2008年7月
◇ 雨上がりの渓谷の緑が鮮やかです
箕面大滝
 7月4日、昨夜からの雨も明け方には上がり、いいお天気になりました。湿度が高く、渓谷に日が差すと、もやがかかったように見え、幻想的です。箕面大滝の水量も、今日は豊かです。
 今は花の少ない時期ですが、薄暗い林床にはハエドクソウがたくさん咲いています。イガホオズキ、ウマノミツバの花も見られました。流れのそばにダイコンソウが咲いていました。日が当たると黄色がひときわ鮮やかです。滝の岩場には、キヨスミギボウシが咲いています。山道にはムラサキシキブも開花しています。
 この時期はベニシダ類の胞子が熟します。ベニシダ、ミドリベニシダ、トウゴクシダ、オオベニシダなどの観察には最適な時期です。トウゴクシダの胞子はやや遅れて熟すのがよく分かります。

ハエドクソウ ハエドクソウ(花序) ウマノミツバ

イガホオズキ ダイコンソウ

キヨスミギボウシ ムラサキシキブ

ベニシダ ミドリベニシダ

トウゴクシダ オオベニシダ
(撮影 山住一郎)

2008年6月
◇ 梅雨の曇り空のもと、色々な花が見られました
 6月2日(月)の梅雨入り後、しばらくよいお天気が続いていましたが、6月15日(日)は曇り空。湿度は高めですが、気温は低く、山歩きは快適です。
 今、ヤマボウシが満開です。写真ものは、公園の整備事業で植えられたものだと思いますが、枝一杯に、真っ白い花を咲かせていました。林道には、スイカズラ、イボタノキ、クリなどが咲いています。ヤブムラサキの花も咲き始めました。ムラサキシキブより早く開花するように思います。キブシ、ニワトコ、ウワミズザクラ、カエデ類の果実も目立ちます。草地にはヘビイチゴ、ニワゼキショウ、コナスビが、また、林縁にはドクダミ、ヤブヘビイチゴなどが咲いていました。
ヤマボウシ スイカズラ

イボタノキ クリ

ヤブムラサキ キブシ

ニワトコ ウワミズザクラ

ヘビイチゴ ニワゼキショウ

コナスビ ドクダミ

 
ヤブヘビイチゴ  

(撮影 山住一郎)

2008年5月
◇ 渓谷ではユキノシタが満開です
 5月27日(火)は、先週末の雨の影響で少し蒸し暑さの残る1日となりましたが、渓谷を通る風は気持ちよく、植物の緑も鮮やかに感じられました。箕面川沿いでは、今、ユキノシタが満開です。流れのそばではミズタビラコも咲いています。カナメモチが水面に覆いかぶさるように白い花をいっぱい咲かせていました。林縁では、コツクバネウツギ、ウツギ、タニウツギなどが咲いていましたが、木々が茂り、以前に比べるとずいぶん少なくなったような気がします。シダではイノデやクマワラビの仲間の胞子が熟しています。雑種のアイノコクマワラビの胞子を調べるのにはちょうどいい時期です。薄紫色のコアジサイの花やエゴノキの白い花が咲き始めると、まもなく梅雨入りです。
ユキノシタ ユキノシタ(花)

ミズタビラコ カナメモチ

コツクバネウツギ ウツギ

タニウツギ クマワラビ

アイノコクマワラビ コアジサイ

エゴノキ テイカカズラ
(撮影 山住一郎)

2008年5月
◇ 新緑のまぶしい季節です
 5月4日(みどりの日)、箕面公園は新緑の鮮やかな季節を迎え、森を通り抜ける風が爽やかでした。山の高い所では満開のウワミズザクラがまだ見られます。イヌザクラとは違い、花序の枝に葉が付いています。この時期、遠くからでも目に付くのがクロバイの花です。足下に落ちている花で気づくこともあります。林縁ではコバノガマズミ、ヤマツツジ、ミツバアケビの花が見られます。
 明るいギャップには、イロハモミジの実生がたくさん見られます。まだ双葉が付いていて、本当に可愛らしい姿です。薄暗い林床ではマムシグサが咲いています。仏炎苞が緑色のものから紫色を帯びるものまであります。シカやイノシシは食べないようです。ジュウニヒトエが見つかりました。あたりはイノシシに掘り返されてでこぼこですが、よくぞ残ったものだと思いました。近くではキランソウも咲いていました。間もなくツクバネウツギやコツクバネウツギやタニウツギの花も咲き始めます。
ウワミズザクラ クロバイ

