日南海岸
Nichinann Kaigan


日南海岸、弥生橋
  宮崎市南部海岸にある小さな島が青島である。周囲約1.2km、面積約4.4ha、最高点の標高は5.7m。新第三紀の属する宮崎層群の砂岩と泥岩の互層が浸食されて海食台をなし、その上に砂や貝殻が堆積して島が形成された。
  砂岩は海波の浸食に強いので残り、泥岩は弱いためにくぼみ、凹凸をした波状地形となって出来たのが左下の洗濯岩だ。
鬼の洗濯岩
  この青島と、陸は弥生橋で結ばれているが、干潮時には、波上地形が周囲一面に現れ、陸続きとなる。
  島内は、シダ類以上の植物が75種以上自生している。特に、ビロウは約4000本が自生しており、特異の景観(特別天然記念物)となっている。
  まだ、3月というのに、熱いくらいの陽気であった。常夏とまでは言えないが、南国と言われるだけの事はある。    
洗濯岩海没部
 
 満潮時は、海水の中となるので、この辺は、岩に貝類がべっとりとついている。色も上の写真とは異なり、赤茶けている。
  宮崎県の日向灘に面する海岸で、宮崎市のこの青島付近から、南部の串間市までの約120kmを日南海岸という。我々の出かけた頃は、新婚旅行のメッカであった。。
青島
  日南海岸は、北から青島、堀切峠、約130万本のサボテンに覆われたサボテン公園、鵜戸神宮、城下町の面影が残る飫肥、大島付近の海中公園、ニホンザルの生息する幸島、野生馬の都井岬など見所が続く。一帯は志布志海岸を含めて日南海岸国定公園に指定されている。
  これらの写真は最初に来たときのものである。その後は、飛行機で東京から一飛びで来て、シーガイヤでゴルフをやった事がある。今に比べると、昔は遠い所であった。


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