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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 　NO.85　　　　 　 03.01.19
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○ひとこと○

無くしたものを嘆くのではなく、今あるものに感謝して大切にするところから
運が開けていきます。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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　　　　　　　　　　　　　　　　積極的に生きること
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積極的に生きる人には活力があります。
活気や元気というものは、本来だれもが持ち合わせている力です。

体が疲れていても、心は活き活きとしていたいものです。
心に活力がなくなると、疲れがたまって病気になる可能性も高くなりますが、
心に活力があれば、体の健康を保つことができます。

たとえ病中でも、心に活力があると、人生の楽しみを見つけられます。
活気のある人は、何かを失くしても、それ以上の収穫を得られるのです。
元気があれば、いかなる困難も乗り越えられるのです。

積極性が運命を拓（ひら）きますが、時には慎重さも必要です。
消極的になるのは「疲れているので少し休みなさい」というサインです。
サインに忠実だと、わずかな息抜きや気分転換でエネルギーを回復します。
回復したら、また歩き出せばいいのです。

自分が疲れていることに気づいたら、しっかり休むことも大切です。
休む時は、散歩や簡単な掃除など、無理のない範囲で体を動かしたほうが疲れ
も早くとれます。前進のための休息は、中途半端なプラス思考より建設的です。

人生の長さを考えれば、まわり道や休息は、わずかな時間です。
あせって少しの時間を惜しむと、疲労が重なって身動きが取れなくなり、より
多くの時間を無駄にすることになります。

プラス思考とマイナス思考は、車のアクセルとブレーキの関係に似ています。
ブレーキの壊れた車ほど恐ろしいものはありません。ふだんはアクセルを踏み
ながら、危険に気づいた時は、早めのブレーキで安全が保たれます。
ブレーキがしっかりきくという安心感があるから、積極的になれるのです。

積極性は、肯定的な自己評価から生まれます。
「自分はすばらしい」と評価すれば、自分の長所を伸ばせます。長所を伸ばす
と、自分のプラスもマイナスも、まるごと受けとめられるようになるから、人
間的に成長できるのです。

自分の中には、いかなる状況にあっても、ほめられる部分があるのです。
自己肯定が、心身の活力を取り戻す近道なのです。

自分をほめることからはじめよう。

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○先賢のことば○

わたしはこの浮世をただ浮世として見ている。めいめいが何か一役ずつ演じな
ければならない舞台だと思っている。
（シェークスピア）

すべての生きとし生けるものは、何らかの役割を持っています。人間として生
きることにも意味があるのです。人生とは、その意味や役割を探し出す旅では
ないでしょうか。

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○ひとりごと○

ある人から、「耳の悪い人は、悪い話が入らないので長生きをする」と教えて
いただき、なるほどと思いました。

日光・東照宮の「見ざる・言わざる・聞かざる」も、悪いものを見ない・悪口
を言わない・悪い話を聞かない、という意味があるようです。

情報の氾濫している昨今だからこそ、よいものと悪いものを取捨選択する知恵
を持ちたいものです。悪く思うところからストレスが高まって、自分の心に悪
い影響を与えます。「人の悪口を言わない」「人を悪く思わない」など、主体
的にできることを実践するのも大切です。

なにごとも、身近にある「できること」からはじめたいものです。

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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

学生時代のバイト先に寄り、懐かしい人たちと再会しましたが、５０歳を過ぎ
ているのに、相変わらずはつらつとした人もいらして、うれしくなりました。
よい年の重ね方をしたいものだと思いました。

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