民家の庭に忍び込み、次々と飼い犬を襲う凶暴なヒグマ「RT」が、北海道・羅臼町を震撼させている。豊富な餌があるはずの道東で、RTはなぜリスクを冒してまで飼い犬を襲い続けているのか。
住民たちが恐れているのは、いずれ犬だけでなく、人への被害が起きてしまうことだ。
重機の音も恐れない
これはRTが非常に老練で、これまでのヒグマ対策の常識が通用しないことを意味している。RTと何度か対峙した経験のある北海道猟友会・羅臼部会の桜井憲二部会長が語る。
「初めての遭遇は'19年7月の夜中にRTが峯浜町の民家に侵入し、犬を食い殺してしまった時のことです。町から連絡を受け、翌朝に仲間と二人で現場へと向かいました。現場検証と犬の亡骸を探すことが目的でした。
被害者宅の横に広がる藪を重機で倒してもらった後、しばらく捜索を続けていると、犬の後ろ足としっぽが落ちているのを見つけたのです」
あたりを見ても、他の部位はまったく見つからない。RTは中型犬一匹ほどなら、軽く平らげてしまうのか―。桜井氏らが恐怖を感じた時、藪の中からガサガサという音が響いた。
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https://gendai.ismedia.jp/articles/-/96124
2022/6/13 週刊現代
前編:「北海道にまたも巨大ヒグマが…犬喰い「RT」の驚くべき生態」
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/96113