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週刊「よりよい生き方」 NO.13
01.09.02
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○ひとこと○
相手を理解することはできません。
できることは「理解しようとすること」です。
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こんにちは、発行者の礒ひろしです。
「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。
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好きな人、嫌いな人
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人間の目が外を向いているせいか、人のことはよくわかります。
しかし、自分のことになると、よくわからないものです。
自分のことを棚に上げて、相手の欠点を攻撃する人がいます。
それとは反対に、相手のよいところをさりげなくほめる人もいます。
人の心は本来シンプルであり、好き嫌いを基準にして物事を見ます。
好きな人の場合、長所を注目しますが、嫌いな人は短所ばかりに目が向きます。
好きな人からはいろいろと多くのことを学びますが、通常、嫌いな人からは何
も学ぶことができません。
学べるとすれば、その嫌いな人から離れてしまった後です。
「ああ、これはこういうことだったのか」と、思い出の中で学びます。もしも、
そばにいる間に気づけば、関係を修復することも可能です。こうしてできた人
間関係は偏りがなく、お互いに尊敬し合える間柄となります。
もちろん、この関係を築くには時間がかかります。時間をかけても成果の出な
いこともあります。本質的・生理的にどうしても受け入れることのできない人
もいます。すべての人と仲良くすることは、やはり不可能でしょう。
嫌いな人、苦手な人、理解できない人、そういう人たちとの出会いにも、実は
意味があるのです。冷静に観察すれば、こういった人たちには自分と同じ短所
があることがわかります。つまり、嫌いな人と仲良くするのは困難であっても、
自分の欠点を見つけ出すことができれば、その出会いには価値があるのです。
人間はひとりで生きていくことはできません。
人間は人間から、多くのことを学ぶようにできています。
たとえ仲良くできなくても、全ての出会いから何かを学ぶことはできるのです。
人間は、もともと中国からきた言葉で「じんかん」と読みました。
じんかん、すなわち人と人の間です。
人と人との間に、愛があり、学びがあるのです。
嫌いな人からも、なにかを学ぼう。
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○今週のことわざ○
「一期一会」 (いちごいちえ)
一生に一度会うこと。一生に一度限りしかない人と人との出会いのこと。だか
らこそ、人との出会いを大切にせよという教え。(茶道の心得)
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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>
「よりよい生き方」も創刊から3ヶ月が過ぎようとしています。なんとか無事
続けていけるのも、読者の皆様のおかげと感謝しています。
ありがとうございます。
まだ始まったばかりですが、これからもよろしくお願いいたします。
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<発行者> 礒 ひろし (いそ ひろし)
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