日本写真紀行／Hitosh／南紀白浜、旅・ドライブ

南紀・白浜
Ｓｉｒａｈａｍａ

		白浜・千畳敷　　道成寺に保管されている、「道成寺縁起絵巻」に描かれた清姫の女の執念に毒気を抜かれた後、この白浜にやってきた。こちらは、今でこそ海外のハワイなどにお株を奪われたが、かつては新婚旅行のメッカであった。　　道成寺のイメージと一転して、こちらは目映いほどの白い砂浜と、そして、この瀬戸崎にある大きな岩盤（砂岩）が波に洗われて出来た、南国的で開放的な千畳敷である。
		舞台を連想するのか、ここで、踊るような仕草をする女性が多いところである。思いっきり息を吸いたくなってくるところだ。　　道成寺がこの世で実らぬ恋の行方であったが、こちら白浜は恋が実ったカップルの舞台だ。白浜温泉は奈良時代より続いた名湯であり、そして、この千畳敷を始めとして、三段壁（べき）、円月島、渚１００景に選ばれている白良（しらら）浜と、景勝地に事欠かない。
		チョンンガ－３人組の我々は、ほうほう（這這）の体でこの白浜を後にした。ここは新婚さん任せておけば良い。　　このあと、潮岬、橋杭岩を通り、今夜の宿、勝浦に向かった。

和歌山～川辺～道成寺～御坊～白浜～千畳敷～潮岬～勝浦

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