脚本「すすめ、パピプランへ！」

　でんせつのおじいじいさんが、さばくのみやこパピプランにはたからがいっぱいあるという。子どもたちは、たからさがしのぼうけんのたびに出る。さばくのあつさ、すなあらし、さいすせさそりも出てくるが、どうにかこうにか、パピプランの入口までたどりつく。しかし、そこには、たからのまもりびと１号のまみむめもんばんと、たからのまもりびと２号のがぎぐげごじらがいた。さあ、子どもたちは、パピプランのたからを手に入れることができるでしょうか。

※こどもグループはひつようにおうじて、「あたまがいちばんぐるーぷ」「うんどうがいちばんぐるーぷ」「きゅうしょくがいちばんぐるーぷ」などにわかれてもいい。あるいは「はじめのこどもぐるーぷ」「あついさばくのこどもぐるーぷ」「すなあらしのこどもぐるーぷ」「まみむめもんばんのこどもぐるーぷ」「がぎぐげごじらのこどももぐるーぷ」といったように場面ごとで、パートをわけるやりかたもある。あついさばくや、すなあらしも一つのグループとしてとうじょうするやりかたもある。まあ、ぜんたいの人数におうじて、てきとうにやればいい。（どのげきもそうだが、５人から２００人ぐらいまでの人数でやれる。）

　さて、げきのはじまり、はじまり。でんせつのおじいさんグループ、あらわれて、「でんせつのおじいさんのかたり」をはじめる。これからげきのはじまりだ。

こども22　まっしろいつぶつぶになっちゃったよ。（こなをなめる）あっ、しょっぱい。あせは、しおでできているんですね。

こども26　だから、あつくて、あつくて、からだじゅう、しおだらけで、しおが、あるってことだから、しおがないんじゃなくて、しおがあるってことに　ならないかな。

と、こどもたち、つぎつぎに、つめたい水の中に、とびこんでいく。と、そこは、もう、でんせつのみやこパピプランだ。いよいよ、たからのまもりびと２ごう、がぎぐげごじらのとうじょうだ。

と、できたら、ごじらのこえは　ほんもののかいじゅうのこえを　ボリュームを最大（？）にして、やれたら、いいな。とにかく、なんか、ものずごく、見ている人を　おどろかせて、アッと　おもわせたら、せいこうだ。こえをきいた　こどもたち、こわさと、おどろきで、うろたえる。

こども89　ごじらの　かおは　こわいから、じーっと見てたら、きっと、なきたくなる。ぜったいにわらわない。だから、ぜったいに　かつ。

　　なにをやっても、がぎくげごじらにかてないこどもたちは、さいごのしゅだんをつかいます。「あれ」というのは、「いい子、いい子」と頭をなでなでしてあげることです。はじめて人間にやさしくされたがぎぐげごじらは大よろこびです。あくしゅをして、もうなかよしです。さいごは、みんなで元気にせりふをいって、歌をうたっておしまいです。