新世界公園本通り 天王寺動物園から新世界の東のゲートを潜ったところが新世界公園本通りという。 うどん屋、酒屋、かつどん、串かつ、たこ焼き、お好み焼き、ふぐ、カニ、すし、居酒屋、旅館、そして衣料品店やおもしろグッズ、カラオケ、スナック、パチンコ、スマートボール(懐かしい)、楽器屋等が所狭しとごちゃごちゃと並んでいる。日中でも大層賑やかな町である。 明治36(1903年)、ここで開催された内国勧業博覧会(第5回)の跡地の東部が天王寺動物園で、西部が大阪土地株式会社経営の「新世界」となった。 |
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通天閣南本通り 中央部には、パリのエッフェル塔を真似た通天閣(写真中央は2代目)が建てられ、その南側にニューヨークのコニー・アイランドの遊園地を模して、ルナ・パークと呼ばれる一画が作られた。その後、映画館や、演芸場、飲食店が出来、庶民の盛り場として一世を風靡したところである。 写真は、新世界本通りを進み、右手に通天閣が見えるところである。この細い道が通天閣南通りと呼ばれているところだ。 この一角は、まことに大阪らしい雰囲気をしている。元祖、日本一と標榜する店が多いし、看板は何とも言えず奇抜で派手である。ホンマ、関東ではこうはいかない。 |
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ふぎ料理専門・づぼらや ふぐ料理専門のづぼらやである。「つぼら」ではなく、「づぼら」なのである。ずぼらなら、だらしがない、しめくくりのないの意である。ふぐは身がしまっていなければ格好がつかないのに、ずぼらとは気にかかる。おっと失礼、づぼらであった。 ここは大きなふぐの提灯が目印となっている。他でも見かけたことがあるので不思議に思ってみると、ここが本店と看板に書いてあった。他に亜細庵新世界店、道頓堀店、同別館があるという。 なお、ふぐ専門と謳っているが、てっちりやふぐ鍋の他に、握りずしや和牛のすき焼き、しゃぶしゃぶ等まである。 気楽に食べられる1品料理や、丼もの(ふぐうどん、ふぐ天麩羅そば、ふぐ茶漬け、ふぐカツ丼等)もある。さすが「ふぐなら日本一」と標榜するだけのことはある。 |
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串かつ横綱 こてこての大阪でっせ、新世界は通天閣に串かつの店、日本一の串かつ、横綱でっせ! 串かつと言っても、大阪では串にさしてパン粉をつけて、油で揚げれば何でも串かつ・・・・肉の種類と野菜の種類だけ串かつがあるのである。これには驚いた。要は、東京で言う串揚げのことだ。 カニ、タコ、マグロ、海老、穴子、つくね、卵からジャガイモ、かぼちゃ、アスパラ、れんこん、ちくわ・・・・と何でも有りである。全部で、200種以上もあるとのこと。 いずれにしろ揚げたては旨い。酒のつまみには最高である。24時間営業している。 |
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ビリケン様 店の一角に大きなビリケン様。世界一の全高4mの超特大ビリケン様とのこと。 このビリケン様は、もとルナパーク内のホワイトタワーと言う建物の中に安置されていたもので、アメリカの女性彫刻家フローレンス・プリッツにより、1908年に作られたもの。それが新世界のここに1910年に持ち込まれたとのこと。しかし、大正12年(1923年)ルナ・パークが閉鎖された時、ビリケン様は行方不明となってしまった。 現在通天閣の展望台に安置されているのはその複製である。足の裏を擦ると願い事がかなうという。左の写真はそのまた複製品である。大小さまざまな複製品が街角に置いてあった。 |
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ルート 新幹線、新大阪駅 〜地下鉄御堂筋線〜動物園前駅下車 〜新世界公園本通り〜通天閣南本通り |
駐車場 天王寺公園 有料 休憩所・売店・レストラン・トイレ 新世界内 有 |
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