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        週刊「よりよい生き方」      NO.34       02.01.27
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○ひとこと○

人に対する悪い感情は、自分に跳ね返ってきます。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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                           優しさとゆとり
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物事がうまくいかない原因は、焦りから生まれます。
あせりからストレスが生じて、短気を起こしたり大きなミスをします。

日常に忙殺されると目先に気をとられて、もともと備わっている良い部分も影
が薄くなります。忙しいとは「こころをなくす」という意味です。
心が亡くなれば物事もうまくいきません。

そんな時は自分に、「今、やさしさを忘れていないだろうか」と問いかけてみ
てください。意識的な問いかけが、冷静さを呼び戻します。

「ゆとり」はやさしさから生まれます。
ゆとりと優しさには相互関係があります。

やさしさを忘れるから、ゆとりがなくなって焦りが生まれるのです。
ゆとりを持とうとするよりも、やさしくなろうと努めることが先決です。
何事も基礎を固めることが大切です。

やさしさは本来、誰もが持ち合わせています。
小さな子供でも、母親がケガをした時には「だいじょうぶ?」と声をかけます。
また、子供が転べば「大丈夫かな」と心を配らない人はいません。

人から優しくしてもらうと嬉しいように、優しさは喜びを運びます。
自分に対して温厚になると心が穏やかになって、人に対して親切になれます。
こうして良好な人間関係がはぐくまれ、人生がより豊かなものへと変化します。

優しくすることは、甘やかすことではありません。
優しさには「規律や秩序」がありますが、甘やかしにはありません。
自己否定する人は、この違いに気付いてないのではないでしょうか。

自分を否定していては自分自身に優しくなれません。
自己を肯定し認めるところから、大きな優しさが生まれます。自分にやさしく
なれた時、心の扉が開いて本来の良さを取り戻すことができるのです。

自分にやさしくなろう。

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○今週のことわざ○

「恩を持って怨みに報ず」 (おんをもって うらみにほうず)

うらみのある相手にも、心を広く持って、恩義でお返しをする。

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○先賢のことば○

他人を支配する人は偉大である。
しかし、自分を支配できる人はもっと偉大である。
(老子)

偉大な人は、自分を管理(支配)できる人です。

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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

「忘れる」も「心を亡くす」と書くんですね。日本語は実に味わいのある言葉
だと思います。言葉を大切にしたいものです。

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