一力齋は、万治二年創業以来、代々柳田家が世襲していた提灯屋です。屋号「一力齋」の由来は、五代目に遡ります。元々柳田家は、蔵造りの町並みで有名な南町(現在幸町)にあったことから「南町の提灯屋」として知られていましたが、五代目は、道楽もしたが仕事も良くした人で、二分金を一里も並べられる程持っていたといいます。一両は四分、二分金貨二枚で小判一枚となります。そんな力をもじって「一力齋」としたということです。この五代目以後、柳田家の当主は代々「一力齋」を名乗ってきました。
現在の「一力齋 津知屋提灯店」になったのは、九代目柳田惣次郎に家業の継ぎ手がなく、明治四十五年から大正七年まで修行をしていた土屋房吉に十代目を継がせたのが始まりです。現在は房吉の孫の一男が十一代目を引き継ぎ、手書きの伝統を守っております。

万治二年(1659年)創業 
初代   柳田家、南町(現 幸町)に店を構える。
五代目  一力齋ソ蝶を名乗る
九代目  柳田惣次郎
十代目  土屋房吉 一力齋襲名 大手町に店を開く
十一代目 土屋一男

「十代目一力齋作」 


営業時間 9:00〜18:00 定休日 日曜日・祝祭日
郵便番号350-0057 埼玉県川越市大手町2-4
お問い合わせ  

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