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       週刊「よりよい生き方」　　　　 　NO.31　　　　 　 02.01.06
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新年　あけましておめでとうございます
皆様にとって、すばらしい1年になりますことをお祈り申し上げます。

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○ひとこと○

いかなる成功にも、最初の1歩があります。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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　　　　　　　                答えは自分の中にある
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夢は人を成長させる原動力です。
夢があるからこそ、多くの試練に立ち向かい、乗り越えることができます。

子供の頃に描いた夢を実現できる人は少数です。
多くの人は、小さな頃の夢を忘れてしまったのかもしれません。
しかし、本当に忘れたのは夢ではなく、何かに感動できる純粋な心です。

感動する心を持つためには、心の受け皿が必要です。受け皿がなければ、新し
いものが入ってきても受け止められず、心に残ることもありません。チャンス
が目の前にあっても、気付かずにやり過ごしてしまいます。

うまくいく人は、心の受け皿を大きくするように努めています。
心の受け皿が大きくなれば、人間の器も大きくなります。
器が大きな人は、あたりまえのことや、小さなことであっても大切にします。

小さな成功体験を積み重ねることが自信に変わり、自分を認めるように、人に
対しても寛容になれます。自分を信じると、物事がうまくいって良いことが重
なり、ますます幸福になれるものです。

孟子が提唱した「良知」とは、良い知識という意味ではなく、先天的に知って
いることです。つまり私たちは、子供の頃から幸せになる方法を知っているの
です。小さな頃の夢を、もう一度思い出してみてください。

その夢を叶えることよりも、夢と一緒に持っていた純真な心を取り戻すことが
大切なのです。答えは自分の中にあります。もともと、誰もがよい人生を歩く
コツを知っているのです。

感情も自分自身です。よほど心の強い人でない限り、感情をごまかして生きる
ことはできません。感情を押さえつけてばかりいると、心の病を呼び込みます。
子供のように、時には笑い、時には泣くことも必要です。

大人としての分別は必要ですが、人知れず涙を流したり怒りを発散する、自分
のための時間を設けることが大切です。自分のための時間が良知を呼び覚まし、
よい人生の第一歩を踏み出すことができるのです。

小さな頃の素朴な心を取り戻そう。

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○今週のことわざ○

「笑う門には福来たる」

いつも笑い声が満ち、和気あいあいとした家には、自然と幸福がやってくる。

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○先賢のことば○

孟子は言う。
「人間がとくに学ばずともできる能力が、人間に備わる良能である。あれこれ
と考えずともわかる知恵が、人間の良知である。ようやく骨組みができて立て
るようになったばかりの児童でも、その親を愛することを知らぬ者はない。
大きくなればその兄を見て、一目おかぬ者はなかろう。親に親しむのが仁の心
であり、年長者に一目おくのが義の心である。仁義とは、ほかでもない、この
ような素朴な心を、天下にあまねく通行させることなのである」
（孟子（もうし））

先に紹介しました『孟子』にあります「良知」の記述です。良能良知は、先天
的に備わっている意義深い知能です。良知にたどり着くために、多くの先賢が
自分を見つめる努力を積み、人間を磨きました。身体は一時的なものですが、
生命は永遠の相続です。つまり、私たちの意識の深層は無限の過去につながり、
未来に通ずるものです。それほど人間とは、奥深く素晴らしい存在なのです。

（『王陽明』安岡正篤著　1997年　　黙出版　）参考

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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

新しい年と共に、心新たにメルマガを発行したいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

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