渋ノ湯温泉 中央高速の諏訪インターより、約1時間で奥蓼科温泉郷、渋の湯に着く。ここでクルマを預け、登山開始となる。 今回は、始めてのテント持参のため、練習を兼ねての山行きであった。前回の富士登山で、山小屋泊まりにはこりごりしたので、新しく3人用のテントを購入した。 |
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黒百合平 渋ノ湯より樹林帯の急坂を登り、1時間ほどで渋温泉の分岐に出る。ここは広く平坦で適当な岩があるため、見通しは効かないが、休憩するのに良いところである。 左に道を取り、しばらく行くと、又沢筋の急登になる。途中唐沢温泉の分岐を見送り、ごろごろした急坂を登っていくと、急に視界が開けてくる所が黒百合平である。今回は、テントを背負っているので、少しばて気味であった。 |
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黒百合ヒュッテテント場 ヒュッテで手続きを済ませ、買ったばかりのテントを張る。練習してきたせいか、スムースに張ることが出来た。今回はテント生活が目的であるから、スリバチ池へ向かって、天狗岳を見ただけで、お湯を沸かし、夕飯の支度に掛かった。 始めてのテント泊にしては、大体予定通りであった。ただ、銀マットのみでテントマットを持参しなかった分、夜、背中が痛かった。 |
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中山峠より獅子岳 翌朝、回りのざわめきで目が覚め、朝飯の支度をした。ガスで湧かす、お湯のありがたさを痛感した。お湯さえあれば、大抵のものは美味しく食えると思った。朝飯は、うどんと米の飯で簡単に済ませ、テントを置いたまま、天狗岳に向かった。 テント場から、中山峠までは10分で着く。ここからは反対側の稲子湯の方が見下ろせた。左に行くと、白駒峠、高見石方面である。我々は、右に向かい、途中の大きな岩がごろごろしている所を経て、天狗岳に向かった。 |
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中山峠より天狗岳 樹林帯を抜けると、森林限界を超え、ぐるっと360度の景観が得られる。目の前に、大きな鼻のある東天狗岳、そして右に西天狗岳が大きく見える。ここで、目の前に、リスがいるのに気が付いた。カメラを向けると、さっと逃げられてしまった。 |
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天狗岳より茅野方面 天狗の鼻より、スルバチ池の方に向かった。南アルプスや茅野方面が、見事に見えた。歩きにくい道ではあったが、黒百合平からの簡単な周遊コースになっている。 |
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スリバチ池 この時期では、スリバチ池はすっかり干上がっていた。もともと雪解け時期しか水が無い池である。それでも想像するだけで、メルヘンを感じる光景である。 この辺は、冬も賑わい、樹氷が見事で、クロスカントリースキーのメッカになっているとのことであった。黒百合ヒュッテは冬も営業している。 のんびりと、高山の朝のトレッキングを楽しみ、10時頃にはテントを畳み下山開始した。 |
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ルート 中央高速、諏訪インター 1時間 渋ノ湯〜黒百合平〜中山峠 〜天狗岳(2646m)〜スリバチ池 〜黒百合平〜渋ノ湯 歩行 6時間 |
駐車場 渋ノ湯 有料 休憩所 黒百合ヒュッテ |
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