼は会社を退職して、仲介人をやるつもりで生産者の訪問を重ねるうちに、 僅か4ヘクタールの今の土地に出会った。 以前の所有者であるベルナール氏は25年間で農薬、除草剤、化学肥料を 使用したことが一度もなく、また畑は全て深い森に囲まれた絶好の環境である。 物静かな彼と話しをしていると、彼は自然に恵まれたこの地で、理想とする ワインを造りながら心穏やかな余生を過ごすことを望んでいるように思える。 実際、彼のワイン造りはビジネス的に見て全く採算が合わないものである。 学校で醸造学を学んだ経験があるわけでもない。 もちろん、入念な樹の手入れと収穫量を減らして、健全で凝縮した果汁を得る可能な限りのリスク回避は行っているが、 結果として98年は3000Lのキューブの果汁は全て廃棄、99年はヒョウ害でブドウが全滅した。 Bラ・マゼル(コート・デュ・ローヌ) Vdpアルデッシュ・ルージュ ブリアン・グルナッシュ 2001 1985年からブドウ栽培を始めましたが、しばらくはワインを造らず栽培のみを行ってきました。 しかし、80年代に入ってから化学肥料や農薬、除草剤などがまん延しただけではなく、売ることをあまりに意識 しているワイン造り、不自然なワイン造りが横行することが多くなり、1997年からは自分でワインも造り始め るようになりました。 彼の造るワインは、畑には化学的な肥料、薬品などを一切使用しておらず、醸造においても自然な発酵、熟成を心 がけています。 従って、使用する酵母は畑にいる野生酵母の働きを利用し、酵母を活発化させるために酸化防止剤も一切使用しておりません。 長い時間をかけてゆっくり醸されたワインの味わいは、豊かな果実味と土地固有の性質を併せ持つ、独特なものになります。 開栓してから飲む前に2時間ほど置いていただく方が、このワインをより楽しんでいただけることと思います。 ビン詰めにおいて、ろ過処理を施しておりませんので底に澱が残っていたり、ワインが濁っていたりする場合もありますが、品 質には何ら問題がありません。 僅かにガスが残っているかも知れませんが、酸化防止剤の代わりにガスを残しておりますので、 こちらも決して問題はありません。 また、余韻に若干ですが酵母のような味を感じることもありますが、これは活き活きとした野生の酵母から来るもので、 これこそが正真正銘の自然派ワインであり、大自然に身を委ねるように造られたワインのみが有する特徴と言えるでしょう。 Cダール・エ・リボ(コート・デュ・ローヌ) クローズ・エルミタージュ2004 ジャン・ダールとフランソワ・リボによって1984年に設立されたわずか6haの小さなドメーヌ。 点数でワインを評価するジャーナリスト達を毛嫌いしているため、評論誌にも載らず、ワイン愛好家の中でも 「知る人ぞ知る」ワインとなっている。 彼らはビオディナミを実践しており、ワインは清澄もフィルターもかけない。収穫も極限まで遅らせるため、 茎まで完全に熟しており、除梗は一切しない。(彼らは良いワインを造るためには茎が必要と考えている) このようにして造られるワインは滅多にお目にかかれず、飲む機会が極端に少ないが、太陽の恵みをいっぱいに 感じさせてられ、気品の高さも伴い一般的なローヌの味わいとは完全に一線を画した仕上がりとなっている。 SO2は全く使用していない。 D特別参加Dominio del Arenal Cerrado del Espino 葡萄栽培者:ドミニオ デル アレーナル 栽培地域(DO):ウティエルーレケーナ(バレンシア内陸部) 品種:テンプラニージョ(100%) 収穫方法:有機栽培で育てられたテンプラニージョ種を手作業により葡萄の房から味に悪影響を及ぼす実を取り除き ながら収穫。 このページのトップへ 岩本商店トップページへ 第十五回報告です。 報告の前に、当初からずっと参加し続けていただいていた研究員のKN氏、ドクターストップで 暫らく来られないとのこと、ご自愛ください。何時も独創的なアテを作ってきて、ふるまっていただきました。 早く良くなってカムバックしてほしいものです。 さて今回は初めてのブラインドテイスティングということで、会場にはいつにない緊張感が漂ってたのでした。 地域的には3点がローヌのもので、一点だけラングドックの物でした。 すべてモノセパージュ(ガメイ、カリニヤン、グルナッシュ、シラー)です。 そもそもぶどう品種をあまり知らない方も居られたので、その方々にはちょっと酷であったかと反省しております。 途中でぶどう品種が上記の4種類であることを明かしました。 すべて正解したのはお一人だけで、古参のSK氏でした。皆さんの尊敬のまなざしと賞賛の声に「イヤァ」 などといって、頭をかいているといった風でした。 次回からはもう少しやさしく、生産地・ぶどう品種共に4択にしようと考えております。 「☆いくついただけるでしょうか?」コーナー 今回も星はけっこう別れました!! 安定して人気の高かったのは@とAで、BCはそれぞれ正反対の評価をいただきました。 私は個人的には断然3番でありました。HSさま☆5つありがとうございます。うれしい!!でも自分がとても少数派だということがつくづく分かりました。こればっかりはしょうがないですね。
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