新 潟
Niigata City


新潟駅前
  昨夜は水原の村杉温泉で大晦日を過ごし、元旦の今日、日本海に面した大都市、新潟を訪れたくなり、やってきた。
  日本一長い河川である信濃川の河口にある街が新潟である。砂州により新しく形成された潟湖が新潟の語源との事。昔からの地名である。
古町、本町
  駅より、信濃川の万代(ばんだい)橋を渡って旧市街地である、古(ふる)町、本町の商店街に行った。今は立派なアーケードが出来ているが、当時は歩道だけが、屋根付であった。昨夜の雪が、積もっていたが、予想よりは少ない積雪であった。
  例によって、泊まる宿の予約はしていないので、街中にある行商人向けの小さな旅館を探し、今夜の宿とした。
  新潟は、古来より港湾商業都市として栄えた街であるため、未だ当時はこんな旅館が沢山残っていた。
街角
  一方、工業地帯としても日本海側随一の工業集積地帯である。その後、何回か訪れたことがあるが、一度は、新潟にあるKガス工業であった。今でも、石油は日本の90%、天然ガスは全国の65%の生産量を誇っている。
  K社とは、そのガスを利用した新素材の共同開発を行った事があるので、良く覚えている。その後、このK社は、経営が厳しくなり、大手の繊維メーカのKU社に吸収合併されてしまった。石炭に続き、日本の石油、ガス生産会社のありようを象徴しているようである  
信濃川 
  万代橋よりの信濃川である。長野県東部から新潟県中部を流れ、新潟市で日本海に注ぐ川で、流路はなんと367kmある。
  源流は、奥秩父の甲武信ヶ岳(こぶしがたけ、2475m)より流れる千曲(ちくま)川であり、長野盆地で犀(さい)川に合し、新潟県に流入し信濃川となる。全流域面積では、利根川、石狩川に次いで第3位の大河である。
境内
  信濃川の流域には、飛騨山脈、三国山脈をはじめ、北信濃、魚沼地方など日本有数の豪雪地帯があり、流量も豊富であり、この水を使った水田は、大穀倉地帯を形成している。
   また、この河川を利用した、船運が盛んであった。最近、市の主導で「水の都、にいがた」と盛んにPRしている。   
どんと焼き
  旅館の予約をした後、近くの神社に初詣にでかけた。元旦の今日、市内の神社は多くの初詣客で賑わっていた。関東住まいの我々にとっては、この雪に覆われた境内や、凍った池そのものが珍しかった。


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