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週刊「よりよい生き方」 NO.109 03.07.06
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○ひとこと○
自分はこうなりたい。自分はこうありたい。
自分自身の願望がはっきりすれば、ささいなことで悩まなくなります。
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こんにちは、発行者の礒ひろしです。
「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。
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豊かなこころ
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時には、何もかもがイヤになって、いっそのこと、すべてを投げ出したいと考
えることがあるかもしれません。憂鬱になったり、いらだちを覚えることもあ
るでしょう。世の中の不公平さを嘆くこともあるでしょう。
生きることは、うれしいことや楽しいことばかりではありません。
晴れの日があれば、雨の日もあります。
「人生は苦なり」と釈迦が説いたように、人生はつらいことや苦しいことの方
が多いものです。苦しみの多い人生に光を与えるのが、心の豊かさです。
心の豊かさは、いつでも明るく、はつらつと元気でいることではありません。
心の豊かな人は、一度も心に傷を負ったことのない人ではなく、暗闇をくぐり
抜けた人です。
豊かな心には、苦痛を味わっても、現実や自分を見失わない、しなやかさがあ
ります。プラスもマイナスも受け入れる、柔軟性と多様性が、豊かな心をつく
ります。豊かな心になるために、プラスもマイナスも知る必要があるのです。
今、自身の内面にマイナスがあるとすれば、無意味に存在しているのではあり
ません。プラスを知るために必要だから、そこにマイナスがあるのです。
孤独のさびしさを知っているから、人のありがたみがわかります。
消えそうもない心の傷を負ったから、思いやりのある人間になれるのです。
挫折や絶望を経験するから、やさしさと強さを身に付けた人になれるのです。
自分自身の辛苦は、誰とも比較できません。
不幸のかたちは人それぞれですが、不幸にも共通点はあります。
その共通点とは、自分に解決できない問題は降りかからないことです。
それを解消できるから、そこに問題があるのです。
不幸を試練と解釈して学ぶから、自身の人間性が磨かれて、心が豊かになって
いくのです。不幸は、人に絶望を強いるものではなく、人間に希望を持たせる
ためにあるのです。問題や困難は、人を成長させるためにあるのです。
マイナスを自覚している人は、心を豊かにするチャンスです。
マイナスが大きいほど、暗闇を抜けた後のプラスが大きくなります。
人生は雨の日ばかりでなく、晴れる日もあるのです。
ピンチをチャンスに変えよう。
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○先賢のことば○
私はその人柄のうちにいくらか老人的なものを持っている青年を好ましく思う。
同じように青年的なものをいくらか持っている老人を好ましく思う。
このような規則に従う人間は体が年とっても心が老いることは決してない。
（キケロ）
体が年をとるのは避けられませんが、心の若さを保つことはできます。
いつまでも、若々しい心を持ち続けたいものです。
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○心のままに○
前回、僕が通う床屋さんの話を書きましたが、そこでは毎月新聞を作っていて、
ためになることが書いてあります。今回、許可をいただきましたので、新聞に
載っていたユーモア人間７か条をご紹介いたします。
僕の好きな言葉に、「苦しい時こそ、笑ってみなさい」があります。
笑いは心を癒します。よく笑う人ほど健康です。笑いは心にも体にも良い影響
を与えます。そんな笑いの元が、ユーモアです。
笑われていると考えれば腹の立つことも、笑わせていると思えば気分が良くな
ります。人間関係の潤滑油でもあるユーモアを、取り入れてみませんか。
『ユーモア人間７か条』
1.自分の失敗を心から笑い飛ばせる。
2.カッコつけずに自然体の生き方ができる。
3.あいさつはいつも自分の方からできる。
4.気分のいいときはつい鼻歌が出る。
5.イヤな事やつらいことがあっても「何とかなるさ」とひらきなおれる。
6.遊びの誘いは断れない。
7.周りの事件や出来事にいつも興味や関心をそそられる。
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ご購読ありがとうございました。
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＜あとがき＞
自身の離婚をギャグ・ネタに使う明石家さんまさんのように、僕も自分の離婚
ネタで、人を笑わせることがあります。
つらい過去さえも、誰かと一緒に笑いあえると、心がスッキリします。
もちろん、相手の悪口は禁句です。悪口を言うと、ただの愚痴で終わります。
結婚している間も別れた後も、元妻の悪口を言わなかったことが、ささやかな
がら、僕の誇りです。
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＜発行者＞ 礒 ひろし （いそ ひろし）
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