日本写真紀行／Hitosh／阿蘇山・高岳、旅

阿　蘇　山・高　岳
Ｍｔ．Ａｓｏ、Ｔａｋａｄａｋｅ　１５９２ｍ

		草千里ケ浜と外輪山　　阿蘇山は熊本県北東部にある火山。阿蘇五岳と呼ばれる、根子岳（ねこだけ、１４０８ｍ）、高岳（１５９２ｍ）、中岳（１５０６ｍ）、枡島岳（きしまだけ、１３２１ｍ）、烏帽子岳（えぼしだけ、１３３７ｍ）を中心とする火山群とそれを取り囲む、見事なほどの、大規模な阿蘇カルデラとからなっている。　　阿蘇カルデラは東西１８ｋｍ、南北２３ｋｍ、標高８００～１２００ｍのカルデラ壁で取り囲まれている。
		烏帽子岳　１３３７ｍ　　烏帽子岳（えぼしだけ、１３３７ｍ）とその側火山の草千里ヶ浜である。標高１１００ｍ余。外側火口は直径約１ｋｍのほぼ円形の輪郭となっている。全域が起伏の少ないなだらかな草地となっている。　　我々は三月に訪れたため、未だ寒く、広大な草千里も、一面枯れ草の状態であった。季節になると、肥後の赤牛の名で知られる褐毛和牛の放牧地になるとのことであった。
		米　塚　９５４ｍ　　阿蘇中岳の噴火は、主に赤熱噴石を火口から噴出するストロンボリ式噴火を繰り返し、長期間継続して多量の火山灰を放出している。そのため、火山灰の降下は農作物などに被害を与えてきた。噴火による、死傷者や、観光施設の破壊も当時は時々発生していたが、今は余り聞かない。
		中岳火口　１５０８ｍ　　噴火口に行くと、風の具合で、底が見えることがある。世界に余り例の無い、火口を覗ける火山としても有名である。今回も、その写真を撮ったが、わかりにくいので、この写真をのせてある。　　この山のすぐ後方にあるのが阿蘇の最高峰高岳（１５８９ｍ）である。

６５０３／００１０／０４０５

Ｈｉｔｏｓｈ