6月25日

蛸島(鉢ヶ崎)〜和倉温泉

4日目はつつがなくはじまる、少し遅めの6時起きで、片付けなどをやっているうちに結局出発は7時前、朝食は珠洲の駅前辺りで店でも探そうと思っていたので、まだ食べていない。
のと鉄道終着駅、蛸島もう4日目なので、自分の体力も考慮に入れつつ、ゆっくりと出発。まずはのと鉄道の終着駅である蛸島駅に入って旅情に浸る(笑)そして、朝食をとろうと珠洲駅に行ってみる…しかし、珠洲駅前にはおよそ食事のとれそうな所などはない。結局朝食をとらずに先に進む羽目になってしまった。ここが能登半島の端というのを忘れていた、というべきだろうか…
そこから、ひたすら走って見附島の見える公園に着く、ここにもキャンプ場(+温泉)があったのだが、まぁ、鉢ヶ崎は勧められていたので(汗)こっちに泊まるつもりは無かったんだけどね。で、そのキャンプ場だが、まぁ、見附島を写真に撮る目的で行ったわけだが、なんだか砂浜で朝練している高校生(!?)なんかがいて、なかなかのものだった。ついでに腹も減っていたので、非常食(カロリーメイト)を食べておく。
で、もうちょっと進むと恋路海岸に着く、ここは昔なにやら色々あったことで、現在は恋路海岸と呼ばれているのだが…まぁ、今はソロツアーだし、大して関係はない、写真だけ撮って進む。
そうして、また走っていると、小学生位の少年が横を走っている、実に小学生らしく、競りあって来たので、勝たない程度に相手していると、その彼が話し掛けてきたのである。どうやら彼は隣の松波まで行くらしい。せっかくだからそこまで一緒に行くことにした、実に可愛い旅の道連れである。話によると隣の松波にある友達の所へ行くらしいのだが…ほんの短い間ではあったが、楽しい2人旅になった♪

恋路海岸…ふふふ少年と別れてグングン進む…のだが、早速道を間違っている事に気付く、√249をひたすら走るだけでは能登半島一周にはならない、時には国道を離れて県道などを使わないと海沿いの道を走れないのである。これが結構距離を増やし、体力を消耗させる原因となっているのだが…
まぁ、それはそれとして進んでゆくと、九十九湾へと向かう道が2つに別れていたりする。海廻りとそうでないほうなのであるが、そうでないほうにはご丁寧に「近道」と書いてあったりするわけで…少し迷った挙句そうでないほうを選択、進撃する。
しかし、車にとっては近道であったとしても、はたしてそれが自転車にとってもそうであるかというのは非常に怪しいものであって、まぁ、海廻りを走っていない故に真実は永遠に謎のままだが、とにかくあまり近道という感じはしなかったのが実感であったりする。とにかく出てきた結果としては、妙にしんどかったのと(それはいつもの事だが)、五色浜というスポットらしき場所をスルーする羽目になってしまったということか。

