141P/Machholz 2 = P/1994P1

 

■2005年の回帰 T=2005 Feb.28 撮影したが古い要素で撮っていたので位置が違っていた。それに気づいたときは暗くなっていた。

2005年3月上旬は12等で観測されている。4月は西の低空。

3月下旬19h20mにh=14

4月1日19h30mにh=18

4月15日20h00mにh=17  その後西空で暗くなっていくようだ。

★141P/Machholz ・・・ 2005年3月30日に35cmF10+ST2K(2x2)で60秒露光を10枚撮影。3枚加算してみたが、Guideで表示された位置には彗星らしきものはわからない。2005年4月4日にも35cmF10+ST2K(2x2)で60秒露光を11枚撮影したが写らなかった。2005年3月30日と4月4日に撮影したが、このときは古い軌道を使っていて視野がちがっていた。

★141P/Machholz ・・・ 2005年5月4日に35cmF10+ST2K(2x2)で60秒露光を撮影、新しい要素で表示される位置にはそれらしいものは写らなかった。

 

■2000年の回帰 Archives整理完了

★★141P/MACHHOLZ 2
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG *OBSxx
141D 1999 11 30.41 C 14 : 20.0L 5 1.0 1 TSU02
141D 1999 12 09.42 C[14 : 20.0L 5 TSU02
141D 1999 12 10.39 C 15 : 20.0L 5 0.6 1 TSU02
141A 1999 11 30.41 C 14 : 20.0L 5 1.0 1 TSU02
141A 1999 12 09.42 C 12.5: 20.0L 5 1.2 3 TSU02
141A 1999 12 10.39 C 11.5: 20.0L 5 2.0 3 TSU02
141A 1999 12 27.38 C 11 : 20.0L 5 3.0 4 TSU02
141A 1999 12 31.38 C 10 : 20.0L 5 5.0 4 TSU02
141A 2000 01 07.39 C 9.5: 20.0L 5 4.0 3 TSU02
141A 2000 02 05.44 C[14 : 20.0L 5 TSU02
141A 2000 02 10.47 C 15 : 20.0L 5 1.0 1 TSU02
141A 2000 02 11.42 C[15 : 20.0L 5 TSU02

11月30日に20cmF5+CCD、メトカーフガイドで10分露光。淡い彗星が止まって写っていた。Guideと比べると、そのD核の左にA核が淡く写っていた。どちらもほとんど同じイメージ。

12月9日には5分露光2枚。A核は明るくなってはっきりとわかる。D核はそれらしいものがあったが、Rela-Skyで見ると暗い星があったので否定。

12月10日は10分露光を2枚合成。明るくて中央集光があるA核と暗くなったD核を捉えることができた。コマの形は東西に若干長い楕円に見える。

12月12日と24日にも撮ったが、雲がかかったりして良い画像が得られなかった。

12月27日は10分露光を2枚を合成。A核は明るく大きいがD核はわからない。12月31日はライトシュミットに赤外カットフィルターを付けて撮った、大きくて明るい。尾を期待したが見えてない。

1月7日は20cmにIRcutフィルターをつけて撮り、合計22分の露光を合成した。pa=230度あたりになにやら構造が見える。

2月5日は1分露光しかできなかったが、彗星はほとんどわからない。恒星は14等まで写っている。 2月10日は10分露光を2枚行えた。淡い光芒が移動してるのを確認できた。急に暗くなったものだ。2月11日は10分露光を1コマ撮ったが、彗星は確認できなかった。iauc7334に11〜12月の光度報告があるが、はじめD核が明るかったが、11月末ごろにAとDがほとんど同じになり、12月になるとAの方が明るくなっているようだ。...AA181,2000Feb.

