人の血を吸って皮膚の腫れなどを引き起こす「ヤマビル」の生息域が、栃木県内で拡大している。元々は山中に生息していたが、シカやイノシシなどのひづめに潜んで拡散したといい、近年は人里や田畑にも出没するようになった。県は独自の対策マニュアルを作成し、服装対策や忌避剤の使用を呼びかけている。(亀田考明)
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県森林整備課によると、ヤマビルは2008年頃まで、県西部の一部の奥山に生息していた。だが、ヤマビルの運搬役となる野生動物の増加などにより、徐々に人里まで生息域を拡大。21年度の県の調査では、足利、栃木、佐野、鹿沼、日光、矢板、那須塩原市、塩谷町の8市町で生息が確認されている。
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20220511-OYT1T50104/
2022/5/13 読売新聞