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　　　　週刊「よりよい生き方」　　　　 　NO.88　　　　 　 03.02.09
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○ひとこと○

誰にも、喜びや悲しみを、わかち合える人がいるものです。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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　　　　　　　　　　　　　　　　　　時は命なり
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西洋のことわざに「時は金なり」があります。
時間は、お金のように価値が高いので大切にしなさい、という意味です。
また、お金を賢く使うように、時間を賢く使いなさい、とも解釈できます。

時間とお金の共通点は、それを大切にする人は有効活用ができて、恩恵を受け
やすいことです。しかし、大切にすることと執着することは違います。
執着からは苦しみしか生まれません。独り占めしようとする人は、時間からも
お金からも見放されるのです。

相違点は、お金を失っても取り戻せますが、時間を取り戻すことはできません。
お金は不平等ですが、時間は平等に与えられています。
お金がなくても生きていけますが、時間がなくては生きられません。

つまり時間は、命と同じくらい大切です。
時間を粗末にすることは、自分の命を粗末にすることです。

うまくいっている人は、時間を上手に使います。
「忙しい」とは言いません。「忙しい」とは「こころをなくす」ことです。

日々の生活に、自分を見つめる時間を持っていれば、時間に忙殺されることは
ありません。自分の時間を持っている人は、たとえ自分を忘れても、いつでも
取り戻せるので、人のことを優先して考えられるのです。

時間管理の書籍もたくさん出ていますが、細切れ時間の活用は、多くの人に役
立つ知恵です。これは、5分とか10分の空いた時間に、自己投資のできる行動
をすることです。

この時間は、自分の好きなことに使います。
本を数ページ読んだり、音楽を聞いたり、軽い体操など、自分が楽しめる行動
をします。自分に対する5分間という贅沢な時間の積み重ねが、大きな喜びを
生み出してくれるのです。

「馬鹿とはさみは使いよう」のように、時間も使い方次第で大いに役立ちます。
自分のための時間を大切にできれば、人の時間も大切にすることができます。
そうすれば人間関係のストレスが減って、より自分らしく生きられます。
時間を大切にすることは、自分自身を大切にすることなのです。

自分にとって、贅沢な時間を持とう。

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○先賢のことば○

汝は生命を愛するか、しからば時間を浪費するな。時間こそ生命を作りあげて
いる材料ではなかろうか。
（フランクリン）

ありがたいことに、時間は、辛さを忘れさせてくれます。大きな力を持つ時間
を、大切にしたいものです。

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○ひとりごと○

言語心理学者のチャールズ・ギャラウェイは、コミュニケーションにおける、
受け手（聞き手）が感じる印象度の実験をしました。

その調査によると「言葉 ７％・話し方 ３８％・表情やまなざし ５５％」と、
言葉が与える印象は少なく、それ以外のコミュニケーション手段が大勢を占め
ました。

つまり人は、相手の言葉よりも話し方や表情をより深く記憶に留めるようです。
良い言葉を使うことは大切ですが、それ以上に伝えるための誠実な態度が重要
です。何かを伝えるには、友好的な態度がないと、うまく伝わらないようです。

伝えることよりも、伝わるコミュニケーションを大切にしたいものです。
おだやかな表情や話し方を心がけたいですね。

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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞

マスクをした人をたくさん見かけますが、手洗いやうがいなど、あたりまえの
ことを、きちんとやりたいものですね。どうか、ご自愛くださいませ。

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