茨城県内の2020年度のイノシシによる農作物被害額は前年比5%減の9254万円だったことが県のまとめで分かった。一方、生息域の拡大で被害発生エリアは広域化。総捕獲頭数は同5%増の1万1963頭で、2年連続で1万頭を超えた。
2日の県議会防災環境産業委員会で報告した。
県によると、被害額は17年度に過去最高の約1億5千万円を記録して以降、18年度約1億円、19年度約9700万円と微減傾向にある。被害は水稲が最多で、イモ類、野菜、果樹と続いた。
捕獲数の内訳では、農作物被害を背景に駆除を目的とした「許可捕獲」が増えており、20年度は前年比17%増の7205頭で総捕獲数の6割を占めた。「狩猟」は4704頭だった。
捕獲場所は、かつては県北から県央の中山間地域と筑波山周辺が中心だったが、近年は鹿行地域や県南地域でも捕獲され、利根川沿いでも生息が確認されている。
…詳細はリンク先へ …
https://ibarakinews.jp/news/newsdetail.php?f_jun=16384436416771
2021/12/3 茨城新聞