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北羽歴史研究会
会 報 NO.171
2005(H17). 6. 1
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■ 6月19日、第44回研究発表会を開催します
6月19日(日)午後1時15分から16時まで 於大館市中央公民館
・テ−マ・発表者
1 大館佐竹家士と足軽の経歴についての考察
---- 金沢長一郎 氏
2 秋田藩知行制のあれこれ
---------------- 千葉克一 氏
以上
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■ 5月実地研修会を終了、
お天気あがり帰りは暑くなる
第39回となる春の実地研修会は
5月19日に無事終了、早朝は雨天で心配されたが、昼近くにはどうやら回復して傘の用なし。昼食は小泉潟公園の噴水広場の芝生やベンチでとることができた。噴水がお休みだったのは残念だが、遅咲きの八重桜も多数これあり、ま−のんびり感での昼食でした。ついでに日本庭園「水心園」で池の鯉を眺めたりの余裕。博物館の見学は各々ですが、説明員から熱心に勉強の方もおりました。歴史関係は「人文展示室」になって旧展示からするとかなり見やすいし、先史・古代・中世など更に全般が新しくなっていました。同じなのは大湯ストンサ−クルの日時計の複製ぐらいか、これは欠かせないからやむなし。午前中に博物館付属の奈良家住宅
(国重文)
も見学す。午後は秋田市の民俗芸能伝承舘へ、竿灯を主としねぶり流し館とも言うが、国・県・市指定の無形民俗文化財の勉強になる。港祭り曳山車・新屋鹿島祭・秋田漫才・羽川剣ばやし・黒川と山谷の番楽などの説明展示がある。管理の人が竿灯妙技の実演などしてくれてあれこれ感嘆している内に予定外に時間を消費し、その他はざっと一瞥程度になってしまった。次いで寺町めぐりへ、二七日山釈迦堂の光明寺の本堂に入れてもらったが、此処の釈迦像は年一回の開帳以外は見られないとの事で残念。景観地に選ばれたという大悲寺あたりを散策も考えていたが、先を急ぎ通過し川尻の総社神社へ、欅の大木など境内広い。旧と新の雄物川の橋を渡って新屋の栗田神社、境内は松林。つぎ忠専寺へ佐賀藩武雄の戊辰戦墓碑三基があり参詣し合掌。ここで見学予定時間は過ぎたが、鹿島祭りの日吉神社を抜いたら新屋「百三段」の学習にはならぬだろうしと日吉神社に立ち寄る。ここも境内社は多く広い、都合で正面入口の案内板など見られなかったのは残念。「葉隠墓苑」は戊辰戦佐賀藩関係戦没者54名の名を刻む慰霊碑と何基かの個人墓碑もある。小さな場所で検分に時間はかからないが秋田戊辰戦争を紐解くには意義の大きい施設です。又「葉隠」も研究課題である事を念のため提起しておきます。予定の検分は以上で終り、新国道七号バイパス勝平山トンネル通過、臨海道路土崎に出て帰路一直線でした。が、道の駅ブル−メッセに立ち寄り買い物。短時間ながらチュウリップ咲きぶりを眺め得た人はお得でした。往路で井川国花苑の桜花の佳景もお得でした。しかしかなり遅れの大館帰着は見込み違いでした申わけありませんでした。参加各位ごくろうさまでした。(わ)
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■ 秋田歴研協の交流会で当会報告を柴田さん
5月14日(土)秋田歴研協の第3回加盟団体交流会が秋田市南通りの千秋会館で開催され、当会から丸屋・柴田・高松・武田の4名が参加しました。(鷲谷は歴研協副会長で総合司会担当で参加)今回の各団体からの報告は、秋田考古学協会、秋田近代史研究会など全県規模の会、秋大史学会(他県規模)等の大組織が主であり、県内地域の会は当方のみでしたが発表は考古学協会の次、2回目に登壇して当会の経過と現状と課題について柴田さんが報告し、好評を得ました。因みに秋大史学会の報告は秋大渡辺英夫教授でしたが、交流話題としては柴田提起の方が注目されたと思われます。内容概要は秋田歴研協会誌に追って掲載されるでしょうから関係、会運営の参考にしていきましょう。
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■ 秋田歴研協10周年記念・第11回大会の開催
とき、平成17年8月28日、10時--17時 於: 横手市かまくら館 受付9:30・・10.00
1 、講演 10:00--12.00
テ−マ「地域史研究の先達者たち」
1) 演題「秋田叢書を作った人達」 ----------- 富樫
泰時 (秋歴協副会長)
2)
演題「新秋田叢書を作った人達」----------- 田口勝一郎 (
同 会長 )
2 、歴研協総会 12:10--
12:40
3 、シンポジュウム 13:30-- 16:30
テ−マ「今後の地域史研究のあるべき姿」
司会・コ−デネ−タ−・渡辺英夫 (秋大教授) 鈴木達郎 (秋田経済法科大学教授)
パネリスト ・考古学の立場から--- 島田祐悦 (雄物川町郷土資料館)
・歴史学の立場から--- 高橋一倫 (大田町史編纂室)
・歴史学の立場から--- 高本明博 (横手市史編纂・文化振興室)
・民俗学の立場から--- 佐藤 正 (秋田県民俗学会)
・
歴史教育の立場から-- 渡部豊彦 (琴丘小教諭)
以上
注--- どなたでも参加できます。北羽歴研からの参加については、後日協議します。
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催事情報
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古文書講座 秋田県公文書館 TEL 018-866-8301
基礎講座第1期 7月23日・8月6日・8月20日 の3回
古文書解説専修講座 7月29日
■ 名誉館長(新野直吉)講座 「秋田の先覚とその周辺」
県立博物館 TE 018-873-4121 6月10日 6月24日 7月8日 7月22日
の4回
■ 県北発掘調査報告会6月11日後1時於二ツ井町・福祉会館 主催埋文センタ−
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■ 訃 報 当会幹事兜森脩氏(田代町谷地平)が5月13日罹病入院中のところ逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。葬儀は15日大館市根下戸の虹のホ−ルで行われました。当会としては弔電をおくりました。ご夫人のお話によると「病気中も本人は快復に希望を持ち、歴研行事に早く参加したいと終始話をされていた」との事「会員各位には故人が大変お世話になった」旨「くれぐれもよろしく」とのご丁重なご挨拶がご遺族からありましたのでお伝えしておきます。 合掌。
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■後記:3月から5月には仕上げたい原稿2件は全く書き出せずにとうとう6月になってしまった。矢立峠歴史の道、倒木の処理残しもあるし笹草も延びてくると思うとじりじりとしてくる。庭の雑草も満足に退治できず、物事すべて成り難しと此頃とみに思う次第だが、なんとか打開したいもの。WA
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