最近、JR東日本の路線が長時間とまることがたびたび起きています。そのことに関して、一部にJR西日本と同一視するという誤解が発生しているようなので、ちょっと注釈。マスコミも含めて、JRとひとくくりで考える人達が多いのですが、JR西日本とJR東日本とでは会社の考え方がすごく異なっているように見えますし、事件事故の性質もまったく違っています。 ○JR東日本: 中央線高架化による障害、山手線路盤沈下による障害、常磐線架線切断による障害、いずれも保守および土木工事に関する不手際です。首都圏は電車の運転本数が多く、世界的に見ても、線路の保守が最も難しい場所のひとつでしょう(日本では東海道新幹線に次ぐ2番目でしょうか)。保守・工事に関するノウハウの伝承がうまくいっていない気がします。JR東日本は、安全に疑問が生じた場合に比較的あっさりと電車を止めるので、今後も電車はしばしば止まるかもしれませんが、責任人身事故の可能性は低いように思います。某週刊誌と喧嘩している場合では…。 ○JR西日本: 信楽高原鉄道事故・大阪での消防隊員死傷事故・尼崎事故など(最近では悪天候に伴う速度制限を無視した事件や保線作業員死傷事故など)、危険な状況での運転継続やスピードアップに伴う事故が多いように思います。関東に引っ越してからは現場を見る機会が少なくなったのですが、尼崎以降も、「止まるより進め」の社風(?)は残っているように思います。今後の改善が期待されています。うかつに先頭車に乗るのは、まだちょっと怖い気がします。 …まあ、いずれの会社も中小私鉄と比べると安全に関する設備は整っており、運転本数が多いから事件事故も増える、都市部だからマスコミネタにされやすいという、同情できる部分もあるのですが。 #事故状況を考えると、尼崎より宿毛の方が重大だと思うのですけどねえ… #もちろん、いずれも極めて重大な惨事なのですが。 |
ここ2週間ほど、下宿の電話に同一番号(050で始まるIP電話)から毎日電話がありました。たまたま外出中やら寝ていたやらで電話に出ることができず、ついに着信記録が電話機の容量一杯になってしまいました。今後出張が控えているため、これ以上同じことを続けられると、他の電話の着信履歴が残らないなどの問題が生じます。ということで、意を決して、謎の電話番号にTELしました。 繋がる相手の予想は、過去の迷惑電話の経験を踏まえ、 (1)マンション屋 (2)インターネットおよびIP電話関係 (3)先物等金融関係 のそれぞれ新規セールスだと予想したのですが、繋がった先は電話代行業者とはいえ、意外な企業でした。 **** 「朝日新聞から依頼を受けて新聞代を振り込みでのお支払いに切り替えていただくよう案内しております」 しかし、(もちろん電話代行業者だから)朝日新聞社とは名乗らないし、「そちらは茨城県からですか?」とかさっぱり要領を得ません(当方千葉県)。どうやって電話番号を知ったのかと聞くと、朝日新聞から名簿を回してもらったとのこと。そして、迷惑していることを伝えると、「こちらに住所氏名をお知らせいただければ、販売店に伝えますが…」。どうやら、電話番号だけ言えば電話を止めてもらえるという私の考えは甘かったようです。これでは、本当に朝日新聞なのか、振り込め詐欺なのか、区別がつきません。さすがに、住所氏名は教えられません。その後も煮え切らないやりとりが続いたため、本当に朝日新聞かどうか疑わしいと思いながらも、ついにキレました。「(そんなに新聞代の集金が面倒ならば)新聞の購読そのものを止めます!うちは読売もとってますから困りませんので!」(カッコ内は思っただけで言ってはいません。)電話の向こうで何か戸惑うような声が聞かれましたが、無視して電話を切り、近所の朝日新聞販売店に確認の電話を入れました。この時点では、本当に朝日がこんなアホなことをするのかどうか、まだ半信半疑でした。 **** ということで、朝日新聞販売店に、迷惑していること、上記のやりとり、先方の電話番号を伝え、本当に朝日新聞かどうか確認してもらいました。そして、数分後、結果が判明しました。