河 津
Kawadu

河津駅前
  新宿より伊豆急直通のスーパービュー踊り子号で約2時間半で南伊豆の河津に着く。今までは、いつも車で泊りがけで来ていたが、今回初めて電車を利用して南伊豆まで来た。便利になったものだ。
  今回の目的は、早桜で有名な河津桜をカメラに収める為に、写真仲間4人でわざわざやってきた。
  菜の花と桜が未だ2月(19日)と言うのに、もう見頃となっているのであるから、確かに日本一早い春である。その「春」を求めて、平日というのに、ものすごい人込みであった。
  メイン会場となっている河津河畔までの道も桜と菜の花が満開であった。河津桜祭りは2/10から3/10までであるから、東京より1月も早く、そして開花期間も1月と長いから立派な観光資源の一つとなっている。
河津桜
  河津桜は、町内に原木が保存されている。それを栽培して増やして行った由。温暖な気候と、早咲き桜が旨くマッチして見事な桜並木が河津川沿いに形成されている。
  他のどこよりも早く咲き出し、そして花がなかなか散らないのが良い。持ちが良いのである。染井吉野の様に、パッと咲いて、パッと散るのが桜と言う向きには桜らしくない桜である。
河津河畔
  河津町は古くから港として栄え、江戸時代にはあの大久保長安が金山(縄地金山)を開発し賑わった。なお、河津は川の港の意味である。
  また、町内の各地から温泉が湧出している。大滝、湯ヶ野、峰、谷津、河津浜、今井浜等の温泉である。その中で、河津川上流の湯ヶ野温泉は、川端康成の「伊豆の踊り子」の舞台となったところだ。
河津川
  天城山地を源流とする河津川の上流の天城峠(820m)付近には名勝地、河津七滝(ななたる)や、曽我兄弟の父(河津三郎祐泰)の館が残されている。
  今回は、河津桜が目的であったので、このまま川沿いに河口まで歩いた。土手には桜と菜の花が何とも言えぬ均衡を保って栽培されていた。
河津川河口、浜橋
  河口まで行って、そのまま駅に戻り、伊豆急で下田に向かった。野水仙の群生地として有名な須崎・爪木崎に行くためである。


ルート
 
新宿〜スーパービュー踊り子
〜伊豆急・河津〜河津川〜河口


歩行時間  2時間
駐車場
河津 有料

休憩所・トイレ
河畔 有り

0302/0303
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