冠着山(姨捨山) 長野より聖高原経由で冠着山(かむりきやま)に来た。生憎の雨でトレッキングは諦めて、今日の宿舎である「冠着荘」に直接行った。 左の写真はその途中の道より撮ったものだ。雨で霞んで、良く解らないが、冠着山山腹より撮った写真である。 |
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冠着山は別名姨(おば)捨山と呼ばれている。つい最近まで、この姨(おば)捨山を姥(うば)捨山と思っていた。先入観とは恐ろしいものだ。それほど、この山は、深沢七郎の「楢山節考」(木下恵介と今村昌平監督が映画化している)で有名になった所である。 ある特定の年齢(信州では70歳、60歳の伝説もある,東北では60歳)に達した老人を山に捨てるという各地の姥捨て伝説(大和物語は有名)をもとにした小説である。 |
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食べることさえ難しかった時代背景と、棚田でも知られているこの冠着山がそんな伝説と結び付いたものであろう。 年寄りの嫌いな殿様が60歳になった老人を山に捨てよと命令したとの話も伝わっているが、どうもこれは嘘っぽい。イソップ物語を現代風に改悪した類に思えてならない。現実は、そんな好き嫌いの問題ではなかったはずである。 おっと、大分脱線したが、今夜の宿、この冠着荘の部屋と食事は良かった。また訪れてみたいと思っている。 |
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ルート 長野自動車道 麻積IC 〜聖高原 〜冠着山(姨捨山)〜冠着荘(泊) 〜軽井沢 |
駐車場・休憩所 冠着荘 宿泊者無料 |
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