で、九十九湾はというと…観光船があるにはあったのだが、値段も高そうだし、何せそんなにゆっくりしている時間は無いっ!!ってことでパスして先に進む事に…なにせ今日の目標地点は約100km先の七尾市ゆえ、出来るだけ迅速に行動しなきゃならないのだから…
そのうち、頑張っているとようやく√249に復帰した。ちょうど能都町の役場の辺りに出たらしい。これは運が良いと、走りながら朝食のとれそうな所を探す。さすればちょうど良い所に喫茶店が…もはや空腹も限界、少し迷いはしたがそこに入って朝食、\500也。
そこからはしばらく√249、海沿いの走りやすい道をヒョロヒョロと走る。次の県道(海廻り)との分岐は鵜川という集落の辺りだ、ほどなくその集落の入り口に着いたので、そっち側に進路を向ける。ここからは地図を見ても明らかに遠回り、気は進まないが、国道が随分内陸を通っている(距離は圧倒的に国道のほうが短い)のと、海廻りじゃないと一周する意味が無い(今更何を言うか…)と、自分に言い聞かせて海廻りの道を進む。そういえば鵜川でも祭りの準備をしていた、能登は今が祭りの最盛期なのだろう。
鵜川の祭りの準備体力の減少はかなり著しい、苦しみながら海沿いルートを進む。動きたくなさそうな足を無理して進ませ前に進んでゆく、海沿いルートは日陰が少なく、休憩場所を探すにも一苦労である。もちろんこんな辺境の地にコンビニなどは無い、頼りになるのは自動販売機のみという厳しい状況の中、ただひたすら前へと進んでゆく。
途中の甲(かぶと)という集落で飲料の補給をした後、ちょうど良い具合に地元消防団の備品置き場があり、そこに水道があったので(日陰もあった)、長めの休憩をとる。疲れがピークに達する(近くなる)と体がしびれてくる事が良くあるのだが(日(熱)射病の前兆とのうわさも…)、その状態に来ていたので、寝転んで症状が改善するのを待つとする。
そこから、地元の人に道を聞き、ひたすら海沿いルートをひた走り(途中、登り坂で何度も自転車を押して上がりはしたが)再び√249に戻ってきたときはすでに時刻は12時を回っていた…穴水までもう一息、気力を振り絞る…のだが、どうにも力が出ない、ポケットパーク(道の駅の店が無いやつと思いねぇ)で休憩をとったり、飲料を補給したりしながら、穴水を目指す。
穴水に着くと、久々のコンビニが(中部・北陸は強いぞ丸系)迎えてくれた。穴水での情報収集と気力の補給に立ち寄る、そこで久々のアイスにかぶりつき、穴水を中心とした、能登半島の地図も手に入れる。で、地図を見た結果、すぐ近くにあった「ふぁみりぃれすとらんフレンド」という所で昼食をとることに決定する。しかし、さすが「ふぁみりぃれすとらん」我々の頭の中にあるようなファミレスとは全く違った感じで、一歩間違えれば定食屋にしか見えないれすとらんだった(ふぁみりぃが経営しているレストラン、ともとれるような従業員たちだった)。それでも、昼飯時とあって家族連れやら、仕事途中のサラリーマンやら様々な人種であふれていたのにはちょっと驚いた。
昼飯兼休憩の後は、いよいよ七尾を目指す。体力はゼロに近い、だが、自分に喝を入れつつ気力中心で進んでゆく。だが、途中の道の駅でマジ金(笑)を飲んだ辺りから、どこからともなく体力が湧いて来る…もちろん、とりあえずの目的地である和倉温泉街が目に見えてきた事も影響してはいるだろうが。看板で和倉温泉まであと8kmと表示された辺りから、今まででも滅多に出なかった30km/hのスピードが出るようになる、我ながらちょっと怖いものだ(昔にもこういう事はあった)
和倉の総湯そして、あっという間に和倉温泉。まだ小学生の頃に(だったと思うが)一度だけ来た事があるので、初めてというわけではないが、なにせ相当昔の事、ほとんど覚えてはいない。それでも、突如現れる巨大ビル群は、子供心にしっかりと脳裏に焼きついていたらしい。懐かしい気持ちで温泉街を進む。
外湯(総湯)を見つけ、とりあえず入浴。しかし、体の汚れは落とせても、日焼け後の赤く腫れた肌は、湯舟に浸かる事を嫌う。必死で我慢して何とか湯舟に浸かるが、そう長い時間は持ちはしない。とりあえず風呂から上がり、休憩室に向かう。ここでの目標は電子機器類の充電だ。携帯を充電し(このツアー初充電)つでにモバイルギアも少しだけではあるが充電しておく。17時になると休憩室が閉まってしまうので、仕方なく外に出て、今日の宿を探そうと自転車に戻る…

その時、一人のおじさんが話し掛けてきた、どうやら表に泊めてあった自転車の持ち主と知って話し掛けてきたらしい。話を聞いてみると、昔自転車で日本一周した事があるという、更に、好意的にチャリダー・ライダー・バッグパッカーなどを我が家に招待しているという話らしい…これはチャンスと思い、しばらく話していると、今日の宿について聞いてくる。まだ本当に何も決めてなかった(駅で過ごそうとは思っていたが)ので、まだ決めてないと正直に答えると、うちに泊まるかと言ってくれる。話を聞いているうちからそのつもりだったので(もちろん表には出さないが)しっかりと好意に甘えておくことにする。
ちなみに、この日は和倉温泉でも祭りがあるというので、結構観光客も多い。とりあえず家に自転車を置こうというので頑張ってついてゆき、その親切なおじさんの家に自転車を止め、家にあげてもらう。どうやらそのおじさんはこの温泉街で役者をやっているらしく、仕事の合間にこのように旅人を泊めているらしいのだ。(知っている人は知っているんじゃないかな??)
そうして、一息ついたあと、とりあえず祭りを見に行くが、どうやら眠気と空腹でそれどころではなかったらしく、適当に切り上げる。そして、おじさんに夕食まで御馳走になる。その後も、しばらく旅とかについて話していたが、まぁ、明日も早い事もあって23時頃には就寝。いよいよ明日は輪行、帰奈の日になるのである…

今日の走行データ(蛸島〜和倉温泉)
走行距離:107.78km
走行時間:5:55:57
最高速度:49.4km/h
平均速度:18.1km/h