9月8日

旭川→帯広〜十勝平野〜帯広

今日は帯広まで移動する日。とりあえず7:47旭川発の帯広行きがあったので、それに乗る事に、これならちょうど11時半頃に帯広に着くので、昼飯食べるにはちょうど良いという寸法だ、1年越しの「ぱんちょう」の豚丼とも出合えるし♪
朝は忙しい、何せ、頑張って輪行状態のままホテルまで運んだ自転車をまた頑張って駅までもってゆかなければならない。距離にすると200m程度だが、輪行状態の自転車&サイドバッグ×2を持って歩くのは相当な体力、気力を要する。しかも、まだ完全に頭は目覚めていない朝7時過ぎに、だ。
それでも頑張って自転車を旭川駅まで運び、改札を通るのだが…なにせ旭川駅の富良野線ホームは改札より約100m、ここでも、気力、体力を振り絞って運ばなければならない。と、ついでに、朝食にとロッテリアのモーニングセットを購入、久々にファーストフード食べたな。
列車が出発してしまえば、後は寝ていても帯広まで運んでくれる、懐かしい美瑛、富良野の風景なんぞを眺めながら列車は富良野駅へと進んでゆく、途中の上富良野駅で結構人が乗ってきたのだが、富良野駅でほとんどが降りていってしまった。まぁ、北海道最大級の観光地である富良野なんだから当たり前といえば当たり前か。
ちなみに富良野で約20分待ち。その間に二両編成の列車は切り離されて一両編成となり、快速列車「狩勝」となる。その間に富良野駅近辺を歩く、まぁ、去年、一昨年と来ているので、さすがになにも思わないが…でも、「やまどり」の食事はまた食べたかったかも(詳しくは去年の旅行記参照)。
これが「ぱんちょう」富良野から帯広までは、一山越える、そのためか、駅も無い所(信号場)で列車の待ち合わせとかをする事がある、しかも、今回は2回。前(3年前)は20分程待った気がする。
そんなこんなで、新得を越え、帯広へ。途中、相棒が誰かと間違って声をかけられるとか言うまぁ、事件って程でもないような事件が起こったりもしたが、とにかく11時半頃に帯広到着。適当な場所に輪行自転車を置いて、まずは豚丼、「ぱんちょう」へと急ぐ。
しかし、さすが「ぱんちょう」。「ツーリングマップル」はおろか、「るるぶ」等の観光情報誌などにも載っているだけある元祖豚丼のこの店は、我々を20人ほどの行列で迎えてくれた。さすが元祖だけある、こうなるとますます食べたくなってくる、なにせ、去年食べた豚丼はフライパンで焼いていた豚丼、そんなのは本物じゃない、うん、やはり炭火で焼いてこそ帯広の豚丼じゃないかっ!!
幸い今年は行列はあるものの、店は営業している、食べたくても定休日で食べられなかった去年とは違う。待てば確実に食べられるのだはやる気持ちを抑えて行列に並ぶ、ちなみに朝食が少なかったせいか、腹は十分に減っている。
そして、30分も待たないうちに、店の中へ、さすが元祖豚丼、メニューは豚丼(松・竹・梅・華)と吸い物(2種類)、飲み物のみという非常にシンプル。これぞこだわりというものだ(笑)もちろん格の違いは肉の多さの違い。丼の端からはみ出る肉のボリームが違うという事だ。2年越しの夢は松(\850)や竹(\950)じゃ済まされない。梅(\1,050)を注文。華(\1,250)も気にはなるが、さすがにそこまで豪華なのもちょっと…と思っての梅である、日本人らしいぞ、なんだか(笑)
しばらく待つ、途中、席の変更を要求される(相席は当たり前なのだ、席数が少ないため、これもまた老舗らしさか)、そのため、給士を間違えられかける(なんかこういう役回りばっかり)。だか、遂に豚丼と御対面。丼の端からはみ出した豚肉の端っこにまず興味をそそられる。そして、店に入る前から匂ってきていた豚肉に秘伝のタレを漬けて炭火で焼くあの匂い、これを一生懸命に一人占めする。
ついに、念願の豚肉を一口。

なんとやわらかい豚肉なのかっ!!

