大雪国立公園北端 旭川より大雪国道を下った。大雪山を中心に、上川、十勝支庁にまたがる国立公園に指定されている。日本最大の原生林でも有名である。 大雪山系の最高峰は旭岳で標高は2290m(北海道の最高峰)である。標高2000m前後の山が十数座あり、北海道の屋根とも呼ばれている火山群である。 原始林、峡谷、瀑布、湖沼などが点在し、原始的景観を随所に見せているが、今はロープウェイが出来、我々が訪れた時とは、全く違う景観となっている事であろう。 |
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層雲峡 層雲峡は、大雪山の北麓に石狩川が作った峡谷。1921年に訪れた文人大町桂月の命名。擬灰岩が浸食されて、高さ100m以上の岩壁となり、垂直に柱状節理が発達している。この峡谷は延々と約20kmも続いているから、壮観である。 当時は、道は舗装されていなくて、車が通ると、ものすごい埃を舞い上げていた。 |
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小函(こばこ) この道を川上に登っていくと、右手に大雪山・黒岳(今は中腹までロープウェイが通じており、大雪山の登山基地ともなっている)、赤岳(2078m、中腹より見事な銀河の滝、流星の滝が流れ落ちている)が見える。 切り立つ岸壁が両側から迫っており、小さな「はこ」を作っていることから、小函と命名された。それに対して、下の写真は大函である。 |
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大函(おおばこ) 大函の上流には、大雪ダム(大雪湖)が出来ている。この湖岸より、石北峠(1040m)を越え、北見街道を西に向かい、留辺蘂(るべしべ)、北見より網走に向かった。 次に来るときは、渓谷歩きではなく、時間を掛けて、北海道の最高峰、大雪山(旭岳)に登って見たいと思っている。 |
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