コバノガマズミ ヤマツツジ

ミツバアケビ イロハモミジの実生

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マムシグサ マムシグサ

ジュウニヒトエ キランソウ
(撮影 山住一郎)

2008年4月
◇ カスミザクラが満開になりました
4月28日(月)、箕面山ではカスミザクラが満開でした。少し上向き加減に咲く小振りの花が印象的です。花柄や葉柄には微毛が目立ちます。エドヒガンからはじまった桜の季節もいよいよ終わりを迎えています。
日当たりのいい斜面では、モチツツジやマルバアオダモが咲いています。少し薄暗い林床ではウラシマソウやシャガの花が見られます。上を見上げると、ウワミズザクラが満開でした。少し遅れてイヌザクラも開花します。
この時期でないと見つけにくい着生植物があります。カヤランです。スギやクスノキやモミジの大木にぶら下がるようにして開花しています。写真に収めるのが大変です。
ゼンマイの胞子が熟す季節になりました。間もなくクマワラビやイノデの仲間の胞子も熟しはじめます。シダの季節です。
カスミザクラ(遠景) カスミザクラ(葉)

カスミザクラ モチツツジ

マルバアオダモ ウラシマソウ

シャガ ウワミズザクラ

カヤラン キケマン

 
ゼンマイ  
(撮影 山住一郎)

2008年4月
◇ ヤマザクラが満開になりました
この季節、1週間も経つと植物の様子は大きく変わります。4月12日(土)、箕面山ではエドヒガンが花のピークを過ぎ、ヤマザクラが満開になりました。
カエデやコナラ、シイ・カシ類も新葉を展開させています。明るい林床ではコバノミツバツツジが咲いています。目が覚めるような美しさです。
アオキが花をつけています。雄株・雌株の花の違いがよくわかります。滝道にはマルバコンロンソウ、ヤブニンジン、キランソウ、カテンソウ、ムラサキケマン、ミヤマキケマンなどが花を咲かせていました。
ハクサンハタザオは花数がめっきり少なくなりました。間もなく新緑の季節を迎えます。
箕面山のサクラ ヤマザクラ

ヤマザクラ(花) コバノミツバツツジ

アオキ(雄株) アオキ(雌株)

マルバコンロンソウ ヤブニンジン

キランソウ カテンソウ

ミヤマキケマン ヒメスミレ

ミヤマハコベ

(撮影 山住一郎)

2008年4月
◇ エドヒガンが見頃です
4月3日(木)に箕面公園を歩きました。ちょうどエドヒガンが見頃を迎えています。
株によって花の色に濃淡があり、常緑樹や新葉が展開する前の落葉樹を背景にして精一杯に花を咲かせる姿にはソメイヨシノとは違った趣があります。山道に、鳥がついばんだと思われる花が落ちていて、頭上の大木に気づくこともあります。ヤマザクラが満開になる頃には、箕面大滝の上方の、杉の茶屋付近から見る渓谷のサクラが、ことのほか見事です。
滝道には、タチツボスミレ、ナガバノタチツボスミレ、ハクサンハタザオ、ヤマネコノメソウ、ヤマアイ、カテンソウなどが咲いていました。最近はめっきり少なくなりましたが、シュンランが1株、花を咲かせていました。
滝安寺の境内ではオガタマノキが開花していました。樹の上の方で咲いている花を、ズームでなんとか写真に収めることができました。
エドヒガン(遠景) エドヒガン

エドヒガン(花) タチツボスミレ

ナガバノタチツボスミレ ハクサンハタザオ

ヤマネコノメソウ ヤマアイ

シュンラン オガタマノキ
(撮影 山住一郎)