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        週刊「よりよい生き方」　　　　　NO.42　　　　　 02.03.24
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○ひとこと

与えるということは、より多くを受け入れることです。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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　　　　　　                　知識を知恵に
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悪いことが重なると、自分を責めることがあります。
もちろん、誰かのせいにしたくなることもあるでしょう。
自分や他人を責めるのは容易いですが、そこには進歩がありません。

自分を責めたり、人のせいにしても物事は改善されません。
改善とは、そこから学べることを吸収し、無知を知恵に変えることです。

まず、悪いことが永遠に続かないことを知り、何かを学ぶことが大切です。
学ぶ方法には、誰かに聞くことと、本などで調べるほかに、自分に問いかけ、
行動を通して知る方法があります。
どれかひとつでいいのではなく、バランスよく吸収することが大切です。

苦悩の原因は無知です。そして、苦悩を解決する方法は「知る」ことです。
知るためには、自分が「何を知っていて、何を知らないのか」を明確にしなく
てはいけません。そのために必要なものは、すなおな心です。

すなおな心があると、短所も長所も含めて、あるがままの自分を認めます。
認めるということは、勇気がある証です。

自分の弱さを認めましょう。
一生なおらない短所があることを認めましょう。

もちろん、自分の善さも認めましょう。
自分の強さとやさしさを認めましょう。

いろんな自分を認めた時、本当にすなおな気持ちになれるのです。
すなおな自分の中には、もうひとりの自分がいます。

もうひとりの自分との対話から、多くの改善策が見つかります。
改善策が見つかったら、行動しましょう。もちろん、無理のない範囲で・・・。

知識を知恵に変えるのは行動です。
人は行動を通して、喜びや悲しみを知りながら多くを学びます。知識と体験が
伴うことで知恵を育み、ひとまわりスケールの大きな人間になるのです。
人生における経験には、なにひとつ無駄なことは無いのです。

自分の体験を大切にしよう。

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○今週のことわざ○

「言葉は心の使い」

心に思っていることは、自然とことばに現れるものである。

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○先賢のことば○

われわれの存在は、人生から何かを与えられるためにあるのではなく、人生に
与えるためにある。
（ウイリアム・オスラー）

人生は何も与えてくれません。人生に意味があるのではなく、私たちの存在そ
のものに意味があります。そして人生に意味を与えるのは、私たちなのです。

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ご購読ありがとうございました。
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「ふろく」

つらい・さみしい・耐えられない・・・こんな時、
「ああ自分は、まだまだ、だな～」と考えてみてはいかがでしょうか。

原因を探すよりも、今の自分を客観視すれば、スッキリすることがあります。
けっして逃げの一手ではなく、発展途上にあるんだと「自分に言い聞かせる」
ことで、より前向きに物事に挑むことができるものです。

忍耐は自分のスケールを大きくしますが、時には、かわすのもよいでしょう。
相撲の決まり手には、「勇み足（いさみあし）」や「踏み出し」などがあり、
自分の力を相手に加えることなく、勝つこともあるのですから。

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＜あとがき＞

桜便りを聞きながらも、寒暖差の激しい昨今です。体調管理には、くれぐれも
お気をつけいただき、ご自愛ください。実は、５年ぶりに風邪を引きました。
健康のありがたみを、ひしひしと感じております。

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