瓢湖と五頭連峰 上野発の急行に乗り、上信越線の新津で羽越線に乗り換えて2つ目の駅が水原である。丁度、新津市と新発田市の間にある町で、白鳥の来る湖、瓢湖のある町として知られている。 大晦日に、わざわざ白鳥の写真を撮りたくてやってきた。生憎の曇り空であったが、写真は結構撮れた。湖面は凍っていたが、その氷の上を埋め尽くす様な鴨の大群が見事であった。 |
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飯豊連峰、二王子岳 雪を被った、手前の五頭(ごず)連峰と、その先の飯豊(いいで)連峰の二王子岳(にのうじだけ、1420m)が手に取るようにくっきりと見えた。手前の田圃は、見事なほど完全に凍っていた。 五頭山は、名前の通り、頂上ふきんは、5つも峰よりなっている。その各々の峰には石仏が祀られているとのことであった。 |
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鴨群舞 瓢湖は、寛永年間(1644年)に新発田藩主により五頭山よりの川を堰き止めて、潅漑用水池(9ha)として作られた。 湖畔には、数百本の桜と50万本のアヤメが春から初夏にかけて咲き誇る様は見事とのことであった。しかし、真冬の瓢湖は、都会住まいの我々にとっては、却って珍しく、夢中で写真を撮った。 さすがに、この時期では、写真を撮っているのは、我々だけであった。もちろん観光客は一人もいなかった。 |
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瓢湖の白鳥 今では、約2000羽以上の白鳥が毎年飛来するとのことであったが、当時はそんなにはいなかった。氷の割れたわずかな水面に白鳥と鴨が群れをなしていた。 特に鴨の多さには驚いた。2万羽はいるとのことであった。一斉に飛び立つと、空を覆うほどであった。 |
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村杉温泉への道 夕刻、撮影を切り上げて、村杉温泉に行き宿を探した。この当時は寂れた温泉街であったが、今は立派な旅館が建ち、賑やかな温泉街になっているとのことである。生憎、この後一度も訪れていないので、本当のところは解らない。 新潟には、仕事も含め何度か来ているが、ついここまで、足を伸ばす余裕は無かった。また、ゆっくりと来てみたいと思っている所の一つである。 |
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村杉温泉 雪の降り積もった、五頭山麓の村杉温泉街である。夕刻より、夜にかけ、又雪となった。予約も無しに泊まった宿の女将が、親切で、一緒にこたつに入りながら、我々にこの辺の話をいろいろしてくれた。 そして地酒の熱燗をついでくれた。表はそれこそ深々と雪が降っていた。 |
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五頭連峰登山口 村杉温泉は、五頭山(ごずさん、912m)、松平山(954m)への登山口である。冬山登山の入門コースともなっているが、登山道は、崩壊しているとの看板が出ていた。 前日の天気が嘘のように良い天気になったが、今回は、登山が目的ではないので、そのまま水原駅に戻り、新潟に向かった |
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ルート 水原〜瓢湖〜村杉温泉(泊)〜新潟(泊) 歩行 1時間 |
駐車場 瓢湖 無料 |
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