「本社が振り込みキャンペーンをするというので、名簿を提出したのですが、まさかこんなことをやっているとは…」とのことで、結局、一連の迷惑行為は朝日新聞社のものだと判明しました。こうなれば、行くところまで行くしかありません。「明日から配達不要。今晩に今日までの集金に来てくれ。」と伝えて、おしまいにしました。(年間契約しているので、しかるべき方法(怪しげな電話で振込みを指示とかでなく)で請求されたら契約分の新聞代は払いますけどね。) 謝りに来られた販売店員と、結局今月分の集金を辞退された販売店は何も悪くないので気の毒なのですが、「上からの指令は絶対で販売店は本社に何も言えないのですよ。さすがに今回は店長は本社に文句言ってますが…」というシステムが、困りものです。 #どこぞのガス会社もそうだったようだし、世の中、この手の話はたくさんありそうですが… **** それにしても、なぜ朝日新聞社が電話代行業者を使って振込みのお願いをしようと考えたのか、未だに理解できません。新聞社は腐ってもオピニオンリーダー。当然、現在社会問題となっている「個人情報保護」や「振り込め詐欺」に関する民衆の意識は熟知しているはず。電話代行業者が何であるかも、理解しているはず。それなのに、なぜ、と思います。 #それとも、新聞社にとっては、拡張団を使っている以上、何でもありの世界なのでしょうか。 |
宝ヶ池公園をお散歩してきました。 |
8月11日の朝日新聞の件の続報。そのときには「今月分の集金は辞退します」と言っていたのに、今日、別の人が集金に来ました。ま、払うべきものは払っておいた方が後腐れがないので、何も言わずに支払いました。そして、その直後、先日やってきた人が来て、集金のことには触れず何故か改めてお詫びをされ、トイレットペーパーを置いていかれました。新聞配達店内での仕事の杜撰がよくわかった一日でした。 |
最近、郵便局の郵便にかわって、クロネコメール便でダイレクトメールや小冊子が届けられることが増えてきました。私は単身であり、1週間以上の出張が多いため、そのときには郵便局に「不在届」を出します。すると、不在期間中は郵便物の配達が止まり、不在期間開けにまとめて配達をしてもらえます。防犯上はもちろん、私の下宿の郵便受けは吹きさらしであるため、郵便物をダメにしないためにも、「不在届」は必要です。しかし、もちろん、「不在届」の効力は郵便局からの郵便物だけです。ということで、クロネコ(ヤマト運輸)に問い合わせてみました。現場レベル(地区のメール便センター)から回答があり、連絡を受ければそのように努めるとのことです。ただ、会社全体としての取り組みは行われていない様子でした。猫さんは郵便局に対抗しようといろいろとがんばっており、基本的には消費者にも悪くない方向に動いているとは思うのですが、システムの整備がちょっと追いついていない気がします。 #不在情報の悪用だって考えられるわけで、会社全体としての対策が当然必要だと思います。 (後日追記)本社に問い合わせても、現場に連絡してくださいとの回答でした。 |
今日は業務上の話。数日前、バングラディシュの見知らぬ人から突然E-mailが届きました。要約すれば「あなたの論文『hogehoge』に興味を持ちました。私は修士まで出ましたが、本国ではこれ以上勉強できません。日本で博士の勉強をする経済的援助を得られませんでしょうか?」というものです(もちろん原文は英語)。この手のメールは初めてなので、数人の先生に相談しました。 「君の論文に興味を持っているのに『Dear Sir』で始めるのはおかしくないか?これ、コピペしまくっているでは?」 とまず指摘され、さらに調べると 「私のところにも同じものが来ました。しかも、分野も違う他人の論文を『あなたの論文』と書いてます。」 とのこと。どうやら、数名の先生に言われた「単に日本に行きたいだけの東南アジア人が多いから気をつけろ」という指摘が当たっていた模様です。私の近辺ではありませんが、大学で留学生が失踪する事件は昨今多発していますからねえ。気をつけないと。 #念のため、東南アジアからでも、真面目な留学生も、真面目な研究上の問い合わせメールも、もちろん、あります。 |