イヌワシ再び舞え 浅間山でプロジェクト立ち上げ

 長野・群馬県境の浅間山(2、568メートル)で確認される絶滅危惧種のニホンイヌワシが雄1羽のみになり、繁殖が見込めない状況となっている。原因は森林環境の変化。環境省信越自然環境事務所などは8月に「浅間山イヌワシ復活プロジェクト」を立ち上げ、イヌワシがすみやすい森林の再生に取り組む。
 「効果的な保全策を早急に実施しなければ、今、生息するイヌワシもいなくなってしまう」。プロジェクトに参加し、浅間山で生息調査をする長野イヌワシ研究会の片山磯雄代表は危機感を抱く。
 イヌワシはつがいで縄張りを持ち、雌雄どちらかが死ぬと縄張りの外から来た個体とつがいが維持される。浅間山では1985年ごろまでにつがい2組が生息していたが、うち1組が2000年ごろから確認できなくなった。残る1組も20年ごろから雌が確認できなくなり、雄1羽しか見られなくなった。
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https://www.chunichi.co.jp/article/572051?rct=national
2022/10/28 中日新聞

2022年10月29日