 

Circular No. 7334
Circular No. 7305
Circular No. 7299
Circular No. 7232
Circular No. 7231

 

■1994年の出現   分裂していた 眼視OK

セカニナの解析によると、この彗星の核の分裂は、最後に起こったD核の分裂以外は1989年の回帰の前後に起こったと考えられるそうだ。

 

★Machholz 1994o iauc6053によると、カリフォルニアの Donald E.Machholz が8月13.4215UTに25cm反射の眼視できりん座のNGC1502の1度北東に10等の彗星を発見した。.........ASTRO AIDS 133

<分裂しているマックホルツ第2彗星>表紙写真
  COMETS NOW では2個に分裂していることしか書いてないが、その後いくつかの分裂片が発見されている。この写真にはGreenの言うDとBがはっきり見えている。本体の反対側にはモーションの合う小片が写っているように思うが、これ1コマしかないのでなんとも言えない。

写真データ 
1994年9月3日28h01m35s〜20分00秒露出(Sept.03.79971UT)16cmF3.8ライトシュミット TP2415 D19 20℃6分護摩壇山にて
このとき彗星本体の明るさはm1=7.7(7×35双眼鏡にて)........ aids 134

 

★★★P/Machoolz 2 1994o
PERYYYYRNpp YYYY MM DD.DD M/mm.m rrAAA.ATF/xxxx /dd.dd DC /t.tt ANG RRRRRR!OBSXX
1994 4o 1994 08 14.77 M 8.9 S 16.0W 4 19 2 TSU02
Remarks for 1994m
Aug. 14.78: TP2415 film w/16cm f/3.8 W shows 5 arc.min.coma ,DC=2 [TSU02]
8月14日朝のパソコン通信にiauc6053が入っていて、カリフォルニアの Donald E.Machholz が8月13.4215UTに25cm反射の眼視できりん座のNGC1502の1度北東に10等の彗星を発見したことを知った。それに、小島卓雄氏の位置観測も載っていて、それらの観測場所から延長できる位置を星図に書いて14日夜に観測することができた。
 星図の位置に鏡筒を目盛環で向けると、10等という明るさから想像できる見やすい彗星はなかった。Er32mmの視野を注意深く見ると、中央付近に淡く大きな光芒が見えた。光度目測やってみると、m1>8.5,m1>8.9,m1<9.0となった。いずれもSAO星表の光度。これよりm1=8.9とした。彗星の動きは速く、1日に3度弱。15秒に一度のメトカーフ操作で、久々に楽しいガイドができたが、地心距離が0.4AUだった。来月の闇夜には蟹座北部へ移動している。その後の観測によりもの彗星は周期6.81年の周期彗星であることがわかった(6059)。コメットファイルに応募された写真を見ると、8月17,18日には私の写真より明るくはっきり写っている。そのころちょっとした増光があったようだ。
オーストリアのMichael Jagerは、8月28.036日にこの彗星から北東に48'離れたところに11等の第二の彗星を発見した。それは1994o彗星と同じモーションで動いているので分裂した彗星だそうだ(発見された彗星には名前がついていない)。
この彗星の本体はかなり明るくなって、M.Wolfらが65cm反射にVフィルターを付けてCCDで測光したものによると、8月23.07UTには8月15.92や16.90UTより2〜3等明るくなっていたらしい。
 本体のm1については、Aug.14.42UT=9.4(Mac25L),16.080=9.7(Hor13L),16.23=10.5(Spr20L),17.23=10.3(Spr20L),19.07UT=8.2(Sze33L),23.09=7.8(Lan8B),28.12=8.6(Mik20C),28.36=7.7(Bor8B),30.36=7.6(Bor8B)という観測がある(6057,67)。
.......... aids 134

