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        週刊「よりよい生き方」　　　　　NO.64　　　　　 02.08.25
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○ひとこと○

人によって傷つけられても、人のおかげで癒されるものです。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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　　　　　　　                    心の多様性
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同じ景色を見て、美しいと思う時があれば、なんとも思わない日もあります。
目に映るものが同じであっても、その時々の気分や心情で見え方が変わります。
外側の現象を、内にある心が自由に解釈して、快・不快を決めています。

さまざまな角度から眺めると、ものの見え方というものは多様なものです。
いろいろな見方をすることによって、心の幅が広がります。
固定観念にとらわれることなく、思考に多様性を持ちたいものです。

顔や体型が違うことは納得できるのですが、見えない心の違いは、なかなか理
解できません。目に見えるものでさえ、違いに気づかないことがあるのですか
ら、目に見えない心の違いは、意識していないと見過ごしてしまいます。

人の考え方はそれぞれ違います。
自分と同じ考え方の人ばかりではありません。
むしろ、違って当然と考えるほうが自然で無理がありません。

ストレスは無理をするところから生じるものです。人に対する怒りや憎しみの
気持ちは、自分との違いを認められないところから発生します。

自分の物差しで考えれば、相手の気持ちを理解できずに、時間と共にますます
怒りが強くなります。しだいに相手を責める気持ちが強くなって、全ての責任
をなすりつけようとします。

自分のことを棚に上げて、人を責めたところで、一時の快楽があったとしても、
心がスッキリとはしません。
狭い了見で考えれば考えるほど、自分がみじめになるばかりです。

相手を許すことは、自分のせまい心を許すことなのです。
しっかりと自分を許しきると、相手に対する怒りが消えてしまうのです。

時には、同情に変わることさえあるでしょう。
「あの人はかわいそうな人だ・・・」と考えられるようになると、みじめだっ
た過去の自分を許し、ひとまわり大きな自分に気づくことができるのです。

多様性を認めていくと、小さなこだわりがなくなります。多様性を認めるとこ
ろから、それぞれに違う相手を尊重して、人を大切にできるのです。
そこから心が広くなって、小さな物差しが不必要になるのです。

ちいさな「ものさし」を捨ててみよう。

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○先賢のことば○

人間、志を立てるのに遅すぎるということはない。
（ボールドウィン）

何事にも、遅すぎるということはないと信じたいものです。

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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

すこし秋らしくなりました。（気が早いかもしれないですが・・・）
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、どうかお体を大切にしてください。

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