アイテムの歌
アイテムの歌リスト
●まほうの かたな
●まほうの すず
●まほうの うちわ
●まほうのぼうしのう
●まほうのつえのうた
●まほうのマントのうた
 
まほうの かたな(「つきよの もりの ものがたり」から)
ìì ì í íí
ぼくらの 手には
まほうの かたな
いざなぎ いざなみ
すさのおの
やまたの おろちも
まっぷたつ
きれない ものは
ひとつも ない
びゅん びゅん びゅるるん
まほうのかたな
びゅん びゅん びゅるるん
まほうのかたな
ぼくらの 手には
まほうの かたな
いざなぎ いざなみ
すさのおの
やまたの おろちも
まっぷたつ
 
※「つきよのもりのものがたり」は、鳥や森の木、風たちに出会いながら、出会うたびにまほうのアイテムを一つずつ手に入れて、先に進んでいきます。まるでロールプレイングゲームの典型のような話になってます。が、この劇を作った頃は、コンピューターゲームもまだこの世に出てなくて、アイテムなんて言葉も知りませんでした。いま考えると、我ながら良くできているなと、自分で自分をほめてやりたい気分です。この歌を作ったとき、「いざなぎ、いざなみ、すさのおの、やまたの、おろちも、まっぷたつ」という言葉が浮かんで、「やった!」と思ったのを覚えています。
 
まほうの すず(「つきよの もりの ものがたり」から)
ìì ì í íí
チリリン チリリン
チリリン リン
まほうの すずは
ぼくらの ゆめさ
ぼくらの こころ
はこんで くれる
 
チリリン チリリン
チリリン リン
まほうの すずは
ぼくらの ちから
ぼくらの ねがい
かなえて くれる
チリリン チリリン
チリリン リン
 
※モーツアルトの「魔笛」にまほうの鈴の歌があるので、その向こうをはって「まほうのすず」という歌を作ってみました。まほうのかたなで切られそうになったみどりの森のみどりの木たちが、「まほうのすず」を子どもたちにわたします。そして、風の谷の風の子たちをこのすずでふにゃふにゃにします。出会ってはアイテムをもらい、それをすぐ次で使って……、という具合に、とんとんと進みます。
 
まほうの うちわ(「つきよの もりの ものがたり」から)
ìì ì í íí
まほうの うちわ 大きな うちわ
かぜの かみさま かみなりさまも
ぼくらに ちからを かしとくれ
バタバタバタンバタン
かぜ おこれ!
バタバタバタンバタン
かぜ おこれ!
ひとふき すれば
かばも とぶぞ
 
まほうの うちわ 大きな うちわ
かぜの かみさま かみなりさまも
ぼくらに ちからを かしとくれ
バタバタバタンバタン
かぜ おこれ!
バタバタバタンバタン
かぜ おこれ!
ふたふき すれば
ぞうも とぶぞ
まほうの うちわ 大きな うちわ
 
※このうたは、まほうつかいと子どもたちのかけあいの歌のあとで歌います。かけあいでは子どもたちが負けそうになって、そういえば、風の子たちにもらった「まほうのうちわ」があるというので、まほうのうちわで、まほうつかいをふきとばします。空に飛ばされそうになって、まほうつかいたちは「ごめんなさい」とあやまって、めでたしめでたしなんですが、空を飛ぶのがまほうつかいだとしたら、空に飛ばされそうになってあやまるまほうつかいというのは、いったいぜんたい、いるのでしょうか。
 
まほうのぼうしのう(「小さな小さなまほうつかいたちの大きな大きなぼうけんの話」から)
ìì ì í íí
まほうのぼうしよ、出ておいで
まほうのぼうしよ、出ておいで
くるり、くるり、おどりだせ
とんぱら、ぴんぱら、おどりだせ
おどる、あほうに、見るあほう
おなじあほなら、おどらにゃ、そんそん
とんぱら、ぴんぱら、とんぱらぴん
とんぱら、ぴんぱら、とんぱらぴん
エロイム、エロイム、エッラッサ
エロイム、エロイム、エッラッサ
 
※まほうのアイテムの歌を集めてみたら、ちゃんとしたまほうアイテムは「つきよのもりのものがたり」と「小さな小さなまほうつかいたちの大きな大きなぼうけんの話」の二つの劇ぐらいで、あまりありませんでした。これは、作った本人も意外でした。これは、出てくるキャラクターがはじめからまほうみたいな存在で、わざわざアイテムをもちだすまでもないという「うた」が多いためかもしれません。火のリズムはアイテムを出すまでもなく最初から火を出しますし、てんぐやかっぱはキャラの歌がそのまま「まほうの力」を持ってます。でも、まほうのアイテムの歌がすくないことがわかったので、また、何かのアイテムの歌を作ろうかなと思ったりしています。
 
まほうのつえのうた(「小さな小さなまほうつかいたちの大きな大きなぼうけんの話」から)
ìì ì í íí
はらぺこりゅうは はらがいっぱい
雨は下から上にふり
西にのぼった、お日さまが
東の空に、しずんでく
夏はさむくて、冬あたたかい
世の中、へいわで、
せんそうなんか どこにもない
まほうのつえを、ひとふりすれば
ぼくらはいつも、しあわせさ
クルリ、リルク、クルリ、リルク
 
※「まほうのつえのうた」は、全てが「はんたいことば」の歌です。ブレヒトの『セチュアンの善人』に出てくる「けっして来ない聖者の日」の歌の中に「草は天からさかさに生え、川は下から上へ流れ、ひと皆善人ばかりなり」というくだりがあります。全てが反対ことばで語られていく「けっして来ない聖者の日」を頭に浮かべながら作ったというのは、本当の話なのですが、さて、子どものぼうけん物語の中に、この歌はうまくおさまってくれているのでしょうか。
 
まほうのマントのうた(「小さな小さなまほうつかいたちの大きな大きなぼうけんの話」から)
ìì ì í íí
かぜよ、ぼくらを、はこんでおくれ
くもよ、ぼくらを、つつんでおくれ
ぼくらのゆめは、空を走り、星をめぐる
めぐりゆく
イカロスよ、ペガサスよ
七つの星のなかまたち
まほうのマントに、力をおくれ
ふわり、ふわり、空をとぶ
まほうのマント、空をとぶ
 
※「まほうのマント」を使って、どうやって空を飛んだら良いのかを、まじめにたずねられたことが何回かありました。そのたびに、「すみません、ぼくはまだ一度もマントを使って空を飛んだことがありません」と答えるのです。(じつは、ぼくは高所恐怖症でもあるのです)。が、たずねた人はいつも決まって「そうですか……。」と、期待がはずれたかのようにがっくりと肩をおとします。だれか、空の飛び方を知っている人がいたら、ぼくに教えてください。たずねられたときに、人を悲しませないために……。
ìì ì