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    週刊「よりよい生き方」     NO.112       03.07.27
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○ひとこと○

まわりの人に喜んでもらうことが、自分の心の栄養になります。

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こんにちは、発行者の礒ひろしです。

「人のため」を理念として、「よりよい生き方」を企画しました。
人間学をベースに学んだことをご紹介しながら、皆様と共に「人間として」
前進できればと願っています。

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                まわりの人たち・・・
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昔、学校の先生から「誰とでも仲良くしなさい」と言われた記憶があります。
自分が出会うすべての人と仲良くなれたら、どんなに素晴らしいことでしょう。

単純そうに見えても、人と人がわかりあえるのは難しいことです。
完全ではない人間が、すべての人と仲良くすることは不可能かもしれません。
不完全な人間にできることは、仲良くできる人と、どれだけ交流を深めること
ができるか、ということです。

あなたのまわりには、言葉にしなくても、あなたのことを大切に思ってくれる
人がいるものです。苦しいときに「苦しいから助けて」と言えば、力になって
くれる人がいるものです。

あなたの成功を、自分のことのように喜んでくれる人がいます。
あなたの哀しみを、自分のことのように、心痛めてくださる人もいます。

あなたを、そっと見守っていてくれる人がいます。
遠くから、あなたのことを気にかけてくれる人がいるのです。

「人」という字が、支え合ってできているように、人間はさまざまな人に支え
られて生きています。「人間」という文字が、人の間(あいだ)と書くように、
ひとりぼっちで生きているわけではないのです。

まわりの人とのふれあいを大事にすることが、豊かな人生を創ります。
まわりの人に感謝するから、運が開けるのです。
「ありがとう」の積み重ねが、大きな喜びを引き寄せるのです。

まわりの人に対して、何ができるのかを考えたいものです。
高価なプレゼントよりも、やさしい言葉をかけたいものです。

まわりの人に役立つことをして、喜んでいただければ、自分も嬉しくなります。
うれしさがあるから、人は充実感を味わって、豊かな心になれるのです。

自分が、してもらって嬉しいことを、人にすればいいのです。
自分がされてイヤなことを、人にしなければいいのです。

大切に思ってくれる人を、大事にしよう。

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○先賢のことば○

友情は愛せられるよりは愛することに存す。
(アリストテレス)

愛する喜びを大切にしたいものです。

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○心のままに○

僕が一番輝いていたのは、大学生の頃だったと思います。
アルバイト優先の毎日でしたが、素晴らしい出会いがたくさんありました。

「みんなに好かれている」と言っていただけるほど、人間関係に恵まれていま
した。イヤなこともありましたが、充実の日々でした。

本気で結婚を考えて交際した女性もいました。
でも、結婚を焦る彼女の言葉にプレッシャーを感じて、途中下車しました。

その女性は同い年でしたが、25歳で他界されました。

聞くところによると、結婚されて、第一子を出産して数時間後に、突然亡くな
られたとのことで、正確な死因がわからなかったそうです。
苦しむこともなく、お亡くなりになったとのことです。

いよいよこれから・・・という時に、若くして亡くなられたのはお気の毒です
が、女性として、幸福の絶頂で幕を閉じたのは、見方によっては、幸せな人生
だったのではなかろうかと思います。

彼女を思い出すと、別れ際に言われた「絶対、幸せになってね」が、もっとも
印象に残っています。ある意味では、その後の僕を支えてくれた忘れたくない
言葉でもあります。

あのころに比べると、今の自分に輝きがあるのだろうか・・・と考えることが
あります。
ときどき、選ばなかった「もうひとつの道」について考えることがあります。

しかし、これから20年経って振り返った時に、今という時代を「あのころが
一番輝いていた」と、感じられるかもしれません。また、そう思えるように、
これから自分史を書いていくことも可能です。

今日という日も、20年後には思い出の1ページです。
よい思い出は、いかなる事があっても、だれにも壊すことのできない宝物です。
宝物を積み重ねていくことが、自信につながるように思います。

自分への信頼感(自信)は、時間をかけて積み重ねるものではないでしょうか。

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ご購読ありがとうございました。
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<あとがき>

トム・クルーズと同じ1962年7月生まれの僕は、41歳になりました。
彼のように、はつらつと生きてみたいと思います。
語呂合わせで「よい・とし」にしたいものです。

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