5月4日(火)天気:雨後晴れ。
行程:新冠&静内〜苫小牧〜フェリー。

 6日目、気が付けば北海道も今日が最終日。
あっという間の一週間(足らず)の旅立ったなぁ、しかし、最後まで旅は楽しまなければ。
だが、残念なことに今日も朝から雨が…せっかくの牧場見学も相当不調に終わりそうな予感。
とりあえず7時過ぎに起き、雨の日でも見学できるとの話である「ビッグレッドファーム」に行くことにする。ここはサラブレッド銀座の奥のほうにある、かなり規模の大きな牧場だ。厄来氏曰く、雨の日だろうとサラブレッドたちを放牧しているとのこと、そのせいか名馬も多い(らしい)。
8時前には牧場に着き、とりあえず見学できるかどうか聞いてみると、快くOKしてくれたとのこと。
先ほども言ったように雨であろうと外で放牧しているので、雨の中ではありますがどうぞゆっくりしていってください、そんなところだろうか。
とりあえず見学開始、確かにもらった資料を見ると、競馬にはまったくもって無知である輪駆でも、聞いたことあるような名馬が名を連ねている。「ステイゴールド」や「アグネスデジタル」といったところだ。
見学といっても、放牧されている馬を好き勝手に見てください(当然、見学のルールは守りましょうね)ということなので、雨の中名馬たちがいる区画(非常に広い、数十aはありそう)にポツンといる名馬を見る…というものだ。
当然、雨なわけだし、牧場だけあって、芝生で、地面は非常に柔らかい。輪駆はあまり興味がないのも手伝ってか、ほとんど近場の範囲でしか見ることはなく、あとはスタリオンで雨宿りしていたのだが、厄来氏はまさに運命の人に巡りあえたかの如くの熱烈っぷり。遥か遠くのほうまで歩いていって何かしている。ホント、その情熱は見習わなければいけませんな、当然、馬に向けて、じゃないけど。

 そのうち、数頭の馬がスタリオンに戻ってくる、なんだなんだと思っていたら、なんとこれから種付けを行うとのこと。厄来氏が「見学しても良いですか?」と聞いてみたら快くOKしてくれました。日高支庁管内に有名牧場は数多くあれど、種付けまで見学できるのは「ビッグレッドファーム」だけじゃないかな、と従業員の人もいっておりましたよ、う〜むすばらしいぞ「ビッグレッドファーム」。
で、本日の種付け第一号は「ステイゴールド」号。いきなり凄いものが見られると厄来氏も大興奮、さすがの輪駆もこれはなんか嬉しい。
残念ながら種付け中は写真撮影禁止なので、その豪快な姿を皆様にお見せすることはできないが、まぁ、普通に考えてみれば自分が種付け(!?)をしている姿なんて他人様に見られたくないでしょうということで(笑)
とにかく、あれだけでかい馬が重なり合うというだけでもかなり迫力満点なのだが、いきり立った馬並みの「アレ」を見せつけられるだけでもなんだか自信を失うというかなんと言うか…(苦笑)
でも、繋がってしまえばコトは結構あっという間なんですよね、1分もかからないくらいで。だから人間様も自信を失うことはないなぁ〜なんて馬鹿なことも考えていたのかいなかったのか…

 そんな話は捨てておいて、ホントウに良い(珍しい)もの見せてもらいましたよ、厄来氏も「雨だったからこそ見ることができたのだ」と非常にご満悦。プラス思考万歳ですな。
「ステイゴールド」号の種付けが終わると彼はまた放牧され、次の名馬の番である。
それが4頭分続く。やはり馬にも個性や相性というものが存在するのか、あの馬はあっという間に種付けが終わっただとか、この馬は長かったなぁ〜とかそういうのがまた興味深いですな。果たして今日の種付けの中から名馬は誕生するのだろうか…?
(相手の雌馬の名前を聞かなかったのを厄来氏は悔やんでおりましたねぇ〜)

