茨城・石岡の養豚場豚熱 ワクチン目前感染 全頭処分「やりきれぬ」

茨城県石岡市内の養豚場で13日、豚熱(CSF)の感染が確認された。2018年に国内で26年ぶりに感染が確認されて以降、栃木県など近隣県でも感染が判明。茨城県でも野生イノシシの豚熱感染確認が相次いでいた。県内の養豚農家からは「とうとう茨城でも」という声が上がった。養豚へのワクチン接種など対応を徹底しても、未接種の子豚の感染は防ぎ切れず、防除の難しさを嘆く農家もいた。

「これ以上どうすればいいのか」。石岡市内の養豚場「武熊牧場」の武熊俊明社長(67)はため息をついた。自身の農場でもワクチン接種に加え、豚舎に防鳥ネットやイノシシの侵入防止柵を設置してきた。しかし、「小動物まで侵入を防ぐのはなかなか難しい」と指摘する。小動物は感染したイノシシのふん尿を持ち込む恐れがあるため警戒する。

茨城県でイノシシの感染は20年6月に県内で初めて取手市で確認された。現在、16市町158頭まで広がっている。石岡市は23頭と県内市町村で城里町に次いで2番目に多い。
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2022/4/14 茨城新聞

2022年04月14日