秋田・赤レンガ郷土館
Akita Akarenga

秋田駅西口
  久しぶりにJR奥羽本線で秋田駅に来た。ずっと車で来ていたので、駅前に来るのは何んと40年振りである。まるでカルチャーショックであった。
  町行く人のファッションも言葉も、今では首都圏と全く変わらない感じであった。
  秋田駅は秋田新幹線、奥羽本線、男鹿線、そして羽越線の停車駅で、明治35年(1902年)に開業している。なお、現在の駅舎は平成9年に改築された新しいものだ。  
秋田駅前
  駅前の中通を西に向かう。秋田の地名は、奈良時代に飽田(あくた)又は齶田(あぎた)と呼ばれていたことによる。
  今の秋田市街は佐竹氏20万石の久保田城の城下町として発展して来たところである。なお、秋田と改称したのは未だ新しく、明治4年であった。
赤レンガ郷土館(元秋田銀行)
  駅より真西に進み、南北に流れる旭川を渡ると大町に入る。その大町に一際目につく赤レンガで出来た建物がある。元の秋田銀行本店である。
  実は秋田の城下町は、この旭川を境にして、東側(秋田駅のある方)は内(うち)町と呼ばれ、武家町であった。そして西側は外(と)町と呼ばれ町人町である。さらにこの町人町の西側は寺町と呼ばれ、35以上の寺院が集中しているところである。
  この秋田銀行本店は、その外町(現大町)の中心にあることになる。
赤レンガ郷土館
  この建物は明治42年に着工し、完成したのは明治45であった。現在は市に寄贈され、内部が公開されている。
  当時の秋田県技師、山口直昭が外部設計をしたこの建物は、一階が白の磁器タイルで、2階が赤レンガと華麗な対比を見せている。
  明治期の見事な洋風建築となっており、 国の重要文化財に指定されている。  
赤レンガ郷土館
   赤レンガ郷土館は、この建物の他に、新館、収蔵庫がある。その新館では郷土秋田の歴史・民俗・美術工芸に関する展示を常時おこなっている。
  
  この後、旭川を渡り、かつての内町(武家町)の方に行って見る。



ルート

JR奥羽本線 秋田駅下車

駅前〜旭川〜大町〜
赤レンガ郷土館


歩行時間 1.5時間
(片道1.5km)


駐車場

無し


0407/0808


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