★★★Machoolz 1994o
PERYYYYRNpp YYYY MM DD.DD M/mm.m rrAAA.ATF/xxxx /dd.dd DC /t.tt ANG RRRRRR!OBSXX
1994 4o 1994 09 03.80 M 7.7 S 3.5B 7 TSU02
PERYYYYRNpp YYYY MM DD.DD M/mm.m rrAAA.ATF/xxxx /dd.dd DC /t.tt ANG RRRRRR!OBSXX
1994 4o 1994 09 04.76 M 7.1 S 3.5B 7 TSU02
Remarks for 1994m-a
Sept.03.80: TP2415 film w/16cm f/3.8 W shows 7 arc.min.coma ,25 arc.min.tail pa=305deg [TSU02]
 上記ICQformat観測値は双眼鏡による眼視目測だけ。また写真の写りぐあいを示すRemarksは、16cmF3.8+TP2415で撮った本体だけ。他の写真は「彗星写真のデータ」欄参照のこと。
 9月3日眼視目測→7.1より暗い,7.1より暗い,7.6より暗い,7.6と同じ,7.9と同じ,8.0より明るい←これらよりm1=7.7とした(比較星はいずれもSAO)。
 9月4日の観測は、7×35双眼鏡で2個のSAO星と同じと見た。いずれも7.1等だった。山猫座から蟹座へ移動していて観測したときはカストルの北東8゜ぐらいだった。
 この彗星が分裂していることはパソコン通信を通して9月1日に知りました。本体から50’ほど北東にもう一つ暗い彗星があって本体と同じモーションで動いているというのです。この彗星はかに座北部を南下中ですので明け方見えます。3日夜に護摩壇山へ行き、周期彗星などを写しながら、東に昇ってくるこの彗星を待ちました。幸い好天に恵まれ、カラーも含めてライトシュミットで3コマの写真を撮りました。
 TP2415でよく写った写真をさっそくプリントしてみると、淡い尾が延びた本体と北東に50’ほど離れた所に分裂した暗い彗星が写っていました。まあそれで一安心でしたが、本体のすぐ近くにもう一つ別の破片があるのに気付きました。これはただごとでありません。パソコン通信には続々と新しい情報が入っていて、9月4日まで4個の破片が次々と発見されているではありませんか。本体の近くの破片は「d」である
ことを知りました。
 破片bは、8月28.036UTにウイーンのM.Jagerが20cmシュミットカメラ+TP2415の写真から発見しました。9月上旬では11〜12等と観測されています。
 破片cは、65cm反射にCCDカメラを付けて破片Bを観測していたP.Pravecが9月2.11UTにbの南西0.7’の所に発見しました。W.Johnsonも独立に発見していて(9月3.51UT)、cはbより1等暗いと報告しています。
 破片dは本体から北東に5’あまりしか離れていない近い所で見つかりました。発見者はやはりPravec(9月4.1UT)らで、bより1等ほど暗いと報告されていました。
 破片eは、bを発見したJagerが彼のネガから発見したもので、bの外側に5’ほど離れていてbより2等暗くとても拡散していたそうです。アマチュアの機材でも簡単に写せるのは破片bとdです。
 おもしろいことに本体を含めて大小5個の彗星がほぼ一直線に並んで平行に動いているのですから、まるで運動会のかけっこのようです。写真を注意して見ると、本体からdを越えてbに向かうダストの帯のようなものが見えます(印刷で出るかどうか)。彗星が分裂したときにb〜eの大きな破片だけでなく微少な破片もできて、それらが広がったのではないかと考えられます。
 彗星本体は、9月4日朝7×35双眼鏡でも簡単に見えて、光度目測をすると7.7等でした。周期5.25年の周期彗星ですが、ここ30年ほどは惑星に接近してないそうです。分裂の原因は何でしょうか。分裂すると彗星のフレッシュな部分が出てきて増光するというのが一般的な考えですが、8月13日に発見されたときは12等ほどで、その後急に明るくなってきたようです。親分は明るくて立派な尾があるし、子分を連れているという全く興味尽きない彗星です。
 9月21日付けのiauc6081で破片の呼び名が変わった。本体をAとして、近い方から順にB,C,D,Eとなるらしい。今までのbとdがDとBにひっくりかえるだけだが、この2つは明るいものだけにややこしい。(上記の文書で小文字を使っているのは訂正前の符号,大文字を使うのは訂正後の符号です。下の天体写真のデータ欄は新しい符号によります。) 最近になって本体Aが暗くなり、破片Dが明るくなってきているらしい。
 iaucに載っている全光度の報告はつぎのとおり(6067,74,75,82)。本体A→ Aug.19.07UT=8.2(Sze33L),23.09=7.8(Lan8B),28.12=8.6(Mik20C),28.36=7.7(Bor8B),30.36=7.6(Bor8B),Sept.2.36=7.0(Bor5B),5.12=6.8(Mik5B),6.11=7.2(Mik5B),7.48=7.3(Mor8B),17.13=7.6(Die15R),24.50=9.0(Mor26L),25.49=9.0(Mor26L),25.83=9.4(Kob41L)
破片D→Sept.3.49UT=11.5(Mor26L),4.06=10.5(Has20L),4.50=11.5(Mor26L),7.11=12.6(Sar44L),16.09=9.7(Sze33L),24.50=8.8(Mor26L),25.50=8.6(Mor26L),25.83=9.0(Kob41L) ......................... aids 135