 「ビッグレッドファーム」を後にして、次はどこに向かおうかという話になる、基本的にこの雨なので、見学できる牧場は非常に限られてくるし、なにしろ輪駆は別に無類の馬好きでもなんでもないので、ちょっと他のところも行きたいかなぁ〜と思っていたところだ。

 というわけで、平取町の二風谷にある「アイヌ文化博物館」へ行ってみることにする。やはり北海道といえばアイヌ民族の存在を抜きには語れない、道内の地名もそのほとんどがアイヌ語に当て字をして、というものが多いし、どこかしこにアイヌの息吹が根付いているというのが、この北海道なのであるから。
入館料は¥400、ちょっと高いが払えないわけではない。入場してみると、中身はアイヌ一色…というほどではないにしても、ほんの少しだけでもアイヌの文化に振れることができるというのは興味深い。
またいずれは「アイヌ文化を求める旅」なんてのをやってみたいな〜と思うわけなのでありますよ。
その後、博物館に程近いところにあるアイヌ民芸品のお店でちょっとしたモノを購入し、再び門別方面に戻る。√235に戻ったところにある富川で、再び「YOYO’S」のお店に寄って、ちょっと買い物。さて、これを誰にあげるべきか…

 そこから、とりあえず昼飯どうしようかねぇっていうはなしになって、でも、昼飯よりもまずはこれからの予定だろ、という話に。大体輪駆と厄来氏が一緒に動くと、常にどこに行くかで悩む傾向にある(これは、どちらも強い意思が欠けているためだと思われる)。今回も今まででもすでに何度もそのような状況に陥っている訳で、こういうものってやっぱり簡単には直らないんだよなぁ〜なんて思ってしまう。
でも、あきらめずにパンフレットを見ていると、雨の日でも乗馬できます、っていう文句をうたってあった「新冠ホロシリ乗馬クラブ」に行くことにする、まぁ、昼飯なんてのはなんとかなるだろう(実際これから行く牧場にはレストランの文字があったのを記憶していた)、といつもの強気で。

 牧場に着いてみると、まぁ雨のせいもあるだろうが、結構閑散としている。この時期稼ぎどきなのにこの雨はホント恨めしいだろうなぁ〜と思いながら事務所へと入る。
で、厄来氏は当然、乗馬を申し込む、輪駆は特に興味もないし、なんとなく一人で動いてみようかな、というのがあったので、乗馬はパス。もちろん、厄来氏の格好良い乗馬姿を写真に収めるという別の目的もあるにはあったのだが…
で、昼飯を食って(レストランはもう閉店していたのだが、牧場側のご好意で食べさせてもらいました)、厄来氏いざ乗馬スタイルに、で、馬に乗り込んで颯爽と森の中へ消えてゆく厄来氏を見送って、厩舎の馬とちょっとだけ触れ合ってから、輪駆は一人、新冠市街に向かう。
とはいえ、別にやることがあるわけじゃない。道の駅へ行ってみて(昨日は夜にしかいなかったからね)トイレに行ってみたりだとか、隣の「レ・コード館」に入ってみようかなと思ったけど、入館料が¥500もするのでさすがにこれは無理、と入るのをやめたりとか、なんとなく新冠駅まで行ってみたけど、別に馬っぽいことを何一つしていない(駅の装飾が)上に、待合室に高校生くらいのカップルがいて、凄くいづらかったりとかだったりして、そんなことをしているうちに気が付けば40分位が過ぎてしまっていて、そろそろ帰らないと厄来氏の乗馬帰還のさまを写真に収められないじゃないか(そんなことがあったら末代まで恨まれる)、と思って慌てて牧場に戻ったわけなのですよ。

