書名:カラスのいいぶん: 人と生きることをえらんだ鳥
著者名:嶋田 泰子
イラスト:岡本 順
発行所:童心社
定価:1320円(税込)
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494020683
身近な鳥、カラス。ごみをちらかす、黒くて不吉、大きくてこわい……などわるいイメージばかり。でも、本当はどんな鳥なのでしょう? もともとは森でくらしていたカラス。人のだすごみにひきよせられて街へとおりてきました。しかし、街のくらしも楽ではありません。なわばりあらそいのきびしさ、子育ての苦労など、いがいと知られていないカラスの生活をほりさげます! カラスを愛する著者がユーモラスに語るノンフィクション。
嫌われ者でも愛らしい? 街中でよく見かけるカラスたちの興味深い生態
街なかでよく見かけるカラス。ゴミをあさり、電線から人間の様子をじっと見守る。その姿を見た人の思いはさまざまだ。彼らを「好き」と評価する声はあまり見かけない。むしろ、何かしらの理由で「嫌い」という声が目立つ。
しかし、彼らの生態を知るとだんだん愛らしく見えてくる。そう感じさせてくれるのは、『カラスのいいぶん 人と生きることをえらんだ鳥』(嶋田泰子:著、岡本順:絵/童心社)だ。その昔「カラスにさんざんな目にあわされて、カラスがきらいになりました」と述べる著者は、仕返しのため彼らの観察を開始。すると、気が付けば「カラスをおもしろがっている自分」がいたという。
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2021/9/15 ダ・ビンチニュース