★★★Machoolz 1994o
P/Machholz 2 (1994o)
PERYYYYRNpp YYYY MM DD.DD M/mm.m rrAAA.ATF/xxxx /dd.dd DC /t.tt ANG !OBSXX
A 6501994 4o 1994 10 02.83 M 10.0 HS 16.0W 4 49 TSU02
B 6501994 4o 1994 10 02.83 p 14 : 16.0W 4 1 1 TSU02
D 6501994 4o 1994 10 02.83 11 16.0W 4 49 TSU02
E 6501994 4o 1994 10 02.83 p 15 : 16.0W 4 1 1 TSU02

A 6501994 4o 1994 10 15.80 p 10.5: 16.0W 4 2.5 3 TSU02
D 6501994 4o 1994 10 15.80 p 12 : 16.0W 4 1.5 1 TSU02

Remarks for 1994o
Oct.02.83UT: TP2415 film w/16cm f/3.8 W shows 3.0 arc.min.coma , 8 arc.min.tail p.a.=290deg[TSU02] component A
Oct.02.83UT: TP2415 film w/16cm f/3.8 W shows 2.0 arc.min.coma [TSU02] component B
Oct.15.80UT:TP2415 film w/16cm f3.8 W shows prominent coma of 1 arc.min in p.a.=290 deg form component D. This irregular part of component D's coma is may be splitted component that reported by Pravec on iauc6090. [TSU02]

 OndrejovのPravecが10月5.14UTに観測すると、D核が2つに分裂していたそうだ。どちらも同じくらいの明るさで、p.a.=112〜292の方向に7”角離れていたそうだ(6090)。9月下旬の増光はこの分裂によるもののようだ。
 10月02UT、薄明と黄道光でバックが明るくEr32mmではよく見えなかったがOr12.5mmの視野には2つの彗星が並んでいてなかなか興味深い眺めだった。眼視目測すると、明るい方(A)は「9.9等と同じ,10.0等と同じ,9.6等より暗い」とうことでm1=10.0とした。暗い方(D)は、Aより1等ほど暗く見えていたのでm1=11とする(F法)。かに座から獅子座に入ってきて、明け方十分な高度がありました。
 10月15UTは、Or12.5mmでも見えなかった。写真にはAとDが2つ並んで写っているが、どちらも10月2日より暗くなっていた。それぞれの破片の位置を計算して写真と同じスケールにプロットしてみたが、Bは恒星と重なっていて不明,CとEは写ってなかった。なおDからp.a.=290度に1’ほど離れた所に14等ぐらいの集光の弱い光芒がある。これはDのコマがp.a.=290度に延びているとも言える形だ。Pravecが10月5日に観測したDの分裂だろう。レグルスの4度あまり西でRLeo.の近くでした。
 iauc6090に報告されている光度目測は以下の通り。
   A核→Oct.2.49UT=9.1(Hal20L),3.49=9.2(Mor26L),4.15=9.2(Sha33L),5.45=9.8(Kro33L)
   B核→Sept.24.52UT=12.2(Mor26L),Oct.3.50=12.5(Mor26L),
   D核→Oct.2.49=9.5(Hal20L),3.49=9.8(Mor26L),4.15=10.4(Sha33L),5.44=11.4(Kro33L)
   E核→Sept.11.50UT=12.2(Mor26L),24.51=12.8(Mor26L),Oct.3.50=12.8(Mor26L)
.......aids 136 1994年 10月 28日発行

