栂池高原、親の原
Tsugaike Kogenn 857m

ホテルサンプラザ・栂池
  昨日は白馬岳(2932m)東麓の栂池(つがいけ)自然園(標高1860m)を散策した。そして栂池ロープウェイ、ゴンドラリフトを乗り継いで栂池高原駅(親の原)まで下りて来た。
  栂池高原は白馬岳の東麓で、標高2200m〜800m位の標高差のある広大な高原をである。
  親の原はその下端(東端)で、栂池スキー場の親の原ゲレンデのあるところだ。  
栂池、別荘地
  昨夜は、栂池高原駅近くのホテルサンプラザ栂池に泊まった。生ビールに食べ放題のジンギスカン料理はボリューム満点であった。
  この辺は、宿泊施設も多く、ホテル27、ペンション21、民宿・旅館26、ロッジ50軒と全部で124軒もある一大リゾート地帯となっている。しかし、競争が激しいのか、どの宿泊施設も割安な感じがした。  
北アルプス
  翌朝、朝食の前に、カメラを持って親の原を散策する。
  ベンションの背後には北アルプスの鑓ヶ岳(2903m)、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)、小蓮華山(2769m)、乗鞍岳(2436m)等が、迫力満点に連なって見えるところである。  
ススキ原
  8月末であったが、親の原は、もうススキが咲いていた。実に爽やかな秋風である。この辺一帯が親の原と呼ばれているところだ。
  この先は、谷となっており、親沢があるところだ。親沢は乗鞍岳東麓を源流とする沢で、千国で姫川に合流し、糸魚川で日本海に流入している。
コスモス
  高原ではコスモスも満開であった。一足早い秋の訪れであった。そして驚いたことに、夏の向日葵も丁度見頃であった。
  遅い夏と早い秋の行き交う高原であった。この親の原のある小谷(おたり)村は、信州と越後の国境にあり、姫川の中流域を占める村で、人口は3719人であるが、面積は広く、栂池高原、白馬大池、風吹大池等が含まれている。   
向日葵
  また、小谷、島、姫川温泉や多くのスキー場のあるところでもある。
  向日葵が群生していた。高原の朝を堪能した後、塩の道・千国街道に出てみた。  
千国街道
   江戸時代以前の塩の道(旧千国街道)は、この道路の右手に今も保存され、ハイキングコースとなっている。旧街道沿いには、親の原百体観音が残されているところだ。
  塩の道として知られた、旧千國街道は糸魚川から松本まで全長120kmの道である。今の姫川沿いの糸魚川街道(国道148号)ではなく、この親の原を通っていた。  
石仏群
   暴れ川で、また、がけ崩れの多い姫川沿いは、当時危険で通れなかった。さらに、姫川沿いは、大地溝帯フォッサマグナでもある。
  塩の道は、牛の背に塩を積んで運んだ道である。街道筋には馬頭観音や石仏が今でも多数残されていた。  
千国街道
  今回はここで、中断してホテルに戻った。朝食後、改めて塩の道・旧千国街道に挑戦した(別記)。
  歩いてみると、予想以上に勾配のきつい、厳しい道であった。 



ルート

JR大糸線 白馬駅
〜松本電鉄バス20分 栂池高原


駐車場

 栂池パノラマウェイ
栂池高原駅前


休憩所、トイレ
栂池高原駅前

0408/0809




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