 でも、厄来氏が乗馬を始めた頃から天気も良くなってきたので、クラブに戻る前にサラブレッド銀座の入り口にある駐車公園からの眺めを写真にとってみたりもしましたね。やっぱり晴れてくると馬も放牧されてて、かなり良い感じだったのです。ちゃんと預かっておいた厄来氏のカメラでもその風景を収めておく辺り輪駆ってば友人思いだなぁ〜なんて(笑)
で、牧場に戻ってくるとちょうど厄来氏ももうすぐ牧場に到着しようかというところ。慌てて車を止めて、カメラ片手に厄来氏の帰還のさまを頂く。いやぁ、間に合ってよかった。
その後、なんだか結構有名な競走馬がこの牧場にもいるらしく、その馬に乗せてもらうために別の建物へ。当然輪駆は馬には乗らないが、カメラマンとして付いてゆく。厄来氏はしかし、ずいぶん馬に乗るさまも板に付いてきたんじゃないかなぁ〜とおもうのだがどうか?
そんなこんなでたくさん撮影した後、ようやく牧場を後に(しかし、インストラクターのお姉さんは活発な感じで可愛いヒトでした)、いよいよレンタカーを返却するべく、苫小牧に向かう(千歳で借りたけど、返すのは苫小牧でも料金は同じなの)

 現在15時過ぎ、新冠〜苫小牧間はおよそ70km程度、レンタカーを返却する時間は18時頃。普通に考えれば全然間に合う時間なのだが、まだ一直線に帰るわけではない、門別競馬場を見学するのと、結局昨日お土産を購入しなかったところでお土産を買いたいと厄来氏がいうので、そこにも回らなければいけない、それでも間に合わないわけではないのだが、不意の渋滞とかが起こってしまうと危ない時間である。
というわけで輪駆氏、できるだけ急ぐ。といっても、警察に捕らえられてしまうといくら急いでも水の泡なので、警察につかまらない程度に急ぐ。とはいえ、気が付けば80km/hなんてのはすぐに超えてしまうような走りやすい道だ。ちょっと急ぐだけで100km/hを超えそうになるので、逆に神経をつかってしまう。

 門別競馬場につくと、ちょうど札幌競馬場でのメインレース直前だったということもあり、厄来氏、ご祝儀に馬券を購入してレースを観戦。当然(!?)、予想はあたらなかったけども、厄来氏は結構ご満悦。輪駆はそこまでの余裕はないにしても、慌てているというほどではない。まぁ、返すのが少し遅くなったところで、フェリーの出航までには十分の余裕があるし、まだまだ実際のところ、余裕はあるのだ。
ただ、輪駆が慌てておけば、まだ感覚のつかめていない厄来氏ならかなり輪駆のさまをみて慌てるはず…という策略を(実は)立てておいてあったのだ、その甲斐あって、後ろ髪を引かれる思いながらも、厄来氏は、ちゃんと急いでくれる。

 で、お土産を買いに行ったのだが、なんと営業時間が15時まで(到着は17時。北海道はこういうところが多い)、結局お土産(自分用)が買えずに肩を落とす厄来氏だが、これも一つの教訓として、また次回に役立てて欲しいぞ!!
そこから苫小牧にあるレンタカー屋までは渋滞もなかったので30分位で到着。総走行距離は約380キロメートル、ガソリン消費は28.8リットルだったので、燃費はリットル13キロ程度というところ。マーチなのに、と思うかもしれないが、エンジンかけて眠ってたってのも考慮にいれれば、まぁこんなものじゃないかな、とおもうのですが。
苫小牧駅までは今まで乗ってきたマーチ君で送ってもらいます(運転はレンタカー屋)。そこで、マーチ君とはお別れ、まぁ、見た目はどうあれ、二日間共に過ごした仲間、お疲れ様!!
で、まだ18時前。苫小牧東港行きのバスが発車するのは22時。正味4時間近くの時間があるわけで、さぁどうしましょうと言うことになりますよね。とりあえず夕食を、と言うことになりますが、苫小牧はあまり知らないこともあり、また、徒歩しか移動手段がない上に、両者とも重い荷物を背負っているのであまり動きたくはない。そんなこともあって、駅前のデパートで、ということになり、去年もお世話になった店で夕飯を食べました(味はまぁ、、おいしいんだけどね)
そこから本屋で時間をつぶし、近くのセイコマで船の中での物資を買いこんで、あとはバスターミナルの待合室でぼけーっと時間を潰して、22時発の苫小牧東港行きのバスに乗りこんだ…というわけです。

終わりにへ