登呂の遺跡 現在の静岡市街南部に登呂と言う地名がある。ここに、弥生時代中期から末期(3世紀)にかけての住居跡、水田跡、森林跡が奇跡的にそっくり残り、家屋と倉庫が復元されている。 出土品は同じ公園内の登呂博物館に展示されている。12戸の住居跡と2戸の高床式倉庫跡からなる住居地区と畦や水路を設けた水田地区、そして森林跡も発見された時(昭和18年)は戦争中とはいえ、大騒ぎとなったそうだ。これほど保存状態が良い遺跡は他に例を見ない由。 |
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何故だろうか?気になって調べてみたが、誰もそんな事には興味が無く、そこに現存する遺跡にのみ、ただ目を奪われている様にしか思えなかった。 これほど、見事に当時の生活空間がそっくり残されているということは奇跡に近い。場所柄、富士の噴火によって、火山灰で埋もれたとしても不自然だ。住んでいた人たちは避難して、そのまま帰ってこなかったのか。平地であるからがけ崩れで埋まったものでもない。 |
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地図を見ると、登呂付近は安部川と藁科川の合流付近で、所謂扇状地になっている。ということは、やはり洪水で一気に泥水に埋まってしまったと考えるのが自然であろう。 後世の人は、そんなことを知らずに、その埋没した住居跡の上に積もった土砂の上に又、生活空間を新たに作ったということが正解らしい。 発見された時は、この辺一帯は田圃であった由。軍需工場を建設しようとして、偶然に発見されたとの事である。 |
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ルート 東名高速、静岡インター 〜静岡〜登呂遺跡 所要時間 1時間 |
駐車場 登呂遺跡 有料 静岡の名物 駿河凧、金剛石目塗漆器 安倍川餅、茶飴 |
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