さすがにこれは驚いた、確かに「ツーリングマップル」にもやわらかいと書いてあったが、ここまでとは思っていなかった。昨日の「山頭火」のチャーシューに勝るとも劣らぬ味。いや、実際それ以上かもしれない。油身は口の中ですっと溶け、歯で簡単に噛み切れる肉の部分…
とにかく、新鮮な衝撃だった。「うまい」の一言でかたずけるにはもったいない味とでも言っておこうか。そりゃ、雑誌にも出るし、人も並ぶわな、フライパンで焼いた(まだ気にしているらしい)のとは、レヴェルとかそういう次元の話じゃない、全く別物じゃないんだろうか…そんな感じさえした。そんな味だった。
(ちなみに、\160Upでご飯大盛になるのだが、かなり飯の量が増えるので、肉を味わいたい人にはあまりオススメしないかもね、ちなみに私は普通盛で食べました)

「ぱんちょう(豚丼)」の後に「六花亭本店」これは、帯広を短時間で堪能する為のキーワードであるといっても過言ではないだろう。雑誌とかを見ても、この2つにとりあえず目が行く。逆に言えば、この2つ以外には、絶対的なオススメが無いのが帯広の弱いところか。
帯広の駅前(特に北)を歩くと、そこかしこから豚丼の匂いが(炭火で豚を焼く匂い)してくる、もう、帯広=豚丼、と言い切ってもいい位の街である。そんななかで、観光客の一番目的である(だろう)「六花亭本店」は、駅から10分も北に歩けば到着する。一つのビルすべてが六花亭である。
1階が売り場なのだが、ここは常に人でごった返す(2階以上は喫茶店やレストラン、ギャラリーなど)。買ってすぐ食べられるようにと、立席テーブルが用意されてあり、六花亭コーヒーは無料で飲み放題(まぁ、礼儀としてなにか購入すべきだと思うのだが)、とりあえず一通り店内を見まわした後、まださして腹も減っていないので、駅に戻って何をするか考える事に。
さっきも言ったが、「豚丼」「六花亭」以外には、これといった見ものがないのが帯広の弱みである、しかし、廃線後大好きな私、輪駆としては、外せないポイントが一つだけあるのである。それが「旧国鉄広尾線」である。
まぁ、広尾線といっても、おもに、「愛国」「幸福」駅(聞いた事くらいはあるかな??愛国から幸福行きの切符とかさ…)の事をさすのだが、ここも、昔から行きたかったスポットの一つである。帯広駅から幸福駅まで片道約20km程、頑張れば2,3時間で往復が可能である。ちょうど時間も適度に余っているし、天気もなんとか持ちそうだし、という事で、無装備の輪行解除(キャリアすら付けない)をし、帯広駅を出発する。
幸福駅、思念渦巻く…愛国駅までは、約10km程度。40分程で到着。道はひたすら平坦で、結構ハイスピードルートである。しかし、愛国駅はそこまで繁盛というわけではなく、まぁ、(こういうのが)好きな人は来てるかな、という位。こっちには広尾線の歴史とか、そういうのが展示されていて、ついでにSLがあるといった感じ。
そして、愛国からまた12km程いった所にある幸福駅は、こちらはかなりの観光名所化、駅舎には観光客が残していった名刺やら手紙やら定期券やらが張りつけてあり、ある意味人間の欲の深さを思い知らされる。そして、土産物屋の数も多い、駐車場も広いと、かなりの差別化が(笑)
ちなみに、全然関係無い事だが、昔は幸震といっていたそうだが、福井からの入植者が多かったという事で、幸福となったそうだよ、豆知識(笑)
そっから再び帯広駅まで戻る途中に遂に来ました雨。でも運が良いことに(!?)霧雨。まぁ、ラスト5km位だったので一気に駆け抜けて帯広駅へ。輪行して荷物をまとめてからとりあえず頼まれた土産を買う(送る)ために六花亭へ。
土産を送った後は、ひたすら食いまくる。さっき使ったカロリーなどは補充して有り余るほどに食う。店を出る頃にはもう甘いものは見たくないや、といった感じ。まぁ、贅沢なこった。
その後、駅前をぶらついたり、駅で時間を潰したりしながら、時間が過ぎるのを待つ。1時半には帯広駅が締切になるので、そこからは駅の軒先に寝る事に…さすがに2日連続で宿は無理。まぁ、雨も止んでいたし、シュラフの中に入っていれば暖かく眠れるし…なによりも、1時半まで起きているということはここ数日無かった事なのでめちゃくちゃに眠いのだ、外だろうがなんだろうがすんなり眠ったわけである。
明日はこの日に話していたのだが、帯広にいてもしょうがないという事で、朝の列車に乗って札幌に向かう事に…どんどん予定が繰り上げられている気がするのだが…

今日の走行データ
走行時間:2:13:58
最高速度:29.6km/h
平均速度:20.4km/h
走行距離:45.56km