縞 枯 山
Mt.Simakare 2403m
縞枯山荘
  八丁平にある縞枯山荘の朝である。昨日の天気が嘘の様な清々しい快晴となった。同宿者の東京のY氏は、ここから雨池峠に戻り、そこから縞枯山に登り、茶臼山、麦草峠、そして渋ノ湯でのんびりした後、東京に帰るとのことである。リュックに三脚を付けての撮影登山であった。
  ここから、縞枯山は、雨池峠経由で、約1時間のコースである。頂上は樹林で覆われ見晴らしは得られない。
雨池峠
  また、ガスが掛かってきた。まだ早朝だというのに、もうガスが出てきた。この辺は、雨池峠まで木道が出来ており、非常に歩きやすくなっている。
  縞枯山は、亜高山帯シラベ林に特有の縞状の立ち枯れ現象が起こっている山として名が知られている。紀伊半島から奥日光の間の表日本側に見られる現象で、この北八ヶ岳と奥秩父の西部で見られるとの事であった。 
縞枯山腹
  縞枯現象は、平坦な稜線とこれに続く南面の緩い傾斜地である山腹に見られる。シラベの根も浅く生育不良の上、密生しているので風に対して弱い。
  強風が吹き抜けると、線上になぎ倒され、風倒面が出来ると、その上の縁の木が、乾燥などによって枯れ進み、一方もとは真っ暗な林の中にあったシラベの雅樹はいっせいに成長を開始し、林になっていく。
坪庭より縞枯山
  立ち枯れの上方への進行と同時に若い林も進んでいく。もとの位置が老齢になると強風で次の風倒面が出来、次の縞が出来て、数列の縞枯れが見られる様になるとのこと。大体20年周期で縞枯れ現象が移動するとの事であった。
  写真でも、2列の縞枯現象が鉢巻きの様に見る事が出来る。それにしても自然は神秘的で素晴らしいといつも感心させられる。


ルート
中央高速 諏訪インター 1時間 

ピラタス横岳ロープウェイ山麓駅(1660m)
〜山頂駅(2230m)〜坪庭〜北横岳ヒュッテ
〜横岳南峰〜北峯〜大岳尾根〜北横岳ヒュッテ

北横岳ヒュッテ〜三ツ岳三峰、二峰、一峰
〜雨池山〜雨池峠〜八丁平〜縞枯山荘(泊)

縞枯山荘〜雨池峠〜縞枯山

歩行時間 計6時間
駐車場
 ピラタス横岳ロープウェイ山麓駅
100台以上、無料

休憩所、トイレ
ロープウェイ山頂駅
北横岳ヒュッテ、縞枯山荘


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