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私は、ゴッホの絵の中で好きなのは、黄色が沢山使った絵です。その典型的な、ニ作品を掲載して、ゴッホを終わりにしたいと思います。
最初は、最もゴッホが得意とした『ひまわり』です。写真は、ロンドンのナショナル・ギャラリーのものですが、ゴッホ美術館にも、似た作品がありました。「ひまわりは、僕のものだ。」というように、大変好きだったみたいです。太陽を追いかける、ひまわりの中に自分自身を見ていたのでは?、とも言われてます。
この絵は、1888年の8月の制作で、縦93.0cm×横73.0cmで、キャンパスに描かれた、油絵です。花びらの感じ、ひまわりの全体の色など、独特で、花瓶まで黄色です。サインは、花瓶に入ってます。ほとんどが黄色のためか、茎の緑が目立ちます。花瓶に何気なく入れられた15(?)本のひまわりは、それぞれの時期(咲き始め・盛り・枯れ始めなど)になっています。ゴッホは、如実にそれを捕えて描がいてます。
この絵が描かれた時期は、アルル時代で、その夏のため、1番制作がのっていた時期です。
ひまわり |
今私が1番好きな、ゴッホの絵は、下の『種を蒔く人』です。もちろん、この絵はミレーの『種を蒔く人』(1850年・山梨美術館所蔵)がもとになっています。ゴッホは、農民画家ミレーを尊敬して、この絵を描いたわけです。
ただ、この背景の太陽(夕日?)と、穂の一群の黄色と、土の青のような絨毯(多分刈った稲)、このこの色合いがたまらなく素晴らしいです。これは、ゴッホにしか描けない絵です。
この絵は、1888年の6月の制作で、縦64.0cm×横80.5cmで、キャンパスに描かれた、油絵です。やはり、アルル時代のもので、今、オランダの国立クレラー・ミュラー美術館にあります。
種を蒔く人 |
最後は、フェルメールと全く関係ないコメントになりましたが、これでゴッホは終わりにしたいと思います。次は、栄光の画家「ルーベンス」とフェルメールを比較したいと思います。
(2002年9月10日作成)