★★Machoolz 1994o
PERYYYYRNpp YYYY MM DD.DD M/mm.m rrAAA.ATF/xxxx /dd.dd DC /t.tt ANG !OBSXX
6501994 4o 1994 11 09.83 p 14.5: 16.0W 4 TSU02
 星図を書くのを忘れていたが、位置推算したαδから目盛環で鏡筒を向けると、まずまず満足できる視野に入っていた。16分露出だが、10分ぐらいから雲がかかった。プリントを逆測定してみるとかすかなシミのようなイメージが写っていた(α=10h48m00.6s,δ=-02゜12'41")。雲の影響で満足な露光が与えられなかったが、それにしても急に暗くなったものだ。六分儀座の東端だった。最近のiauc6108の予報ではA核でさえ12月4日に16.8等と暗くなっています。Morrisは10月7.51日に9.6等,12.50日に10.2等,16.5日に11.0等と観測している。
........ aids 137 1994年 12月 3日発行

★COMET P/1999 P1 (MACHHOLZ 2) iauc7231によると、オーストラリアのR.H.McNaughtは、8月3日に、Siding Springの1m反射でこの彗星を検出した(m2=20.8)。..AA179 1999年 10月
★★COMET 141P/MACHHOLZ 2
IIIYYYYMnL YYYY MM DD.DD eM/mm.m:r AAA.ATF/xxxx /dd.ddnDC /t.ttmANG *OBSxx
141 1999 11 03.41 C 15 : 20.0L 5 0.6 2 TSU02
141 1999 11 05.41 C 15 : 20.0L 5 1.0 1 TSU02
 iauc7305によると10月末から11月にかけて13.8→11.9等と観測されている。11月3日に60sx10で撮った。天の川の微光星の中に恒星でないイメージがとても小さく見つかった。11月5日は60sx10を2回行ったが、ムラのようなぼんやりとしたものが写っていた。11月13日は彗星の移動を考えて10枚の60秒露光をずらせながら合成したが、彗星はわからなかった。
iaucでは明るく報告されているのにCCDではかなり難物である。彗星はきっと青いのだろう。..aids 180 1999年 12月

 

Circular No. 6108
Circular No. 6090
Circular No. 6082
Circular No. 6081
Circular No. 6075...全光度追加
Circular No. 6074...第2の破片の全光度
Circular No. 6071... Ondrejovの P. Pravecは、9月4.1UTに65cm反射でとらえたCCDイメージにこの彗星の第4,第5の破片を発見したと報告している。4番目の破片は、カリフォルニア州AnzaのW.Johnson,ジョージア州AtlantaのT.Puckett,J.Armstrong,M.Marcus,オーストリアViennaのM.Jagerからも独立に報告があって、明るさは3番目の破片(IAUC6070)に似ていて、2番目の破片(IAUC6066)より1等ほど暗く、弱い集光の2.0’のコマで、主片から北北東に320秒ほどの所にある。
 5番目の(Jagerが彼のフィルムから見つけた)破片は、4番目の破片より1等ほど暗く1〜2’の拡散したコマで集光はほとんどなく、第2の破片から北北東に307秒のところにある。
Circular No. 6070...Petr Pravec(Ondrejov, 0.65-m reflector)とWayne Johnson (Anza, CA, 0.56-mreflector)がそれぞれ9月2.11UT,3.51UTにCCDで撮ったイメージから1994o彗星と同じモーションの3番目の拡散状天体があると独立に報告があった。Pravecは、3番目の天体は弱い集光の1.0'のコマで、IAUC6066のJaegerから報告のあった第2の天体の約43"南西にあるとつけ加えている。Johnsonは、この3番目の天体は2番目のものよりおよそ1等暗いと報告している。
Circular No. 6067...この彗星の主成分は発見以来明らかに明るくなっている。P.Pravecは、「M.WolfとL.SarounovaがOndrejov65cm反射にVフィルターを付けてCCDで2’の範囲を120秒で捉えたイメージでは彗星の全光度は8月23.07UTに8月15.92UTや16.90UTより2〜3等明るい」と報告している。
Circular No. 6066...ハンブルグのH.Luthenは、Michael Jagerが1994o彗星の近くに第二の彗星を発見したと伝えた。位置は1994oの北東およそ48'で、1994o彗星と同じ動き方を示している。
Circular No. 6059...さらに報告された観測からこの彗星は短周期彗星であることがわかった。そして1986VIII=1991XII彗星は「P/Machholz 1」ということになる。
Circular No. 6057
Circular No. 6055...スロベニアのリュブリアナのH.Mikuzは、8月15.97UTに20cmF2ベーカーシュミットカメラにCCDをつけた観測からV=11.0等と報告している。8月16.009UTの1分露出には、位置角350度に彗星核から3’の長さで少し曲がったガスのジェットが出ているそうだ。
Circular No. 6054...日本の中野主一氏はYGCO千代田観測所の小島卓雄がCCDで観測した次の位置を報告している。
Circular No. 6053...Donald E. Machholz から彗星を眼視で発見したとう報告があった。次の位置が明らかにされている。

