バナー(時の狭間で)

基礎のきそ

電気について(大まかなお話し)

電気には流れる電気と流れない電気の2つが有ります。

そして、流れる電気にも2つの種類が有って、
乾電池やニッカド電池のような電池を使う時に流れる電気を「直流」と呼び、
家庭内のコンセント等で使う電気を「交流」と呼びます。

流れない電気は「静電気」と呼んでいます。乾燥した冬等に油断すると「バチッ」
と火花が散って痺れたりしませんか?
「静電気」はある程度の量になると「放電」という動作をしてやっぱり流れるのです。
そして、雷による稲光も「放電」です。
さて、普通に工作や実験に使うのは流れる電気ですが、主に「直流」を使います。
だからと言って乾電池などを使うと直ぐに減ってしまって動かなくなったりします。
だから、「交流」を「直流に変換して使います。これを「整流」と呼びます
直流の例 整流の例

電気を測る&見る(アマチュアの場合)

 電気は目に見えませんね。(稲光は光って見えますけど)だから、「単位」を決めて
その量や大きさを表して観た事にします。

 ・電流を「I」と表してその大きさをA(アンペア)とします。
 ・電気の大きさを「E」電圧として単位はV(ボルト)とします。
 ・電気の流れにくさを「R」抵抗として単位はΩ(オーム)とします。
   1ボルトの電圧をかけて1アンペアの電流が流れた時1オームの抵抗が
   有ると定義します。

この三つには関係が有ります。

 ・I=E/R ・R=E/I ・E=I×R 

これをオームの法則と呼びます。

 それで、アマチュアの場合この三つを測る方法として「テスター」と呼ぶ測定器
を使います。
 テスターは、目盛りを針で示して数値を知るアナログ型と、数値を直接デジタル
数値で表示するデジタル型の2種類が有ります。

 テスターは家電屋さんかD・I・Y店等を探せば2〜3000円から数万円の
範囲で市販されています。
 テスターはマルチテスターとも呼ばれ、電流値、電圧値、抵抗値 を測定する事を
基本として、通電ブザーや、コンデンサ値、インダクタンス値を測定できる物まで
有りますが、アマチュアとしては基本の三つの他通電ブザーが付いている位で充分
と思います。
自分のスキルが上がるにつれ、それに合わせて色んな測定器が欲しくなります。

テスターの使い方(よ〜〜く覚えましょう)

 テスターの使い方のうち「電圧」を測ってみましょう。
電圧は回路に対して並列にテスターを当てて測定します。
例えば 電池の電圧は・・・下図を参考にしましょう。
1.まずテスターの測定線のプラス側をテスターの
  プラス端子に差し込みます。

2.テスターのマイナス測定線をテスターのマイナス
  端子に差し込みます。

3.測定範囲を予想される電圧値の数倍〜10数倍にします。
  普通の電池は1個が1.5Vですから3Vとか5Vの測定
  範囲に設定します。
  
  測定の基本は必ず大きい範囲で確認してから段々に
  小さい範囲に切り換えていく事です。

測定端子のプラス、マイナスを間違うと針が逆に触れて
テスターを壊す場合も有ります


測定を「電流」に間違うと、測定端子を触れたとたんに
過大な電流が流れてテスターを壊します。
同時に
回路も破損する場合も有ります。
 次は「電流」を測ります。
電流は回路を切断し、その間にテスターを入れます。
この時測定端子の触り方で回路を破壊する場合が有りますので慎重に行いましょう。
1.測定を「電流」に切り換えます。

2.回路の測定部分を切り離して、その部分に「直列」に
  テスターを接続します。

測定端子のプラス、マイナスを間違うと針が逆に触れて
テスターを壊す場合も有ります


左図で言うと、電池側に接続すると測定端子を触れた
とたんに過大な電流が流れてテスターを壊します。
同時に回路も破損する場合も有ります。

一口メモ