HOGEは割引券マニアなのです。 |
たいていの本屋では、図書券で支払っても現金でおつりをもらえます。従って、金券屋で図書券と図書カードが同じ割引率なら、図書券を買うとお得です。では、割引率が違う場合はどうでしょう。販売価格96%の図書券500円券2枚で600円の文庫本を買った場合、400円現金でおつりがもらえるので、実際の現金支出額は1000×0.96-400=560(円)となり、比率は560÷600=0.933…(%)となります。販売価格95%の図書カードよりお得なのです。では、より一般の場合について、分岐点を計算してみましょう。金券屋の相場として、割引率は図書券(500円券)4%、図書カード5%、としておきます。
分岐点の値段なら、どちらで支払っても損得なしです。お財布には図書券と図書カードの両方を入れておくのが、倹約家のマナーなのです。 (追記)図書券が廃止(使用は今後も可)され図書カードに一本化されたため、金券屋での図書券の入手は困難になりました。これからは図書カードで支払うしかないようです。 |
百貨店では、全国共通百貨店商品券(1000円券、金券屋の相場は98%)などで支払うとおつりがもらえますが、その他の商品券(信販系など、額面各種、相場は97.5%)ではおつりがもらえません。この場合は、支払額未満の金額をその他の商品券で支払い、残りわずかの部分を全国共通百貨店商品券で支払えば(実際にはまとめて払うわけですが)、おつりがもらえます。一般に信販系の商品券はおつりが出ないので、特に高額面の券は若干相場が安いのですが…東急ハンズでは、一定の条件を満たせば、信販系の商品券でも現金でおつりがもらえるようです。東急ハンズはもとが高いという説もありますが、ショッピングマニアには結構気になる商品が多いので、お買い物の際には有効利用できそうです。 |
ジェフグルメカード(1000円券、金券屋の相場は97%)は加盟店での飲食代に使用することができます。そして、このカードで支払うと(おそらく)おつりがもらうことができます。したがって、「おつりの出ないお食事券」で大部分を支払い、端数をジェフグルメカードで支払えば、若干お得です。 |
ほとんどの株主優待券は、株主でなくても使えます。実際、金券屋ではさまざまな株主優待券が販売されています。一般的には無料券の類は売買が盛んで、単なる割引券はあまり売買されていないようです(JRやワタミは例外)。飲食店の場合、販売価格は、その飲食店の利用のしやすさに応じて、額面の90%から95%程度のようです。株主優待券は権利確定日の約3ヶ月後に届くので、金券屋に並ぶのはその直後の時期ということになります(それ以外の時期は入手困難です)。 |
普通の金券は、支払額(税込)から割り引かれるのですが…世の中には違うものもあります。他にも、割引券を入手して使ってみたら、券面記載の条件以上にお得になることが、ときどきあります。 デニーズ(株主優待券:500円券:2005年5月配布分で終了) ジーンズメイト(株主優待券:1000円券) サイゼリヤ(株主優待券:1000円券・3割引券) すかいらーく(株主優待券:500円券・25%割引券) フォルクス(株主優待券:500円券) 上新電機(株主優待券:1割引券) |