------------------ 以下は天文ガイド94年11月号の原稿 -----------------------

 この彗星が分裂していることはパソコン通信を通して9月1日に知りました。本体
から50’ほど北東にもう一つ暗い彗星があって本体と同じモーションで動いていると
いうのです。この彗星はかに座北部を南下中ですので明け方見えます。3日夜に護摩
壇山へ行き、周期彗星などを写しながら、東に昇ってくるこの彗星を待ちました。幸
い好天に恵まれ、カラーも含めてライトシュミットで3コマの写真を撮りました。
 TP2415でよく写った写真をさっそくプリントしてみると、淡い尾が延びた本体と北
東に50’ほど離れた所に分裂した暗い彗星が写っていました。まあそれで一安心でし
たが、本体のすぐ近くにもう一つ別の破片があるのに気付きました。これはただごと
でありません。パソコン通信には続々と新しい情報が入っていて、9月4日まで4個
の破片が次々と発見されているではありませんか。本体の近くの破片は「D」である
ことを知りました。

 破片Bは、8月28.036UTにウイーンのM.Jagerが20cmシュミットカメラ+TP2415の
写真から発見しました。9月上旬では11〜12等と観測されています。
 破片Cは、65cm反射にCCDカメラを付けて破片Bを観測していたP.Pravecが9月2.11
UTにBの南西0.7’の所に発見しました。W.Johnsonも独立に発見していて(9月3.51
UT)、CはBより1等暗いと報告しています。
 破片Dは本体から北東に5’あまりしか離れていない近い所で見つかりました。発
見者はやはりPravec(9月4.1UT)らで、Bより1等ほど暗いと報告されていました。
 破片Eは、Bを発見したJagerが彼のネガから発見したもので、Bの外側に5’ほど
離れていてBより2等暗くとても拡散していたそうです。アマチュアの機材でも簡単に
写せるのは破片BとDです。
 おもしろいことに本体を含めて大小5個の彗星がほぼ一直線に並んで平行に動いて
いるのですから、まるで運動会のかけっこのようです。写真を注意して見ると、本体
からDを越えてBに向かうダストの帯のようなものが見えます(印刷で出るかどうか
)。彗星が分裂したときにB〜Eの大きな破片だけでなく微少な破片もできて、それ
らが広がったのではないかと考えられます。
 彗星本体は、9月4日朝7×35双眼鏡でも簡単に見えて、光度目測をすると7.7等
でした。周期5.25年の周期彗星ですが、ここ30年ほどは惑星に接近してないそうです
。分裂の原因は何でしょうか。分裂すると彗星のフレッシュな部分が出てきて増光す
るというのが一般的な考えですが、8月13日に発見されたときは12等ほどで、その後
急に明るくなってきたようです。親分は明るくて立派な尾があるし、子分を連れてい
るという全く興味尽きない彗星です。
11月号が発売される10月上旬にはしし座西部にあって、明け方の地平高度は30度あ
まりあります。皆さんもカメラを向けてみましょう。