いわき・小名浜
Iwaki Onahma

 小名浜港
  常磐道(国道6号線)を下り、茨城県と福島県の境にある奥州三関(白河関、念珠関)のひとつである勿来の関を越えてすぐ右手に見えてくるのが、小名浜の大きな煙突群である。
  小名浜は化学工業の街で、遠くからも良く見える。小名浜には何回も行っている。仕事でも、ここに外注(協力工場)が有り良く指導に行ったものだ。
  また、小名浜はいわき随一の港町であり、国際貿易港でもある。つい最近までは常磐炭鉱の石炭の積出港でもあった。
  江戸時代は、幕府直轄の港であり、東廻(ひがしまわり)船の寄港地、避難港でもあった。また、カツオ漁でも賑わった港である。埠頭は現在7つあり、外国の船も多く係留している。
  左の写真はロシアの船であった。中国、韓国航路が週3便就航している。因みに、入港船舶の数は平成14年度5年から7年頃までは年6000隻を越えていた。流石に不景気の今(平成14年)は4142隻(内外国船は574隻)と落ち込んではいる(国土交通省小名浜港湾事務所資料)がそれでも相当なものだ。
  外国船で一番多いのはパナマで、次いで韓国、カンボジアの順となっている。   
  他の港と違い、埠頭の幅が広く、何も置いていないので、車で中まで入ることが出来た。従って、夜間などは危険で、良く海中への転落事故のある所でもあった。最近は、一般車は立ち入り禁止となっている。
  小名浜には市場があり、新鮮な魚が安く買えた。今でこそ珍しくないが、秋刀魚の刺身を始めて食べたのは、この港の市場であった。脂がのっていて旨かった。 
小名浜残照   
   いわきの薄磯海岸で、肉眼では見えないが、双眼鏡で沖を見ると、貨物船がひっきりなしに就航しているのが解るほど賑わっている。潮の流れの関係で、船の銀座通りとなっているのだろう。
  小名浜に入港する船舶だけでも凄いのに、その他に漁船や沖を通過する船を含めると相当な数であった。海岸で、ひねもす(終日)、波と沖行く船を眺めているのもいいものであった。  



ルート

 
常磐道 いわき勿来IC
〜植田〜小名浜〜小名浜港

歩行 1時間

休憩所・駐車場

駐車場 市場 無料
 
トイレ・休憩所 無し

8101/0309
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